今回の記事は、コロナの世界の現状と、第二波について!
数日前まで行っていた、南アフリカで軟禁生活を終え、日本に帰ってきました!現在は自己隔離中ですが、PCR検査の結果は陰性。とりあえず、ホッとしています。
無事に日本に帰ってくることができましたが、コロナの状況は不安が残るところ。日本のニュースでは、ほとんど海外の状況を説明していないので、日本の現状や欧米の現状を聞いて、安心しがちですが、世界的に見れば、日々悪化しているという感じです。
しかも、この流れは、これまでのパンデミックよりも大きなものになる可能性が高い。そうなれば、日本や欧米に戻ってくる可能性も高いです。
ということで、この記事ではコロナの世界の現状と、第二波について紹介します。
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コロナの最新データの見方
これまでの記事でも紹介してきましたが、オススメは以下のサイトあたりです。とても見やすくて、面白い。
特にWorldmetersは、コロナ以外にも、世界中の人口増加や、死者数、失業者数、年間の国家支出の総額、本の出版数、全世界のemail送受信数、、など、多種多様なデータをリアルタイムで追うことのできるすごいサイト。
めちゃめちゃ面白いし、ためになります。
地球規模では第二波が来ている
いつも通り、Worldmetersで、最新のコロナの状況を見てみます。後少しで800万人、、100万人を超えてからあっという間でにこんなに増えてしまいました、、
ただし、Recovered(回復者)にも注目する必要がある。400万人、つまり半数は回復しています。
先ほどの累計の感染者数よりも、一番に見るべきなのは、この左側のグラフ。1日の新規の感染者数の推移です。ここが増加しているのか、停滞しているのか、減っているのかが重要。
今の状況を見ると、どう思いますか?つい1ヶ月前くらいまでは、「停滞していますね、いい感じです」と言っていましたが、今は確実に増えています。
3月中から始まった爆発的な増加を第一波とすると、今、まさに第二波が来ようとしているようにも見える。一般的には、一つの地域でのパンデミックの再訪を「第二波」と言っていますが、これを地球規模での第二波と見ることもできる。
第一波(赤線)と比べると、今の第二波(青線)は小さく見えますが、僕の予想としては、赤線よりも遥かに大きなモノになるだろうと感じています。その理由は、後で述べます。
ちなみに、もう一つ注目して欲しいのが、緑の丸の部分。ポコってなってますよね。これ、なんだかわかりますか?もう忘れてしまったかな、、
これは中国での感染です。つまり実は、地球規模の第一波は、これですね。なので、赤が第二波で、今起きているパンデミックは、第三波かもしれません。
第二波なのか、第三波なのかはどうでも良くて、言いたいのは、このグラフでは、緑が小さく見えてしまっていること。これが縦軸の怖さ。
今でこそ、中国の後に世界的なパンデミックが広がって、小さな山に見えてしまっていますが、当時は凄い大きく急激なパンデミックでした。
こんな感じだった。これは、さっきの緑のグラフをスクショして、縦に引き伸ばしただけ。ドベっとしたグラフでは何も思わなくても、こうしたら大きなパンデミックに見えますよね。
だから、なんですか?
良い質問ですね〜
もう一回、このグラフに戻ります。
つまり言いたいのは、この凄い速度で伸びている赤のパンデミックでさえ、数ヶ月後のグラフには、緑の山みたいになっている可能性があるってことです。今後、青が赤とは次元の違うスピードで伸びた時、そうなる可能性は大いにあります。
現に、それを緑のパンデミックが証明しています。当時は、ずっと中国でのパンデミックをテレビで報道して、みんなが騒いでいた。「凄い速度で増加している!」と。
でも、今となっては「何この緑?」と言うくらい、忘れられてしまっている。無視しても良い誤差のように。これ、めっちゃ怖くないですか、、
今のパンデミックは、ただの序章に過ぎないかもしれないんです。そうなる可能性について、少しだけ書いておきます。
地球規模の第二波の理由とは
「これから来ようとしている第二波が、第一波よりも大きいかもしれない」と言いました。「なんやねん、危機感を煽って」と思われるかもしれませんが、そう思うのには、一応理由があります。
そもそも、「第二波が来ている」と言う情報を伝えた段階で、重要な情報が抜けています。それは、「何で?」です。「何で第二波が来ているのか」です。
これは、予想ではなく、はっきりと理由が分かっている。
これは、昨日の世界の感染者数の表。デフォルトの表では、「累計感染者数の多い順」に並んでいます。一位はもちろんアメリカ。
これでは、何の意味もないので、上のタブで「New Cases(新規感染者)」をクリックし、新規感染者数の多い順に並べ替えます。
