
今回の記事は、タイのパーイ郊外にある瞑想寺について!
タイ北部の町、パーイと言えば「バックパッカーの聖地」と呼ばれる、大人気沈没スポット。実際に、訪れてみましたが、なるほど、納得です。パーイの詳細については、こちら!
そんなタイの楽園で耳にしたのが、ここから更に70km北上した山奥ににある瞑想寺「Wat Pa Tham Wua」について。
ミャンマーとの国境付近の山奥にあり、世界中から修行者が殺到している有名な修行寺です。しかも、食事も付いて、全て無料!!これは行かない手はない!
ということで、この記事では、瞑想寺「Wat Pa Tham Wua」について紹介します!
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INDEX
瞑想寺「Wat Pa Tham Wua」とは

「Wat Pa Tham Wua」は、タイ北部の町、パーイから北西に更に70km行ったところにある、山奥の瞑想寺です。
「瞑想寺」と聞くと規律が厳しそうというイメージがありますが、この瞑想寺は良くも悪くも半分観光化されたお寺で、そこまで規律は厳しくないです。
例えば、「喋ってはいけない」というルールも「基本会話OK。喋りたくない人は、“話しかけないでプレート”を胸に貼る」というルールになっていたり、「全身白装束」のルールも「寒かったらコートを羽織って良い」ということになっています。

このお寺は本当に大人気で、僕が行った時は80人くらいいました。男女比は半々くらいで、欧米人が6割、タイ人が1割、そのほか2割といったところです。
- 5時起床で、22時就寝
- 2時間の瞑想修行を1日3回行う
- それ以外は休憩時間
- 休憩時間はお寺内のどこでも散策できる
- 食事は朝と昼の2回のみ(ベジタリアン)
- 修業中の白装束は無料レンタルできる
- 宿泊は、ドミトリーとバンガローがあるが選べない
- 好きなときに来て、好きなときに帰って良い
- 費用は一切かからず、寄付制

白装束は上下、無料でレンタルできます。

宿泊用のバンガローは清潔で、快適そうです。どうやら、バンガローは女性が優先されるみたいです。僕はドミトリーでした。

ドミトリーは雑魚寝です。好きなところにマットを引いて、寝る形。結構広々としていて、清潔で、お湯もしっかり出ます。
「Wat Pa Tham Wua」の行き方
メーホンソン行きのバスに乗る
瞑想寺は、パーイとメーホンソンの間にあり、ミャンマーとの国境まで15kmのところに位置しています。行き方は、チェンマイ、パーイ、メーホンソンのどこから行く場合もバスになります。
- チェンマイから:パーイを経由して6時間(メーホンソン行き)
- パーイから:2時間(メーホンソン行き)
- メーホンソンから:2時間(パーイ、チェンマイ行き)
バス下車後、徒歩で30分
バスは、瞑想寺に続く一本道の前で止まるので、そこで下車し、30分程歩く必要があります。
道は一本道なので、特に心配はいりません。
出発前、バスの運転手に「Wat Pa Tham Wua!」とだけ伝えておきましょう。でないと、バスは止まりません。あらかじめ、オフラインマップの「maps.me」をダウンロードしておき、近くに来たら、ちゃんと止まるか確認しておくのがベストです。
Wat Pa Tham Wuaでの1日
1日の流れ
5時 起床 → 部屋で瞑想修行(義務ではない)
6時半 本堂集合 → 托鉢(お坊さんに食べ物を分ける)
7時 朝食
8時 瞑想修行(歩行+座禅)+ 休憩
11時 昼食
13時 瞑想修行(歩行+座禅)+ 休憩
16時 掃除(修行)+ 休憩
18時 瞑想修行(読経+座禅)+ 部屋で瞑想修行 or 休憩
22時 就寝

お寺には仏教関連の本が沢山あって、英語はもちろん、日本語の本も沢山あります。
自分で持って来ていた本もありましたが「郷に入っては郷に従え」。良い機会なので、これまであまり触れることのなかった仏教の勉強していました。これが、また色々な気づきがあって面白かった。
6:00 起床

本当は5時に起きて、1時間の個人瞑想修行があるのですが、1度も起きませんでした。笑(おい)
6:30 朝食前の托鉢

朝一番の仕事は、托鉢です。
このお寺も例外でなく、毎朝行われます。
朝6時半前に僕らが一列に並んで、ご飯を持って、お坊さんが来るのを待ちます。そしてお坊さんがゆっくりと回って来るので、ご飯を分けて配る。その後、お坊さんの有り難いお話を聞いて、ようやく朝食です。
7:00 朝食


なぜなら、前日の昼食後、何も食べられないからです!
8:00 朝の修行

写真は看板犬のPui。こいつがめちゃくちゃ可愛い。瞑想中、坊さんのお話中に歩き回って、にチョンと座る。夜の瞑想では、鐘の音に合わせて、吠えまくる。これが本当に可愛い!!笑

