【コーカサス/中東周遊】おすすめ観光地・ルート・費用について大公開!

アルメニア

Shozza
ハロー!Shozza(@shozzatrip)です!

今回の記事はコーカサス/中東周遊の総まとめについて!

アルメニアのエレバンから入り、コーカサスと中東の国々8ヵ国を、3ヶ月かけて周りました。

中東と聞くと、少し怖いイメージを持たれがちですが、実際は真逆。本当に人の優しさを、強く感じた3ヶ月でした。そして物価も安い。ご飯も美味しい。絶景のオンパレード。

さらには、メソポタミアとエジプト文明の両方を含むこの地域には、重要な遺跡も多い。つまり何でもある。「世界有数の大観光地帯」なんです。

ということで、この記事では、実際の3ヶ月のコーカサス/中東周遊について紹介していきます!

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コーカサス/中東周遊ルート

上の図が、実際に僕が3ヶ月で周ったルートです。

アルメニアのエレバンから入り、ナゴルノ=カラバフ(未承認国家)、ジョージア、トルコ、イスラエル、パレスチナ、ヨルダン、エジプトと、8ヵ国を周遊しました。周遊日数は90日間。

その後は、エジプトのカイロから、ケニアのナイロビへと飛び、アフリカ縦断編が始まりました

実際のルートと、訪問都市の詳細は以下です。

コーカサス/中東周遊ルート

※訪問した順、()内は滞在日数。

  • アルメニア (9日)
    • エレバン
    • ナゴルノ=カラバフ共和国(未承認国家)
    • ゴリス
  • ジョージア (10日)
    • トビリシ
    • カズベキ
    • クタイシ
  • トルコ(23日)
    • トラブゾン
    • ギョレメ(カッパドキア)
    • デリンクユ
    • アンタルヤ
    • パムッカレ
    • セルチュク(エフェソス遺跡)
    • イズミル
    • チャナッカレ(トロイ遺跡)
    • イスタンブール
  • イスラエル(8日)
    • テルアビブ
    • エルサレム
    • エイラット
  • パレスチナ(7日)
    • ベツレヘム
    • ヘブロン
    • ジェリコ
    • ラマッラー
  • ヨルダン(2日)
    • ペトラ
  • エジプト(31日)
    • ダハブ
    • アスワン
    • アブシンベル
    • ルクソール
    • ハルガダ
    • カイロ

エジプトはアフリカ大陸に属しているのですが、文化的な分け方から、僕は中東と区分しています。実際、エジプト人のほとんどがアラブ人です。

また、エジプトまでは中東から陸路で回ってきていて、エジプトからケニアに飛行機で飛んだため、便宜上、そう分けたというところもあります。ケニアから「アフリカ縦断旅」とした方が、形的にも良かったので。

 

コーカサス/中東のオススメ観光地

エレバン(アルメニア)

エレバンはアルメニアの首都で、同国最大の都市。

現存する世界最古の都市の一つと考えられており、旧約聖書の創世記に記述されている「エデンの園」があった場所であると言われています。

アルメニア自体、あまり知られた国ではないですが、世界で最初にキリスト教を国境化した国であることから、国内には古く、伝統的な修道院が沢山ある。

エレバンで絶対に外せないスポットが、世界遺産のゲガルト修道院です。

ゲガルト修道院は、アルメニアでも最古の修道院の一つで、キリスト教を国教に認めた301年頃に建てられたと考えられています。名前のゲガルトは「槍」を意味し、この修道院の中からイエスの脇腹を突いた「ロンギヌスの槍」が発見されたことに由来しています。

エレバンの南に位置するエチミアジンには、このロンギヌスの槍を展示している場所があります。

 

タテブ修道院(アルメニア)

アルメニア南部の町、ゴリスにある世界遺産「タテブ修道院」。

断崖絶壁の玄武岩の上に立つ修道院は圧巻。まるで天空の城のようです。アルメニアで、いやコーカサスで一番感動しました。

修道院へ行くにはロープウェーが人気で、このロープウェーは世界最長のロープウェーとしてギネスに登録されています。

また、ゴリスの町は小さいながら、町を奇岩が囲んでいる異様な光景を楽しむことができ、ミニカッパドキアのような感じです。

 

