
今回の記事は、南アフリカのロックダウン42日目の様子について!
現在、私は南アフリカのロックダウン(封鎖)に伴い、首都プレトリアで軟禁生活を送っています。ロックダウンは3/27日から始まり、1ヶ月以上経った今も解除の目処は立っていません。
前回の記事で、嬉しいニュースが飛び込んでたことをお伝えしました。
それは、カタール航空による2週間限定の「ヨハネスブルク→ドーハ」便の運航というもの。「ドーハ→東京」は、数は少ないですが普通に飛んでいるので、日本にまで帰ることができる。
現在の南アの状況を考え、かなり前向きに乗る方向で気持ちを整理していました。しかし、ここにきて、キャンセル、、
悲報(僕以外、全員帰国)
→朗報(オーナーファミリー帰宅)
→悲報(モニカ一家、ジンバブエ帰国)
→朗報(カタール便運航)と来て、
→また悲報(カタール便キャンセル)
となってしまった。もう、情緒不安定やん。笑
ということで、この記事では南アフリカのロックダウン42日目の状況について紹介します。
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INDEX
南アフリカ軟禁:現在までの経緯

現在、南アフリカの首都、プレトリアで軟禁生活を行なっています。それまでの経緯を簡単に記載しておきます。
- 3/14 ナミビアから陸路で南ア入国
- 3/18 レンタカー旅に出発
- 3/23 南ア内にあるレソト王国に入国直後、南アのロックダウン(3/27-)発表
- 3/24 レソト出国。南アの玄関口、ヨハネスブルグへ急行
- 3/26 フライトが無断でキャンセルされていた。0時を回り、ロックダウン開始
- 3/27 大使館紹介のプレトリアの宿に移動。軟禁生活開始
- 4/10 ロックダウンの2週間延長を発表
- 4/11 チャーター便運航の連絡
- 4/23 ロックダウンの段階的解除(5/1〜)を発表
- 4/24 チャーター便運航
- 5/1 ロックダウン段階的解除開始(レベル4へ)
- 5/4 カタール航空の臨時便(ヨハネスブルグ発)運航発表
- 5/5 ほぼ搭乗を決意
- 5/6 カタール航空の臨時便、キャンセル
- 5/7 現在ココ
- 【コロナ】南アフリカから出れない!21日間の軟禁が決まるまでの出来事【前編】
- 【コロナ】南アフリカから出れない!21日間の軟禁が決まるまでの出来事【後編】
- 【コロナ差別】アフリカでコロナが流行り始めて1ヶ月で経験した事、感じた事
- 【南アフリカ】コロナ難民生活が始まって5日目。有難い事に快適です【ロックダウン】
- 【南アフリカ】「コロナ匿ってるだろ、金出せ」難民生活10日目【ロックダウン】
- 【ロックダウン】2週間延長、、まだまだ南アフリカから帰れない【残り3週間】
- 【南ア】チャーター便運行決定!乗る?乗らない?日本の報道に対する疑問も【コロナ】
- 【南ア】ロックダウン3週間経過。動画編集始めました!チャーター便詳細も
- 【悲報】僕以外、みんな帰国。植野、ついに1人になるってよ。【南ア】
- 【コロナ】いつ収束する?データから未来を読む【世界規模では良化してる?】
- 【南ア】軟禁生活1ヶ月経過!チャーター便は明日。みんな荷造り始めた(泣)
- 【5/1〜】南ア ロックダウン段階的解除へ。変わらない?そして一人に【コロナ】
- 【南ア軟禁生活】2ヶ月目突入。何も変わりません。今後のブログについて考える
- 【南ア ロックダウン】今日から段階的解除へ!ランニング&中距離移動解禁!
- 【南ア】悲しい&嬉しいニュースが同時に来ました。賑やかになりそうです
- 【朗報!】カタール航空の臨時「南ア→ドーハ」便が運航決定!【ロックダウン】
カタール航空の臨時便が運航決定