「瞑想」と聞くと、じっと座って「無」になるイメージを持つかと思いますが、このお寺での朝昼の修行は、歩行瞑想です。

広大な敷地内の決まったコースを毎朝、毎昼、1時間かけてゆっくり歩きます。大体、2秒で1歩くらいの感じで歩くのですが、これが想像以上にきつい!
もちろん修行なので、簡単な訳はないのですが、しんどかった。。ただ、朝は本当に気持ちが良いです。
そして、1時間の歩行瞑想のあとは、座禅瞑想を1時間行って終わりです。
11:00 昼食前の托鉢

朝食同様、昼食前にも托鉢を行います。
しかし、ちょっとスタイルが違います。今度は坊さん達が欲しいおかずを自分の壺の中に入れていく。そして、残りをみんなで食べる形式です。

そして昼食です。
これが最後の食事になるので、みんな沢山食べます。笑
今思うと、食事回数を制限してたから、あんなに美味しく感じたのかなぁと。確かにすごい美味しかったんですが、あんなに質素なご飯を、なんでこんなに忘れられないくらい美味しく感じたんだろう。。色々考えさせれられます。
13:00 休憩

13時以外にも、割と頻繁に休憩時間があります。休憩時間中は、食堂や外で読書をしたり、鯉に餌をやったり、山の中を散歩したりと充実していました。

お寺の敷地内には、3つ洞窟があります。
同じバスでお寺に向かい、同じ部屋、12月からお互いニュージーランドにワーホリ予定と、何かと共通点の多かったChrisと一緒に洞窟探検に出かけました。

16:00 掃除

夜の修行前に、掃除の時間が1時間。誰がどこを掃除すると明確に決まってはおらず、気になったところを掃除します。
18:00 夜の修行


夜の修行では、読経修行になります。
読経は、「パーリ語」というサンスクリット語をベースにした仏教経典用の言語で行い、その後にタイ語、英語で繰り返します。もちろん、僕らもテキストを見ながら、一緒に読経します。
お経の読み方は、日本の読経に似た感じです。あの感じで英語を読むのは、すごい気持ち悪いです。笑
読経が終わった後は、座禅瞑想を1時間して終了!!
き、きつい、、
瞑想修行を通して感じたこと、知ったこと

正直言うと、瞑想は僕にはきつかった。
雑念が多くて、頭を静かにすることがこんなに難しいのかと感じました。ただ、その中でも色々と考えたこと、感じることがあったのは確かです。
瞑想とは、心を無にすること(何も考えない)ではない
場合によっては、何も考えない必要も出てくるかもしれませんが、基本は違う。
では何かというと、「必要なことだけを考える」です。逆説的に言うと、必要じゃないことは考えない。もっと簡単に言うと「集中すること」。そのための練習方法が「瞑想」だということです。
時間を忘れるほど、集中して何かをやっている時は、人の声も聞こえないですし、他のことなんて気にしないですよね。他のことを気にしてるかどうかすら、気にならない、考えられない。あの集中力ってかなりパワフルで、クリエイティブの源だと思います。
あの状態に、いつでも自分の意思で持っていけますか?
「そのための修行」が瞑想ということです。
ブッダ曰く「仏教は宗教ではない」
ブッダは仏教の創始者ですが、彼は宗教を作りたくて仏教を作った訳ではない。悟りを開いたブッダは、集中する方法を見つけて、これをみんなに広めたい!ということで「教え」を始めたそう。
「布教ではなく、教えである」というところがポイントです。なので、こうした観光化した瞑想修行が可能になる訳ですね。学校みたいなもんです。
変な話、観光のためとはいえ、キリスト教の「修道士体験」なんて、世界中探しても見つからないと思います。しかも、ましてや、異教徒が体験させてくれ!なんて、ありえないですよね。笑
パーイでオススメの安宿

パーイでオススメの宿はパイトピア (Paitopia)です。

その名の通り、パーイのユートピア(理想郷)!パーイの中心からは少し離れていますが、そのおかげで静かで、広くて居心地が良い!

広い敷地内には、綺麗なプールもあって、そこからの夕日が最高です!

プールの手前にレストランもあって、そこで朝、昼、夜と美味しいタイ料理が食べれるので、市内に行かなくてもゆっくりできて、オススメです!1泊900円程。
宿の詳細
- 料金:★★★★☆
- ロケーション:★★★☆☆
- 清潔さ:★★★★☆
- 雰囲気:★★★★★★★★
- シャワー:★★★☆☆
- WiFi:★★★★★
まとめ

「瞑想修行」と聞いて、面白そう!というだけで行ってみた「Wat Pa Tham Wua」でしたが、予想以上に得るものが沢山ありました。

- チェンマイ
- パーイ
- 移動