カズベキ(ジョージア )

カズベキは、ロシア国境付近にあるジョージアの町で、トビリシから車で3-4時間ほどの距離。この町を訪れる旅人の目的は、上記写真のゲルゲティ三位一体教会です。

ゲルゲティ三位一体教会は、カズベキの町のすぐそこにある丘の上に立つ教会で、標高は2170m。そのため、「世界で一番天国に近い教会」と呼ばれています。頂上に立つ教会は、14世紀に建てられたもので、ジョージア正教の教会。

ここからのカズベキの町の景色は最高です。

 

カッパドキア(トルコ)

トルコを代表する観光地と言えば、もちろんこれ!カッパドキアです!

その魅力は何と言っても、奇岩郡による不思議な光景。一般的には、硬さの違う岩石が、風化や侵食によって削れていき、硬い部分が残ったためと考えられています。

さらにカッパドキアを面白くさせるのは、その奇岩の中に人が住んでいた歴史があること。普通の村が形成されており、内部には教会などもある。こうした場所は、現在遺跡や博物館になっていて、見学も可能。

中には、現在も住み続けている地域もあります。

また、カッパドキアのもう一つの顔が、サンライズ時の気球郡の光景。上記の写真を見たことがある方も多いかと思います。

気球に乗らなくても、地上からカッパドキアの景色と、その上を飛ぶ気球のコラボを見ることができます。これが最高に美しい、、

 

イスタンブール(トルコ)

イスタンブールは、トルコ最大の都市で、経済、文化の中心。

イスタンブールはかつて、コンスタンティノープルと呼ばれ、ビザンツ帝国(東ローマ帝国)の首都として発展してきました。つまり、キリスト教(正教会)国家であったわけです。

15世紀にオスマン帝国によってビザンツ帝国が滅ぼされてから、イスタンブールはイスラム国家として更に発展していきます。

オスマン帝国支配の中で、キリスト教関連のものは衰退していきますが、オスマン帝国はキリスト教支配時の歴史ある建造物や芸術品を保護したため、イスタンブールではイスラム教とキリスト教のイコンが混在する様子を見ることができて、面白い。

もちろん点在するモスクにも無料で入ることができます。どこも圧巻です。

さらに、トルコ最大級のバザール、グランドバザールはおみやげ探しには持ってこい。可愛いトルコ雑貨を格安で購入可能です。

また、イスタンブールでは格安でハマムを経験することもできます。めちゃめちゃ気持ちよく、リフレッシュできるので、旅の疲れを癒すには最適。

 

エルサレム(イスラエル)

エルサレムは、イスラエルの都市で、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地。

旧市街内には、それぞれの宗教の聖地が点在しており、世界各地から集まる巡礼者で溢れかえっています。

キリストが処刑された場所に立つ聖墳墓教会や、ユダヤ人の聖地、嘆きの壁。本当にエルサレムでしか見ることのできない光景が沢山。また、いつか再訪したい場所です。

 

死海 (イスラエル/ヨルダン)

死海は、イスラエルとヨルダンの国境に位置する塩湖。

湖の海抜は-430mで、世界で最も低い場所に位置しています。そのため、死海付近の気温は夏だと40℃近くなることもあるんだとか。その影響で、湖の蒸発が著しく、水分の供給に追いつかないために、死海はとんでもない塩分濃度になっています。その塩分濃度は33%。

その高い塩分濃度による高い浮力のおかげで、人間は沈むことができない。よって、写真のような面白いことができるようになります。

死海の泥パックもオススメ。近くまで来たら絶対に訪れておきたい場所です。

 

ベツレヘム (パレスチナ)

ベツレヘムは、エルサレムから30分ほどの場所に位置する、パレスチナ最大の観光地。何と言っても、観光の目玉は「生誕教会」。この教会は、イエスが生まれた場所の上に立っています。

