今回の記事は、海外旅行でのキャッシング手数料について!
海外旅行において、重要なことの一つ。それがお金問題。
一昔前までは、両替が主流でしたが、今ではキャッシングをする人の方が多いかと思います。というのも、キャッシングの方が圧倒的にお得だからです。どれくらいお得かについては、1年前にこちらの記事でも紹介しました。
日本人のバックパッカーの方と、海外で話をするとよく耳にするのが「あそこのATMは手数料無料だったよ!」とかいう、ATM手数料に関する話。その度に毎回、訂正しているのですが、ここで声を大にして伝えたい。
日本のクレジットカードでは、ATM手数料は1円もかかりません!
これを今だに、勘違いしている人が多い。お金の話って一番大事なのに。ただ、僕も数年前までは同じように知らなかった。早めに知ることができて良かった。なので、まだ知らない方にも、この機会に知ってもらえればと思い、この記事を書きました。
ということで、この記事では海外旅行でのキャッシング手数料について紹介します!
ブログランキングに参加しています。
上の「世界一周」ボタンがクリックされるとランキングが上がります。
励みになるので、ご協力ください!:D
INDEX
キャッシングとは
キャッシングとは、現金引き出しのこと。
日本のATMで、銀行口座からお金を引き下ろすように、海外にあるATMからクレジットカードで、現金を直接得ることができます。「クレジットカードで、現金を買う」と考えると、わかりやすいでしょうか。
クレジットカード決済のできない国や町で、現金が必要!という時に、便利な方法。そして、両替よりも圧倒的にお得です。キャッシングがどれくらいお得なのか、またその仕組みの詳細については、以下の記事で紹介しています。
海外キャッシングでは、ATM手数料がかかる(高い)というウソ
ここから本題に入ります。冒頭でお伝えしたように、「海外キャッシングでATM手数料がかかる」というのはウソです。かかりません。
ほとんどの日本人バックパッカーの方がこれを知らない。「あそこのATM、手数料安いかな」とか「ブログであそこのATMなら手数料かからないって見た!」とか言う人が多い。実際は、どのATMでキャッシングしても、どのクレジットカードを使っても、1円もかからない。
なんで、こんなウソが広まっているのかと言うと、キャッシング手数料にはいくつか種類があって、そこがややこしくなっているから。実際は理解すれば、すごい簡単です。
海外キャッシングには、手数料が3つある(実際にかかるのは2つ)
海外でクレジットカードを使ってキャッシングをする場合、手数料の種類が3つあります。
- 海外ATM手数料(by カード会社)
- 利息(by カード会社)
- ATM手数料(by ATM)←かからない!
カード会社から請求される海外ATM手数料と利息は、支払う必要がある。ただ、最後のATM機械から取られるATM手数料は支払う必要がない。というか、請求されません。1〜3の手数料を簡単に紹介しておきます。
海外ATM手数料(by カード会社)
これは、一番シンプル。キャッシングする度にかかる一律の手数料です。これは、クレジットカード会社から請求がきます。実際の明細を見ると、キャッシング金額と手数料が混ざった形で請求がきます。
手数料の額は、大体どこのカード会社も同じで、1万円以下のキャッシングで108円、それ以上で216円。クレジットカードによっては、この手数料が無料のカードもあります。バックパッカーであれば、1枚は持っている人も多いかと。私はこれを使っています。
108円や216円は高くはないですが、この手数料がかからないと、好きな時に気兼ねなくキャッシングできるので、結構ありがたい。
利息(by カード会社)
次に利息。これは、少しややこしいかも。お金を借りる事で発生する利子です。なんとなくイメージが付くかもしれませんが、利子なので、これは借りている日数によって、支払う金額が変わってきます。
長いこと借りていれば高いし、早く返せば安い。クレジットカードによっては、キャッシングしてオンラインで申請すれば、すぐに銀行口座から支払う(繰り上げ返済)ことができるカードもあって、その場合、この利息もほぼゼロ円にすることができます。
ATM手数料(by ATM)←かからない!
