【南ア】チャーター便運行決定!乗る?乗らない?日本の報道に対する疑問も【コロナ】

南アフリカ

Shozza
ハロー!Shozza(@shozzatrip)です!

今回の記事は、南アフリカのロックダウン17日目の様子について!

現在、私は南アフリカのロックダウン(封鎖)に伴い、首都プレトリアで軟禁生活を送っています。

ロックダウンは3/27日から始まり、3週間続く予定でしたが、更に2週間の延長が決定。よって、ロックダウンは4月末までとなりました。

ペルーなどを始め、日本人が多く取り残されている国では、その国から出国するチャーター便が検討されていて、実際に運行したケースもあります。

「南アフリカも場合に寄っては」と言われていましたが、昨日(4/11)に臨時チャーター便の運行が決定しました。その運賃も。これが想定通り高い。まあ妥当かとは思いますが。僕は、今のところ乗る予定はありません。

ということで、この記事では南アフリカのロックダウン17日目の様子について紹介します。

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南アフリカ軟禁:現在までの経緯

現在、南アフリカの首都、プレトリアで軟禁生活を行なっています。それまでの経緯を簡単に記載しておきます。

  • 3/14 ナミビアから陸路で南ア入国
  • 3/18 レンタカー旅に出発
  • 3/23 南ア内にあるレソト王国に入国直後、南アのロックダウン(3/27-)発表
  • 3/24 レソト出国。南アの玄関口、ヨハネスブルグへ急行
  • 3/25 日本行きのフライト購入
  • 3/26 フライトが無断でキャンセルされていた。0時を回り、ロックダウン開始
  • 3/27 大使館紹介のプレトリアの宿に移動。軟禁生活開始
  • 4/10 ロックダウンの2週間延長を発表
  • 4/11 臨時チャーター便運航決定

 

4/11 南ア発の臨時チャーター便運行決定

冒頭でも述べましたように、昨日(4/11)に、南アフリカからの臨時チャーター便運行が決定しました。実は、1週間ほど前から、チャーター便に関するアンケート(出国希望の有無など)が回ってきていました。

僕は「運賃次第で搭乗を希望する」と、返答。そのアンケート結果を元に、運賃と搭乗予定人数、運行予定日程などが見積もられて、結果が送られてきたのが昨日という訳です。具体的な内容は以下。

ちなみにこのアンケートの回答者は600人弱。それだけ南アフリカに日本人がいる。

南ア発 臨時チャーター便詳細
  • 日程:4/22 or 4/23
  • 運行会社:南アフリカ航空
  • 最低運行人数:57名
  • 最大乗客数:317名
  • ルート:ケープタウン or ダーバン → ヨハネスブルグ → 第三国 → 成田空港

気になる運賃ですが、航空機に最大乗客数(317名)で乗った場合が、約19万円。最低運行人数(57名)で乗った場合が、約95万円です。

大体、ワンフライトに約5500万円かかる計算のよう。おそらく、南アフリカから日本に飛んで、その後、ほぼ空の状態で南アフリカに戻ることになるので、高額になるのではないかと予想しています。

ちなみに、ペルーから飛んだ臨時チャーター便は、リマ→メキシコシティorマイアミのみの経路で25万円でした。さらに、その後のフライトは個人手配が必要です。

そのため、このチャーター便に乗ったのは、ペルーにいた日本人の半分くらいだったよう。半分は、お金が払えずに、ペルーに残ることを決めました。その他の国でも同じようなことが起きています。知っていました?

ちなみに僕は、今現在、このチャーター便に乗る予定はありません

 

世界各国から帰れない人たちの現状について

日本の報道ベースですが、4/12現在、海外で足止めされている日本人は3300人近くいるようです。数日前のニュースなどでは4000人以上だったりしましたが、帰国したり状況が変わってきているよう。

これも同じソースの情報ですが、その3300人の内、2000人は帰国の日程が決まり、さらに900人はチャーター便の運航手配中だとのこと。なので、帰国の目処が立っていないのは、400人だけ。つまり、僕もこの400人のうちの1人になる。

このブログを読んでる人の中で、実際に海外で足止めされている人たちは、この数を見てどう思いますか?

多分、多くの方が「いや、もっと沢山いるわ!」と、思うのではないかと思います。もちろん、正確にはわかりませんが、僕もその印象です。

 

臨時チャーター便は自己負担かつ高額

「帰国の目処が立っていない日本人がもっと沢山いるはず」と思う理由は、帰国のために使用される臨時のチャーター便の運賃に関する点から。

上で述べたように、このチャーター便の運賃がとにかく高い。それが理由で乗らない人も多いと、伝えました。もしかしたら、「え?自己負担なの?」と、思われた方も多いのではないでしょうか。

メディアなどで「海外に取り残された邦人を救うために、政府が臨時のチャーター便を運行し、○百人が帰国しました」などと、大々的に報道されているので、勘違いされているかもしれない。

何度も言いますが、これらのチャーター便は「自己負担」であり、かつ「高額」です。

勘違いして欲しくないのは、「なんで自己負担なんだ!」「運賃が高過ぎる!」と、文句を言っているわけではありません。僕の意見としては、どちらも当然かつ妥当の金額だと思っています。