さらには、天使がイエスの誕生を伝えた場所に立つ教会や、聖母マリアの母乳がこぼれた場所など、キリスト教の聖地が多く、キリスト教徒の巡礼地となっています。

また、パレスチナとエルサレムを区切る分離壁には沢山のストリートアートが描かれており、観光名所になっています。

特に有名なのが、世界的ストリートアーティストのバンクシーのストリートアート。このベツレヘムの町には、彼の作品が点在しています。

 

ヘブロン(パレスチナ)

ヘブロンは、パレスチナの南部に位置し、世界でも古い町の一つ。

また、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教も聖地でもあります。その理由は、この三宗教の祖であるアブラハムの墓がここにあるから。

アブラハムは神と接触した、世界で最初の預言者で、ユダヤ教のみならず、キリスト教、イスラム教でも預言者の一人とされています。

また、ヘブロンは現在でもイスラエルとパレスチナの対立が続いている町。

この町には、写真のようなチェックポイントが沢山立ち並び、この区域に住むパレスチナ人達は、毎日このチェックポイントを通過するのですが、そこで意味のない嫌がらせを毎日のようにイスラエル兵士から受けている。

実際に僕も、パレスチナ人がカバンの中身をチェックされていて、その後に地面にカバンを投げつけられ、怒鳴られている様子をエリアCの内部で見ました。これがヘブロンで起きている日常。

ヘブロンを訪れる日本人は多くないですが、是非訪れて欲しい場所です。

 

ペトラ(ヨルダン)

ペトラ遺跡はヨルダンにある遺跡。

映画、インディージョーンズの舞台になったこともあり、かなり有名。特に有名な「宝物殿(エル・カズネ)」の写真を見たことがある人も多いのではないでしょうか。

実はペトラ遺跡はかなり広い。というか、広すぎ。その広大な渓谷の中に、エル・カズネ以外にも沢山の神殿・墳墓跡が残っています。渓谷の隙間を縫って、神殿探しに出るのは、アドベンチャーそのもの。

近くまで来たら、絶対に外せないスポットです。

 

カイロ(エジプト)

カイロはエジプトの首都で、世界で一番有名な建物「ギザのピラミッド」があります。

誰もが一度は行ってみたいと思う場所だと思います。僕はこれまで80ヵ国近く旅をしてきましたが、間違いなく数本の指に入るくらいの感動がありました。本当に行ってよかった。

また、追加料金を支払えば、ピラミッドの中にも入ることができます。一生に一度の経験を楽しんでください。

また、市内にある「エジプト考古学博物館」も必見です。歴史の国、エジプトのすべてが詰まっている。

エジプト考古学博物館の目玉は、なんと言っても「ツタンカーメンの黄金のマスク」。あの有名なファラオのマスクをここで見ることができます。また、ラムセス2世など、多くのファラオのミイラも安置されています。

 

アブシンベル(エジプト)

アブシンベル神殿は、エジプト南部、スーダンとの国境付近に位置する古代エジプトの遺跡。

作ったのは、今から3300年ほど前のファラオ、ラムセス2世。歴代ファラオの中でも有名なファラオの一人なので、名前を聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。

ラムセス2世は、自己顕示欲がとにかく高く、エジプト国内の至る所に、自らの銅像を残しています。写真のアブシンベル神殿に写っている4体ともラムセス2世です。

中に入ることも可能で、内部はレリーフとヒエログリフで埋め尽くされています。必見です。

中でも注目して欲しいのが、この石版。ヒエログリフがびっしり書き込まれている。内容は、ヒッタイトとの戦争について。実はこれ、ヒッタイトとの戦争後、両者の王の間で交わした条約書。「世界最古の講和条約」と言われています。

 

ルクソール(エジプト)

