
今回の記事はメキシコシティの観光名所、テオティワカンについて!
南米周遊を終え、メキシコシティへやってきました!観光スポットの多いメキシコシティで一番楽しみにしていたのが、テオティワカンです!
メキシコシティと言えばアステカが有名ですが、これらの文明はスペイン人によって滅ぼされた比較的新しい文明です。時代で言えば、15-16世紀ごろ。
一方でテオティワカンは、紀元前2世紀〜紀元6世紀頃に栄えた文明で、今から2000年以上も前!アステカの人々も最後までテオティワカンを崇拝していたという。
ということで、この記事では、テオティワカンの行き方・歩き方を紹介します!
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INDEX
テオティワカンとは

テオティワカンとは、紀元前2世紀〜紀元6世紀頃に栄えたテオティワカン文明の宗教遺跡。
当時のアメリカ大陸では最大の建造物で、オルメカ文明やマヤ文明を含めたメソアメリカの中心都市として機能していました。
「テオティワカン」とは、アステカ人が使っていたナワトル語で「神々の都市」という意味で、12世紀以降にやってきたアステカ人によって名付けられたそう。
遺跡内部には、太陽のピラミッド、月のピラミッド、ケツァールコアトルのピラミッドを中心にいくつかのピラミッドと宗教施設が点在します。
テオティワカンへの行き方
テオティワカンは、メキシコシティの北東50kmに位置し、一般的にはバスで行くことになります。バスターミナルまでは市内からメトロでアクセス可能なので、簡単です。
市内からバスターミナルへ
テオティワカン行きのバスは、北バスターミナル(Terminal Norte MX)から出ています。メトロのAutobuses del Norte駅に直結しているので、アクセス抜群です。

具体的な場所は、写真の星マーク。中心のソカロ(Zocalo)から行く場合は、2回乗り換えが必要になります。

メトロの乗り方は簡単。写真のような切符売り場があるので、そこで欲しい枚数の切符を購入するだけ。

1回5ペソ(28円)です。乗る回数が分かっていれば、事前に数枚買っておくと便利です。切符の他に、SUICAのようなチャージ式のカードもあるようですが、長期滞在でもない限り、切符で十分です。

Autobuses del Norte駅に着いたら、上記の看板を探して、指示に従っていてば、辿り着きます。

こちらがバスターミナル。

結構広いのですが、テオティワカン行きのバスは、バスターミナルに入って向かって左奥。写真の奥に進んで行きます。

ほぼ再奥に、「AUTOBUSES TEOTIHUACAN」というそのままの名前のバス会社があるので、そこでチケットを購入。

往復のバスチケットを買っておくと便利です。片道52ペソ。

バスは頻発しているようで、10分程待って乗車できました。

1時間ちょっとで、テオティワカンの入り口に到着です。
いざ、テオティワカンへ!

入り口で入場チケットを購入します。チケットは70ペソ(390円)。とても良心的です。

入場して最初に現れるのが、ケツァールコアトルのピラミッド。
ケツァールコアトルとは、アステカ神話の農耕および文化の神様。アステカのみならず、マヤでも同じような神様がいて、マヤではククルカンと呼ばれています。ククルカンという名前は、有名なので知っている人も多いかと思います。
そうです、蛇です。ユカタン半島にあるチツェン・イツァに、春分と秋分の日にだけ現れる蛇の陰で有名ですね。実際には、ただの蛇ではなく、羽を持った蛇。

ケツァール
「ケツァール」とは、コスタリカの国鳥でもある、中米の有名な鳥ケツァールから来ていて、「コアトル」は蛇の意味。グアテマラの通貨も「ケツァール」です。ちなみに、このケツァールという鳥は、手塚治の「火の鳥」のモデルになった鳥とも言われています。

ピラミッドには、沢山の装飾がされていて、ケツァールコアトルの彫刻も。

こいつがケツァールコアトルです。シーサーですね。
どこの文化にも、必ずと言って良いほど、こういった顔の守り神がいて面白い。そして、ピラミッドも。エジプト、インダス、マヤ、ペルー。
当時、絶対に交流できていたはずがない文明同士でも、似たような物を作り上げている。DNAがそうさせるんでしょうか。そして、他を知れば知るほど、他と異なろうと、自分を変えようとしてしまうんでしょうか。本当は同じなのに。考えさせられます。

ケツァールコアトルのピラミッドを後にした後は、死者の道を通って、月のピラミッド、太陽のピラミッドへ向かいます。

道中、沢山の宗教遺跡を通っていくのですが、デザインが面白い!

隙間に、砕いた火山岩を散りばめています。世界中に遺跡は数あれど、こんなにデザインの凝った遺跡は見たことがありません。これが数千年前に!すごい!

ピラミッドが近付いてきました。死者の道の正面に位置するのが、テオティワカンで最大の月のピラミッド。後ろに見える山、「セルロ・ゴルド」を形どっているんだとか。ペルーにある多くのピラミッドと同じです。

そして、その手前にあるのが、太陽のピラミッド。

ここからは、遺跡の全体をパノラマで見ることができて、気持ち良い!

ここからの月のピラミッドも最高です!
メキシコシティへ

遺跡観光を終えた後は、同じ道を戻って、最初のバス降り場へ。バスが待機しているので、好きな時間のバスに乗り込みます。帰りも同様、バスターミナルへ戻り、メトロで。
メキシコシティでオススメの安宿

メキシコシティでオススメの安宿は、Hostel Zocaloです。

ベッドも、共有スペースも、清潔で居心地抜群。さらに、ソカロに徒歩5分という好立地です。

WiFiも早くて、バルコニーも気持ち良い。ついつい長居してしまいました。メキシコシティは宿代が高く、1泊1100円程。
宿の詳細
- 料金:★★★☆☆
- ロケーション:★★★★★
- 清潔さ:★★★★★
- 雰囲気:★★★★☆
- シャワー:★★★★☆
- WiFi:★★★★★
メキシコ観光に役立つ本
「古代文明〜スペイン統治〜現代」までの中南米の歴史がわかりやすく書かれていて、小説感覚で読めます。

これを読んでおくだけで、町歩きが数倍楽しくなる。Kindleもあるので、中南米周遊前、周遊中に読んでおきたい一冊です!
まとめ

ということで、テオティワカンについてでした!
メキシコシティ観光と言えば、テオティワカンは外せません!
マヤの有名な遺跡は、ジャングルの中など行きにくいところにありますが、テオティワカンはシティから1時間ほど。比較的行きやすい場所にあるので、遺跡に興味のない方も、せっかく来たら行っておきたいスポットです!

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