先日、ニュージーランドの南島、インバカーギルでアワビを獲りまくってきました!
アワビと言えば、日本では高級食材。ニュージーランドでは、その身の美味しさだけでなく、貝殻が宝石として扱われています。
なんと言ってもこの美しさ!
しかし、外側は岩と同じでゴツゴツしてます。しかし、こいつを手入れしてやると、、
こうなります!しかも素人の僕でも簡単にできました!
ということで、この記事では、アワビの貝殻を綺麗にする方法を紹介します!
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INDEX
アワビ磨きの手順
ネットの情報を参考にして、実践してみます。手順は以下の通りです。
- アルカリ処理
- フジツボなどの除去
- 酸処理
- 紙やすりで研磨
- アクリルスプレーでコーティング
アルカリ処理
この過程では、ハイターなどのアルカリ洗浄剤に貝殻を入れ、表面の汚れや、奥に入った身の取り残し等、有機物の汚れを取り除きます。
フジツボなどの除去
アルカリ処理によって取り除かれずに浮き出たフジツボ等の頑丈な付着物を、マイナスドライバーなどの工具を使って物理的に取り除きます。
酸処理
続いて、サンポール等の酸性洗浄剤に浸けて、表面を溶かしていきます。
研磨処理
紙やすりを用いて、両面を研磨し仕上げます。
アクリルスプレーでコーティング
貝は放っておくと、表面がどんどん腐食していきます。綺麗なまま保つために、アクリルスプレー等でコーティングすることをオススメします。
アワビ磨きに必要なもの
アワビ磨きに必要なものをまとめておきます。
- 道具
- バケツ数個(薬品、水用)
- マイナスドライバーなど
- ハンマー(あると良い)
- 紙やすり(状況に合わせて目の粗さの違うものを数種)
- 薬品
- キッチンハイター(アルカリ)
- サンポール(酸)
- 水
- アクリルスプレー
- 保護具
- 軍手(貝を削る際)
- ゴム手袋(薬品を使う際)
- 防塵マスク
- メガネ
- 汚れても良い服
アワビ貝殻磨き実践!
上記の情報でも、作業に取り掛かることができますが、僕が実際に行った作業の様子を載せておきます。参考にしておくと、イメージがつきやすいかと思います。
処理前のアワビの貝殻達がこちら。これらの8つの貝殻を処理していきます!
アルカリ処理
第一段階はアルカリ処理。この過程では、貝をアルカリ洗浄剤の中に浸けることで、貝の身の残りなど、貝の表面に付着した有機物の付着物を取り除きます。
僕がニュージーランドで使ったのは上記の洗剤ですが、日本で行う場合はキッチンハイターでOKです。貝の大きさや量によりますが、1.5Lあれば十分だと思います。
ということで、こいつの原液に貝殻をディップします。5時間ほどディップすると、ゴミが沢山浮いてきて、表面の汚れが取れていることがわかります。
乾燥後の貝殻がこちら。
白くなっているのは、貝の成分がアルカリで溶けて表面に付着したためだと思われます。スポンジで擦れば簡単に取れます。
乾燥後に貝の匂いを嗅ぐと、アルカリ処理前に感じた生臭さが消え、有機物(貝の残りなど)が取れたことがわかります。
付着物の物理的除去
貝殻の表面には大小様々なフジツボや貝たちが、くっついています。こいつをマイナスドライバー等を使って取り除きます。
フジツボを全部取り除いて、金ダワシでこすり落とすと、こんな感じに。良い感じですね!
酸処理
いよいよ、酸によるアワビの貝殻の溶解処理に入ります!使用するのは上記の洗剤。
ここも同様に、日本では、サンポール(塩酸9.5%)を使用すると良いです。サンポール使用時も、3倍希釈で。
そして、こいつをシュッシュっと吹きかけます。
スプレーによって薬剤が泡立つので最初は気づきませんでしたが、貝殻が溶けたことによる泡も出てきており、スプレーしてからすぐに、さらに泡立ち始めます。
30秒ほど放置して、洗い流してみます。
石灰の白が溶けて、オレンジや緑の素地の色が出始めてます!ということで、もう一度同じことを繰り返してみます。
カラフルな素地の色が出てきました!嬉しい!
酸処理前と比較すると大違いですね!
紙やすりで仕上げ
次に、両面を紙やすりで磨いてあげてます。薬品で取りきれなかった汚れや傷などを取り除くと、より綺麗になります。
アクリルスプレーでコーティング
最後にアクリルスプレーをすると、写真のようにツヤが出て綺麗になります!
この処理をすることで、綺麗に見えるだけでなく、貝の劣化(貝は時間が経つと、表面に付着物が出来ていきます)も防げます。放っておくと、表面が腐食し出してしまいます(経験あり)。
おまけ
ニュージーランドのアワビ貝(パウアシェル)は加工され、ジュエリーとしても人気。そのままの貝も綺麗で好きですが、せっかくなのでジュエリー作りもしてみました!
ジュエリー作りなんて恥ずかしくて言えませんが、そこそこ気に入ったものができました!自分で作ったと言うところが、やっぱり嬉しい!
ちゃんとしたアクセサリーもアマゾンで売っているので、それを参考にDIYしてみるのも良いと思います!
もちろん日本のアワビの貝でもできます。ニュージーランドのパウアの方がやはり綺麗ですが。パウアシェルが欲しい場合は、アマゾンで日本からも買えます。2000円くらいなので、DIYでアクセサリー作ったら、安いし楽しい!
まとめ
ニュージーランドでも試行錯誤しながら、なんとかアワビの貝殻磨きをDIYすることができました!
日本でだったら、もっと簡単ですね!最後にもう一度まとめておきます!
- アルカリ処理
- フジツボなどの除去
- 酸処理
- 紙やすりによる研磨
- アクリルスプレー
- 道具
- バケツ数個(薬品、水用)
- マイナスドライバーなど
- ハンマー(あると良い)
- 紙やすり(状況に合わせて目の粗さの違うものを数種)
- 薬品
- キッチンハイター(アルカリ)
- サンポール(酸)
- 水
- アクリルスプレー(あるとより良い)
- 保護具
- 軍手(貝を削る際)
- ゴム手袋(薬品を使う際)
- マスク(貝を削る歳)
- メガネ
- 汚れても良い服
See you!
Always think easy, go easy.