ルクソールはかつて、テーベと呼ばれ、新王国時代の首都を担っていました。

そのため、この町には、後述する「王家の谷」に始まり、ルクソール神殿やカルナック神殿など、重要な遺跡が沢山あります。南部エジプトのハイライトと言える町。

中でも王家の谷は必見。王家の谷には、この新王国時代の王の墓が密集しています。その数なんと、王墓だけで24。王妃や、他の貴族の墓を合わせると、64にも及ぶとのこと。

王の墓の内部には入ることもできる。

全面に施されたレリーフや、ヒエログリフは圧巻です。

さらに、王家の墓には、あのツタンカーメンの墓もあります。しかも、その内部には、ツタンカーメン本人のミイラもある。ほとんどの王のミイラは、カイロの博物館にあるのですが、ツタンカーメンだけはここ。是非、訪れておきたい。

 

コーカサス/中東周遊3ヶ月!実際にかかった費用

ここでは、気になる話題。3ヶ月の周遊旅で実際にかかった費用についてまとめます!

 

滞在費用まとめ

使った金額 1日平均
食費 73,354円 815円
宿泊費 71,993円 800円
移動費 53,619円 596円
観光費 33,821円 376円
その他(ビザなど) 16,720円 186円
合計 249,507円 2,772円

90日間のコーカサス/中東滞在で、使用したの25万円1日の平均は2,772円でした。

場所 周遊期間 1日平均
中南米 8ヶ月 2,867円
バルカン半島/東欧 2ヶ月 2,375円
コーカサス/中東 3ヶ月 2,772円

ちなみに、その他の地域では、こんな感じ。中南米よりは少し安いですが、バルカン半島/東欧よりはかなり高めになってしまった。

後半で滞在したイスラエルとヨルダンでの出費がかなり影響しています。さらには、イスラエル、ヨルダン、エジプトではビザや出国税、入国税がかかることなど。

それ以外の国の基本的な物価に関しては、東欧よりも少しだけ高くなったという感覚でした。むしろ、アルメニアとジョージアに関しては、東欧よりもはるかに安かった。

以下、各国のデータを載せておきます。

 

滞在費用(国別)

滞在日数 合計金額 1日平均
アルメニア  9日 18,591円 2,066円
ジョージア  10日 16,122円 1,612円
トルコ 23日 63,693円 2,769円
イスラエル 8日 38,162円 4,770円
パレスチナ 7日 13,388円 1,913円
ヨルダン 2日 20,559円 10,280円
エジプト 31日 78,992円 2,548円

こっちの方がわかりやすいですね。一目瞭然で、イスラエルとヨルダンが平均値を大きく押し上げていることがわかります。

ヨルダンに関して言えば、ペトラにだけ無理矢理行ったので、滞在日数が少なく、移動費も高くなってしまったという点があります。ペトラの入場料が8000円もするというのもあるのですが、、

エジプトとトルコは平均的です。一方で、ジョージア、アルメニア、パレスチナは極端に低い。東欧よりもかなり安い。中東の中でも、これだけ差があるということを知っておくと良いと思います。

 

各国の詳細ルートまとめ記事

アルメニア

 

ジョージア

 

トルコ

 

イスラエル

 

パレスチナ

 

ヨルダン(ペトラ遺跡)

 

エジプト

 

ついに世界周遊旅のまとめ動画が完成!

現在、この時間を活用して、2年半に渡る旅のまとめ動画を作成していました。これが、かなりの長作になり、結構時間がかかっていたのですが、ようやく全編完成しました!

PART.1〜3まで分かれているので、見て頂けると嬉しいです!

PART.1

PART.2

PART.3

今後も旅に関する動画を公開していくので、チャンネル登録して貰えると嬉しいです!

 

まとめ

ということで、コーカサス/中東周遊の総まとめについてでした!

念願の中東周遊。主にトルコ、イスラエル、エジプトを楽しみにしていましたが、アルメニアや、パレスチナなども予想を反して良かった、、もっと知られて多くの人が訪れる場所になれば良いなと思います。

また、今回の旅で余計に、イランやサウジアラビアにも行ってみたくなりました。イスラム世界、とても魅力的です。

See you!

Always think easy, go easy.

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