ただ、一つ言いたいのが、国会で「彼らを助けるべきかどうか」の議論をして(その様子を報道して)、「政府がお金を出している」感じで報道し、国民に「コロナを持って帰って来ないでよ!」と思わせる報道をしているのがオカシイという事。

さらに言うと、今回の南アフリカからのチャーター便については、手配しているのは南ア日本商工会議所と南ア日本人会という民間の組織で、政府とは切り離されている(もちろん、南アフリカ日本大使館の方々も協力してくれています。有難うございます)。

みなまで言いませんが、言いたいことは読めますでしょうか。

ちなみに、南アフリカにはロックダウンが起きて1週間足らずの内に、イタリアやドイツ、オランダからのチャーター便が来ました。もちろん、乗れるのはイタリア人、ドイツ人、オランダ人だけです。国民を守るために。

しかも、それらは全て無償。

「だって、そのために高い税金を払ってるんでしょ?日本もそうじゃないの?」。それが彼らの常識。上で、僕が「自己負担は当然」と、言ったのが少し恥ずかしくなる。

欧米は1週間の内に無償のチャーター便を出した。日本は3週間経った今も、政府からのチャーター便は来ずに、民間の力でやっと動き出したところ。そこに対する政府の補助もない。

僕らは何のために税金を払っている?

 

海外からの帰国者について

どこまで本当かわかりませんが、上の写真は現在の成田空港の様子だそう。

危険レベルの高い国からの帰国者にコロナの検査を行っているらしく、その結果が出るまで、1〜2日空港で待機する必要があるんだとか。

ホテル手配してあげれば、、と、思ってしまいます、、

ここで少しだけ伝えたいのは、先ほども述べたように、これもメディアの扇動の影響が強いですが「海外からの帰国者に対するコロナ差別」について。

確かに、コロナは海外からやってきて、これ以上、海外から来る人を増やしたくないのは、感情論的にはわかるのですが、変な話、現在、日本よりも何十倍も海外の方がコロナに対する対策を取っています。

僕も、もう2週間以上、家から外出しない生活を続けています。日本よりも遥かに感染者数の少ない南アフリカで、です。言いたくはないですが、日本の方がよっぽど感染のリスクが高い。

「じゃあ、帰ってくるなよ」と、言われそうですが、そこは論点ではありません。

さらに、海外から帰国した旅行者(僕の知っている範囲のみですが)は、帰国後にちゃんと2週間の自粛を守っています。日本にいる人よりも、よっぽど気を使っている。海外の封鎖の現状を身近に経験して、その危機感を感じているからです。更に言えば、少なからず、自責の念があるからだと察します。

一方で、「海外からコロナを持ち込むな!」と言う人たちは、多くが普通に会社に行って、飲みに出歩いている。どう、感じますか?

 

「でも、帰国者で陽性の人が多いって聞いたよ」

先ほども述べたように、現在、成田空港等では、危険レベルの高い国からの帰国者に検査を義務付けているよう。その中に陽性者がそこそこいることですが、「そもそも、みんな検査したら陽性かもよ」って事実を、そろそろ本気で考えた方が良いと思います。

イタリアや韓国では、それが原因で医療崩壊に繋がったくらいで、日本ではそうならないように検査を促進していない。症状が出てからしか、検査ができない仕組みになっています。

アメリカでもそうでした。だから最初は、陽性者数が少なかった。

でも、実際は沢山いた訳です。それを知らずに普通に生活を送り、その間にウイルスを撒き散らして、2週間後に爆発してしまった。そして現在のロックダウン。これから2週間後のことは考えたくもありません。今現在、目まぐるしい速度で患者数が増えています。

今の日本はどうなんだろう。日本はアメリカとは違うって、言えますか?

確かに、海外から帰ってくる人に陽性の人がいるかもしれない。でも、怖いけど、もしかしたら、それは既に大海に雫を一滴落とすようなものなのかも、、

見えていないところで感染が目まぐるしく広がっているのかも。「見えていないから大丈夫」ではなくて、「見えていないから危機感を持とう」という風にマインドシフトするべき頃だと思います。

注意はしても、し過ぎることは決してありません。後悔しないように、今できる対策をして欲しい。

特に、高齢者の方々と一緒に生活をしている方は、「やりすぎだよ」と、笑われるくらい注意してください。日本でオーバーシュートが起きないことを心から祈っています。

そして、世界中で足止めされている日本人が、早く日本に帰れることも、、頑張りましょう。

 

まとめ

暑すぎて、僕の帽子を被るジョセフ

ということで、南アフリカでの軟禁生活17日目の状況についてでした!

臨時チャーター便が飛ぶという有難いニュースが、ついに南アフリカにもやってきましたが、現状としては様子見です。

そもそも運行の日程が4/22-23と遅いことから、「それだったら4/30(予定)のロックダウン解除まで待つよ」というところかな。もちろん、それも絶対に解除されるとは限らないし、再度延長の可能性は高いけど、、

チキンレースですね、、みなさん、頑張りましょう。安全で、安静で。

See you!

Always think easy, go easy.

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