最後がATM手数料。1つ目の海外ATM手数料と混同しがちですが、これは現地のATMにかかる手数料です。キャッシングをしようとしている時、引き出す最後に「この手続きには〇〇ペソの手数料がかかります。よろしいですか?」という表示が出たりします。
しかし、これは無視してOK。日本のクレジットカードを使用している場合、これは請求されません!
その理由なんですが、僕も詳しくは調べていませんが、日本では憲法や法律で、この手数料を国民から徴収することができなくなっているんだとか。「二重徴収」に当たってしまうらしいです。
なので、僕らには請求は来ない。そもそもATMがこの手数料を取れていないのか、クレジットカード会社が、ATMに支払っているかはわかりませんが。後者の気がしますね。
なぜ、こうしたデマが広がっているのか
なぜ、こうしたデマが広がっているのか謎ですが、本当に多くの方が、未だにこれを信じています。このデマが広がっている原因は以下かなと思います。
- 他の手数料との混同
- ATM機械の「〇〇ペソかかります」文句のせい
一番最初に思うところは、他の手数料との混同です。キャッシングをしていて、利息について知らない人も多いくらいで、たまにビックリしますが。ただし、違いはわかれば理解しやすい。要はカード会社が取る手数料と、ATMが取る手数料があって、後者は取られないというだけのこと。
その後者についてですが、ATM機械に「〇〇ペソかかります。良いですか?」と言われますが、ドヤ顔で「良いですよ!」と言いましょう。結局、この手数料は請求されません。
実際に僕も、「手数料がかかるよ!」と言ってきたATMで、数種類のクレジットカードで試してみましたが、どのカードでもこの手数料は請求されませんでした。
(注意)スキミングの被害が増えています
最後に、キャッシングの話をしたついでに、一つだけ注意喚起をさせてください。それは「スキミング」について。
スキミングとは、クレジットカードの情報を盗み取り、高額な買い物をしたり、大金を引き下ろしたりする詐欺被害のこと。
数年前までは、たまに被害を聞くくらいでしたが、ここ1〜2年でかなり多くの被害者に会うようになりました。出会った日本人バックパッカーの半分くらいは被害に遭っているイメージです。
昔は、クレジットカードの情報を抜き取るためには専用の装置がいるので、この装置をATMにこっそり付けたりする手口が主流でした。つまり、路上にあるATMなどが狙われやすく、そういう危なそうなATMを避けるだけで良かった。
そういう対策を取る人が増えれば増えるほど、悪質な手口も進化していきます。イタチごっこです。近年、主流になってきているスキミングの手口は、「非接触装置によるクレジットカード情報の抜き取り」です。
場所は、電車やバス、空港など。人が密集する場所。こうした場所で、クレジットカードの入ったバッグの近くに装置をかざされて、数秒で情報が抜き取られてしまう。財布の中に入れておいてもダメ。
しかも、非接触装置自体も小さいので、犯人のバッグやポケットの中から操作されて、気付くことはまずできない。スキミングの手口と対策については、「【注意!】スキミングが大流行中!USB充電も危険、、対策も紹介!」の記事で紹介しています。
対策としては、スキミング防止機能のついた財布や、ポーチを買うしかありません。
クレジットカードは旅で一番重要。スキミングされて使えなくなってしまうと、死活問題。日本への一時帰国さえ余儀なくされてしまうことも多い。僕も「流石にもうヤバイ」ということで、海外で購入しました。
まとめ
ということで、海外旅行でのキャッシング手数料についてでした!
海外旅行ではキャッシングは絶対に必要なもの。でも、意外と知らないことも多い。旅を続ける上で、重要なことなので、出発前に色々調べてみることをオススメします!
また、スキミングについては本当に増えているので、気をつけてください。
スキミング防止財布など、旅の必需品はこちらの記事でまとめているので、参考になればと思います。
See you!
Always think easy, go easy.