今回の記事は、100兆ジンバブエドルの購入方法について!
大満喫のタンザニア周遊を終え、ダルエスサラームからタンザン鉄道にて、ザンビアのルサカへ。そして、リヴィングストンを経由してジンバブエのヴィクトリアフォールズへやって来ました。
ヴジンバブエへやってきた目的は、もちろん世界三大瀑布(滝)の一つ「ヴィクトリアフォールズ」を見るため。そして、もう一つ、「100兆ジンバブエドル」を探すためです。
ジンバブエドルは、ザンビアや、周辺の国で簡単に見つけることができるのですが、一番「0」の多い「100兆(100,000,000,000,000)」はかなりレア。
紙幣コレクターの僕としては、せっかく近くまで来たなら伝説の100兆をゲットして帰りたかった、、
ということで、この記事では100兆ジンバブエドル探しの旅について紹介します!
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ジンバブエドルとは
ジンバブエドルは、ジンバブエで2015年まで使用されていた通貨。
2015年で使用をやめた理由は、前代未聞のハイパーインフレを起こしてしまったから。インフレとは、物価が上昇すること。つまり、通貨(お金)の価値が下がることを意味します。
ハイパーインフレは、インフレ率が毎月50%を越えた状態を言うのですが、ジンバブエドルの最後のインフレ率ってどのくらいかご存知ですか?笑
2009年1月のインフレ率は年率6.5×10108(6,500,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,
000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000)%だったそうです。笑
このインフレ率(物価上昇のスピード)は、24時間で物価が2倍になる速度。毎日、明日には全ての物の値段が倍になる社会を想像してみてください、、その次の日はさらに倍、、
そのため、パンを一つ買うのに、こんな感じで買い物に行くと言うのが、ジョークでなく、本当に起こっていたんです。
2015年、ジンバブエドルを廃止にする際の為替レートは、3.5京(35,000,000,000,000,000)ジンバブエドルで1アメリカドル(110円)だったそう、、
ジンバブエドルは、その辺で簡単に手に入る
ジンバブエドルは、2015年に全てが回収された後も、回収しきれなかったお札がお土産として売られています。僕たちも買うことができる。
初めてジンバブエドルを見たのは、ザンビアのリヴィングストン。ここは、ヴィクトリアフォールズ観光の拠点で、ジンバブエまではすぐそこ。
てっきり街を歩いていたら「ジンバブエドル買わないか」と、声をかけてくる売人が沢山いると思っていたのですが、意外にも自分から「ジンバブエドルを探している」と言わないと、持っている人のところに連れて行ってくれませんでした。
ただ、結構誰でも持っているので、街でたむろしているおっちゃん達に声をかければ、すぐに見つかります。
ザンビアなどで簡単にゲットできるのは、この辺のジンバブエドル。写真は、右上から、50兆(50T)、10兆(10T)、500億(50B)、200億(20B)、100億(10B)、50億(5B)。
中でも、〇〇BILLION(10億)は、本当にそこら中にあって、価値はほぼないに等しいです。
例えば、写真の5、10、20、50Bの4枚セットで10ドルとか、20ドルとか吹っかけてきますが、実際はタダで配っても良いくらいの感覚です(現地の人に聞きました)。相場としては、4枚セットなら、3〜5ドルくらいで買えるかと思います。
しかし、写真の右上の2枚。50TRILLION(50兆)と10TRILLION(10兆)は結構レア。ザンビアでも結構歩き回ってようやく見つけました。確か、2枚で15ドルくらいで買いました。
しかし!
ジンバブエドルには、もう一枚、高額紙幣があるんです!
それが、「100兆(100TRILLION)ジンバブエドル」。
ずっとこれが欲しかったのですが、ザンビアでは見つからない、、誰に聞いても「多分ザンビアにはないぞ」の一点張り。宿で一緒だったドイツ人も数日探し回ったそうですが、見つからなかったと。むしろ、TRILLIONがザンビアで見つかる自体、結構ラッキーなんだとか。
と言うことで、ジンバブエに移動して、100兆を探す旅に出ます、、
ジンバブエ(ヴィクトリアフォールズ)で100兆を探す
と言うことで、ザンビアのリヴィングストンから国境を越えて、ジンバブエのヴィクトリアフォールズへやってきました。
宿でケニアぶりの再会を果たしたトシヤ君と一緒に、100兆ジンバブエドルを探す旅に出ます。
街に出ると、いきなり人が近づいてくる。ジンバブエドルを見せながら「買わないか?」と。リヴィングストンとは違う。これは幸先が良い。
しかし「100TRILLIONを探している」と言うと、他のTRILLION(20や10)を見せながら、「これならある」と。「100はここにはない」と、言います。
他の人に聞いても同じ。みんな「100はもうずっと見てない」と、言ってきます。
「ハラレとかブラワヨみたいな大都市に行かないと、見つからないかもね」なんてトシヤ君と話していると、さっき振り切ったおっさんが走ってきます。
「ボスのオフィスにあるかもしれない」
ということで、ボスのオフィスへ行きます。この辺で、トシヤ君と少し辺な感じになります。だって、僕も欲しいし、彼も欲しい。もしも、100兆が一枚しかなかったら、どうやって決めよう。
彼はこの後、ジンバブエを南下して南アに抜けていくけど、僕はすぐにボツワナへ行くので、ここが最後のチャンス。でも、トシヤ君も他の都市で100兆が見つかるとは限らない。
「2枚あるといいね」と言いながら、ボスのオフィスの中へ。そこで見せられたのは、またもやTRILLIONのオンパレード。
ここまで来たのに、「やっぱ100兆ないんじゃないの?」とか言っていると、「あ、なんだ100兆が欲しいんかい、はよ言わんかい」みたいな感じで、奥に取りに行きます。
何やら大事そうに抱えながら、「今はこれしかないな、申し訳ない」と言って、おっちゃんが出してくる。
よよよ4枚もある!
最初は1枚100ドルとか言ってきたんですが、なんとか値切って50ドルに。そして、「4枚全部買うから!」ということで1枚40ドルまで下げてくれました。4枚で160ドル。トシヤ君と2枚ずつ。
1枚は自分用、もう1枚はお土産です。
実は100兆ジンバブエドルはメルカリとかでも売られていて(なんやねん)、大体8000〜10000円くらいで売られています。なので、40ドルは激安。コンディションもかなり良いので、ラッキーでした。
「160ドルも買ったんだから、おまけで他のお札、タダで頂戴よ〜」と言うと、「既にめちゃめちゃオマケして安くしてるわ!」と言いながらも、BILLIONのお札を5枚くらいタダでくれました。「BILLIONなら何枚でもいいよ」と。笑
先ほども言いましたが、BILLIONに関しては、それくらいの感覚のようです。相場を知らないと、かなり吹っかけてくるので、注意が必要ですね。
その他にも沢山ある
ジンバブエドルは、TRILLION(兆)やBILLION(10億)以外にも、小さい額のものもあります。写真のような、5MILLION(500万)や、20万なども。
僕がゲットしたのは、これだけ。額の少ないのは、逆に出回っている量も少ないようです。
まとめ
ということで、ジンバブエドルについてでした!
ジンバブエまでやってきたら、思い出にジンバブエドルがオススメ!お土産にも最高ですよ!
100兆や、他のTRILLIONは少し高いですが、BILLIONに関しては、かなり安く買えるので、騙されないように!日本に帰った際のバラマキ様に、沢山買って、安く値切ってみるのもアリです。
次の記事では、ヴィクトリアフォールズ(ジンバブエ側)への行き方について紹介します!
[/voi20ce]See you!
Always think easy, go easy.