今回の記事は、ボリビアの憲法上の首都、スクレについて!
南米を旅行するバックパッカーのハイライトの一つとも言える、ボリビアのウユニ塩湖。
ウユニ塩湖からの次の目的地として人気なのは、北上して、ボリビアの首都ラパスや、ペルーに抜けるか、南下してチリやアルゼンチンに抜けるルート。
しかし、ボリビアの奥地にはもっと素晴らしい場所が沢山ある!ウユニからも比較的近い場所にある古都、ポトシを訪れた後に向かったのが、ボリビアの憲法上の首都である「スクレ」。
首都と言うだけあって、そこそこの大都市です。しかし、昔ながらの街並みも残っていて、町歩きが楽しい。
ということで、この記事ではボリビアの近代都市、スクレについて紹介します!
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スクレとは
スクレはボリビア中部に位置する、ボリビアの憲法上の首都です。
事実上の首都は、北部の大都市ラパスにあり、スクレには最高裁判所が残るのみ。主要な機関は全て、ラパスに移されています。
しかし、実はボリビアを始め、実際の首都と憲法上の首都が異なる国は、結構あります。例を挙げれば、オランダやマレーシア、インドや、アフリカの各国など。
また面白いことに、実は、日本もその内の一つに数えられることもあります。
明治元年に天皇が東京に来た際、あくまでも当時は「行幸(ぎょうこう)」と言って、単なる「外出」であったらしいのです。その後、明治天皇が東京城に住み着き、主要機関が東京に移ったことで、「東京に遷都した」という風に、国内外で考えられるようになった。
しかし、あくまでも、天皇が東京に来たのは「外出」であって、いまだに天皇の家は京都御所。
そして、「日本の首都は天皇の家がある場所」というのが、有識者の一部の方々の考えであるようで、つまり彼らに言わせれば、現在でも日本の首都は京都であり、東京は「事実上の首都」と呼ばれるのが正しいそう。(あくまでも一部の意見)
しかし、「事実上の首都」と書いてあるのは、あくまでも京都説に配慮した形だと思います。どこにも「実際の首都は京都」とは書かれていません。当たり前ですが。てか、違うでしょう。
もちろん色々な意見があると思いますし、そもそも「首都」の定義が日本にはないんだとか。
「天皇がいるところが首都」と、憲法で決まっている訳でもなく、「ここを首都にしよう」と、決めたこともない。なんとなく、政府の中枢機関があって、一番でかい街が首都でしょう、くらいの感じのよう。
まぁでも、僕的には、間違いなく東京が日本の首都だと思いますし、違かったとしても「あら、そう」って感じです。
それくらいどうでも良いというか、意味のないものかもしれません。京都は好きなので、京都が首都でも万歳です。大阪だったらちょっと嫌だけど
ちなみにオランダの考え方も日本と似てますね。事実上の首都は、もちろんアムステルダムですが、国王がハーグに住んでいるので、国王が住むところが首都に決まってるだろう!という事で、正式にはハーグが首都なんだとか。
あれ?
よく考えたら天皇って東京に住んでるよね?
あくまでも外出であって、家は京都なのか。
いや、でも明治天皇以外、京都御所に住んだことないでしょう?
住んだことなくても外出?
産まれた時から外出中?
そうなの?
あれ?
スクレは?
ということで、スクレは憲法上の首都です
やかましい。
スクレへの行き方
スクレへは、ポトシやサンタクルス、ラパスなど、ボリビアの各都市からバスで行くことができます。
ちなみに僕は、ウユニ→ポトシ→スクレ→サンタクルスというルートで周りました。
- ポトシ→スクレ:所要5時間、30Bs(480円)
- スクレ→サンタクルス:所要12時間、100Bs(1600円)
ちなみにボリビアのバスは安いだけあって、乗り心地は最悪です。
バスがボロいだけでなく道も悪いので、結構ガタガタします。スクレ→サンタクルス間の12時間、サンタクルス→アスンシオンの22時間はキツかった、、
スクレの町並み
スクレはそこそこ大きな町ですが、実際に観光するポイントは中心部に固まっていて、それほど時間はかかりません。
町の中には教会が沢山あって、数分歩くと、また別の教会に出くわします。
オススメは、やっぱり中心にある、スクレカテドラルです。
内部の展示品も豪華なので、是非中にも入ってみてください。
また、市内にはバスが異常なくらい走ってます!
バス停はなく、好きなところで乗って、好きなところで降りれる仕組み。乗りたいバスが来たら手をあげるのですが、結構なスピードで走っている上に、大量のバスが走っているので、乗りたいバスに乗るのは、なかなか至難の技。
しかし、料金は1回1Bs(16円)なので、適当に乗って、maps.meで常に現在地を確認していれば、そんなに変なところまで行かなくて済みます。
僕は疲れた時はパッと乗って、変なところに行きそうになったら、パッと降りるを繰り返していました。
ちなみにバスは世界中の中古品で、写真のような中国出身者もいれば、博多の老人ホーム出身者や、神奈川のスーパー銭湯出身者も見かけました。
また、数は少ないですが、スクレでもチョリータと呼ばれる、先住民族とスペイン人の混血女性を見かけることがありました。
チョリータの特徴は、伝統的な民族衣装とヘアースタイルです。ボリビア人女性のほとんどが混血ですが、その中でも伝統衣装を身につけている女性を、チョリータと呼びます。
スクレ滞在前に訪れた、古都ポトシでは、80%近くの女性がチョリータであったのに対し、バスで数時間来たところに位置する、スクレでは、10%にも満たない程でした。
町中は常に賑やかで、大都市と言うだけあって、お洒落なカフェや、レストランも多い。その辺は、ポトシとは大違いです。
また、スクレは謎にチョコレートも有名なんです。町にはお洒落なチョコレート屋さんが沢山あります。写真のようなチョコレートが1個、50円くらい。南米最貧国のボリビアでは、考えられない価格です。
また、少し中心地から離れると、古い町並みも残っていて、そのバランスが楽しい。
また、スクレで一番オススメなスポットが、「Recoleta」という修道院を改修した美術館。丘の上に位置するため、スクレの市内を一望できます。
坂を登り終えると、美術館があります。
美術館の向かい、広場の先にはベランダが。
ここから見渡す景色が半端ないんです!
これです!
スクレでオススメの安宿
スクレでオススメの安宿は、Casa Ramirez – Guest Houseです。
立地最高、安い、綺麗、広いガーデンがあって気持ち良い、WiFiサクサクで文句なし。もっと長居したかった。1泊550円。
宿の詳細
- 料金:★★★★★
- ロケーション:★★★★★
- 清潔さ:★★★★★
- 雰囲気:★★★★★
- シャワー:★★★★☆
- WiFi:★★★★☆
ボリビア観光に役立つ本
「古代文明〜スペイン統治〜現代」までの中南米の歴史がわかりやすく書かれていて、小説感覚で読めます。
これを読んでおくだけで、町歩きが数倍楽しくなる。Kindleもあるので、南米周遊前、周遊中に読んでおきたい一冊です!
まとめ
ということで、ボリビアの憲法上の首都、スクレについてでした!
見どころも多くて、気候も過ごしやすい。お洒落なカフェもあって、旅疲れた体を休ませるのにも最高の環境です。
また、ボリビアの他の都市に比べ、比較的低地にあるので、高山病にもなりにくいのも嬉しい!僕はウユニ塩湖、ポトシで高山病にかかって苦しみ、標高の低いスクレへ逃げてきました。
高山病にかかった時は、コカの葉がオススメです!