すると、こうなる。新規感染者数の多い上位10ヵ国がわかる。言うなら、語弊があるかもしれませんが、「今一番危険な国」です。恐ろしいことに南アも入っています、、
上位2カ国のアメリカとブラジルにおいては、1日に2万人以上増加している。1日ですよ!日本の累計の感染者数は現在でも1.7万人くらい。それよりも多い人数が毎日増えている。
中でも一番ヤバいのは、前の記事でも紹介したようにブラジルです。
アメリカのグラフを見て貰えばわかるように、グラフは横ばいになっている。つまり、増加はしていない。一方でブラジルは増加傾向にあります。そのうち、アメリカを抜くと思われます。
ただし、アメリカもジワジワと再び増加の兆候もあるので、油断は禁物です。
そして、僕が個人的にブラジルよりもヤバいと思っているのが、インドです。
インドはブラジルよりも遅れをとっていたので、現状ではブラジルよりも少ないですが、ブラジルよりも速い速度で増加しています。そして何よりも人口が桁違いです。
第二波が深刻化する可能性について
第二波を牽引している国があることを、上で紹介しました。上位10ヵ国。この内、アメリカを除くと残りの9ヵ国は発展途上国です。
「【コロナ第二波】南米がヤバイ?南半球がヤバイ?それとも戻ってくる、、?」の記事でも紹介しましたが、これからが大変なのは発展途上国。先進国が落ち着き出している中で、増加し出している。
途上国もロックダウンしていたのにです。この理由についても、上の記事で書きましたが、要するにロックダウンを徹底できるほどの政府と環境がないためです。
つまり、第二波が深刻化する恐れがあると考える僕の理由の、大きなところは以下の二つ。
- 途上国ではコロナ対策が行き通らない
- 人口が圧倒的に多い
ロックダウンの徹底が難しかったり、医療的な面から、先進国と比べると対策が難しい。それに加えて、もっと重大なのは、2つめ。人口の多さです。
どこからが先進国?と言うのは線引きが難しいのですが、一般的に先進国の人口は、現在全体の20%と言われています。つまり、80%が途上国です。
もう説明は不要かと思います。今、爆発的に増加しているのは途上国で、その途上国には全人口の4/5がいると。これが、次のパンデミックがかつてない程の大きさになる可能性があると考える理由です。
おそらく、この20%に中国は入っていないので、中国を入れると少し変わりますが。
オススメの書籍(ファクトフルネス)
最近、僕が読んでいて、面白かった本。オリラジのあっちゃん(中田敦彦)もYouTubeで紹介していたので、知っている人も多いかもしれませんが、本当に名著です。
世界中に間違った情報が溢れる中、実際のデータ(ファクト)を元に、しっかりと世界の現状を見よう、と言う内容の本です。
この世界には、内戦や戦争が溢れていて、貧困に悩む子供たちが沢山いる。さらには、地球温暖化、人口爆発、少子高齢化など、問題も山積み。世界は悪い方向に向かっている。と、そう思いがち。
しかし、実際は真逆です。凄まじい勢いで、世界は良くなっている。貧困の苦しむ人達は、これまでに類を見ないスピードで減少している。でも、それはニュースでは報道されません。
一方で、戦争や、難民のニュースは毎日のように流れる。その方が、新聞が売れるからです。「去年よりも難民が2百万人減りました」では、注目を引けないからです。
今のコロナの状況に当てはまることが多すぎて、ハッとさせられる。僕が最近、今回の記事のようなコロナの現状を、僕なりに解釈して紹介しているのも、結構この本の影響が大きいです。
質問1 世界の1歳児で、なんらかの予防接種を受けている子供はどのくらいいる?
・A 20%
・B 50%
・C 80%質問2 いくらかでも電気が使える人は、世界にどのくらいいる?
・A 20%
・B 50%
・C 80%※本著より引用
本著では、最初に、上記のような世界の現状についての質問がされます。どれも三択。なので、チンパンジーの正答率は33%。しかし、実際の正答率はそれよりも遥かに低い。特に、高学歴になればなるほど、低くなるそうなので、面白い。
当てずっぽうの方が正答率が高いと言うことは、それだけ間違った常識が溢れていると言うことです。
質問の答えは本に載っています。2020年で、現状一番面白かった本です。
まとめ
ということで、コロナの世界の状況と第二波についてでした!
世界の新規感染者数を見ると、次なるパンデミックが不安でなりません。この勢いが加速する理由は沢山あります。
そして、これは他人事ではありません。そうした国が、これまでの何倍もの勢いで感染拡大した時、それらの国から日本や欧米に戻ってくる可能性は大いにあります。楽観せずに備えましょう。
See you!
Always think easy, go easy.