今回の記事は、ボリビアにある世界最高所の町、ポトシについて!
南米を旅行するバックパッカーのハイライトの一つとも言える、ボリビアのウユニ塩湖。ウユニ塩湖からの次の目的地として人気なのは、北上して、ボリビアの首都ラパスや、ペルーに抜けるか、南下してチリやアルゼンチンに抜けるルート。
しかし、ボリビアの奥地にはもっと素晴らしい場所が沢山ある!その内の一つ、ウユニからも比較的近い場所にある町が「ポトシ」。
イメージは、ボリビアの古都。日本でいう京都のような場所です。さらに奥にある、ボリビアの憲法上の首都であるスクレへ行く中継地点にもなります。
ということで、この記事ではボリビアの古都、ポトシについて紹介します!
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ポトシとは
ポトシはボリビア中部、アンデス山脈上に位置する都市です。その標高は、なんと4000mで、人が住む町としては世界で最も高い場所にある町です。
スペイン人の侵入後、1546年に鉱山町として建設され、金銀の採掘場として繁栄します。特に、莫大な埋蔵量を有する銀山が発見され、ポトシから出る銀でスペインは大国への道を歩みます。
その量は莫大で、当時、ポトシと日本の石見銀山から出る銀だけで、世界中の半分以上を占めていたそう。19世紀には金銀共に枯渇し、町は荒廃が進んだが、現在も手探りで作業を行う坑夫達がいます。
現在は、奴隷制度の負の遺産として、世界遺産に登録されていて、ポトシの町からのツアーも沢山出ています。
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また、ポトシにはチョリータと呼ばれる、先住民インディオとスペイン人の混血女性が多くいるのも特徴の一つです。古都ならではですね。チョリータを特徴付けるポイントは、民族衣装や髪型だそうで、写真のようなファッションの女性達が沢山います。
面白いのは、チョリータの多いポトシでも、写真のような伝統衣装を着ているのは年配者のみで、若い女性達はみんな洋服を着ていました。
そして、近代化の進んだ大都市であるスクレでは、年配女性でも洋服を着ている人が多い。欧米化していく国の流れを見るようで面白い。寂しいけど、誰も止めることは出来ないこのムーブメント。世界中で、この景色に出会う度、このジレンマに陥ります。
ポトシへの行き方
ポトシへは、ウユニ、スクレ、ラパスなど、ボリビアの各都市からバスで行くことができます。
ちなみに僕は、ウユニ→ポトシ→スクレ→サンタクルスというルートで周りました。
- ウユニ→ポトシ:所要4時間、20Bs(320円)
- ポトシ→スクレ:所要5時間、30Bs(480円)
- スクレ→サンタクルス:所要12時間、100Bs(1600円)
ちなみにボリビアのバスは安いだけあって、乗り心地は最悪です。
バスがボロいだけでなく道も悪いので、結構ガタガタします。スクレ→サンタクルス間の12時間、サンタクルス→アスンシオンの22時間はキツかった、、
ポトシの町歩き
ポトシの町自体は、結構広いです。
しかも道が狭く、同じような街並みがずっと続くので、迷路のよう。オフライン地図のmaps.meがないと、迷子になります。
町には、伝統衣装を着たチョリータが沢山います。
町の広場。屋台が立ち並びます。
町中で、チーズや肉、野菜、コカの葉などが大量に売られています。しかも安い。
チョリータ達は本当に美しい。みんな違う色合いで、見ているだけで楽しい。
高山病に気をつけて!
何度も言うように、ポトシの標高は4000m!世界で一番高い町です!つまり高山病になりやすい!僕はウユニ塩湖(標高3700m)で、高山病を発症し、言うまでもなくポトシでは地獄でした。
ポトシの町でも、コカの葉を大量買いし、常に服用。常にコカ茶、水出し茶を飲む日々。
それでも辛く、高山病の薬を買いました。これでなんとか楽になったものの、食欲低下、常に眠くてやる気も出ない。ポトシ観光情報が薄いのは、そのためです。ごめんなさい。
ということで、ポトシから3日で脱出しました。
ポトシでオススメの安宿
ポトシでオススメの安宿は、The Koala Denです。
標高が高いポトシは、夜は夏でもかなり冷え込みますが、毛布も沢山あって、快適でした。朝食も盛り沢山で、紅茶もコカ茶もをいつでも飲めるので有り難い。
何よりも、ルーフからのポトシの街並みが最高でした!1泊1100円なので、ボリビアではかなり高めです。
宿の詳細
- 料金:★★☆☆☆
- ロケーション:★★★★★
- 清潔さ:★★★★☆
- 雰囲気:★★★☆☆
- シャワー:★★★★☆
- WiFi:★★★★★
ボリビア観光に役立つ本
「古代文明〜スペイン統治〜現代」までの中南米の歴史がわかりやすく書かれていて、小説感覚で読めます。
これを読んでおくだけで、町歩きが数倍楽しくなる。Kindleもあるので、南米周遊前、周遊中に読んでおきたい一冊です!
まとめ
ということで、世界最高所にある町、ポトシについてでした!
ボリビア屈指の古都で、他のボリビアの都市とは全く違う。特に民族衣装を身に纏ったチョリータ達は本当に綺麗です。この景色をいつまで見ることができるのか。誰にもわかりません。
高山病にもなりやすいので、対策は十分に!