前回の記事「【朗報!】カタール航空の臨時「南ア→ドーハ」便が運航決定!【ロックダウン】」でもお伝えしたように、カタール航空の臨時便(ヨハネスブルグ→ドーハ)が、2週間限定で運行することが決定しました。
結果としては、キャンセルになってしまいましたが。、、重要な点は以下でした。
- 運航の経路は「ヨハネスブルグ→ドーハ」
- 日本人も含む外国人も搭乗可能(大使館への申請が必要)
- 現状では、5月5日〜16日までの2週間限定の予定
- 日程は、5月5日(火),7日(木), 9日(土),12日(火),14日(木),16日(土)
- ドーハで乗り継いだ後、東京まで移動可能
- カタールは日本政府の定める危険レベル3に入るので、帰国後にPCR検査が必須
- 運賃は、大体30000-37000ランド程
フライト予定は、5/5から始まり、6便限定。僕は、ほぼ12日以降の便に乗る心算でいました。(「こころづもり」って、漢字でこう書くんですね、、)
5/5のフライトが、遅延→キャンセル→延期された

まず最初に起こったのは、5/5発予定のフライトがキャンセルされた事。
実は、今回のカタール航空の便には、「ドーハ→ヨハネスブルグ」の移動時に、乗客を乗せて飛んでくることになっていました。アメリカを始め、世界中に取り残されてしまった南アフリカ人(しか入れない)を連れてくることになっていました。
しかし、この飛行機がドーハで数時間足止めをくらってしまった。

参照先:https://m.news24.com/SouthAfrica/News/repatriation-chaos-hundreds-finally-heading-to-sa-back-after-plane-in-qatar-does-u-turn-on-runway-20200506
さらに、南アフリカに着いた後、検疫など、様々なメディカルチェックを受ける手筈だったようですが、遅延したこともあり、その辺りがしっかりとコントロールできていなかったようです。
結果として、5/5の「ヨハネスブルグ→ドーハ」便は数時間遅延したのち、キャンセルされてしまった。その後、5/6に代替え便として延期されることが発表されました。(実際に飛んだかどうかは、確認できていません)
5/7以降の残りの5便はキャンセル

5/5のフライトに問題があったことを知ったのは、5/6の朝でした。
その知らせを聞いて、「ふむ」と思い、カタール航空のホームページへ飛んでみると、案の定、昨日まで検索できたフライトが出てこない。

ふむ
この辺で、少しだけ嫌な予感はしました。
結果としては、延期された5/5の便を除き、残りの5便はキャンセルされるようです。残念ですね、、
ただし、今回のキャンセルは、色々と準備不足が問題であった可能性があるので、もう一度カタールが運行を検討してくれるかもしれません。それに期待です。
実は、少しだけ帰りたくなくなっていた

前々回の記事「【南ア】悲しい&嬉しいニュースが同時に来ました。賑やかになりそうです」でも紹介したのですが、ロックダウンの緩和を受けて、フランソワ(宿オーナー)の家族が、帰ってきました!
- ミランダ(奥さん)
- ミシカ(長女)
- アルマン(長男)
- ルーヴェン(ドイツ人留学生)
具体的には、上記の4人。かなり賑やかになりました。

中学生のアルマンはピアノが上手で、毎日弾いてくれる。ジブリを練習中です。

ドイツ人留学生のルーヴェンは、なんとバイオリンが弾けます。彼は、僕の隣の部屋に住んでいるのですが、たまに隣から美しい音色がやってくる。こんなに平和なことはありません。ちなみに、まだ聴けていませんが、長女のミシカも弾けるそう。
ちなみにルーヴェンは、交換留学生として、この家に5ヶ月住んでいます。先月まで、彼の弟もここにいたんだとか。交換留学と聞いて、ピンとくるかもしれませんが、この家の長男アルマンも逆に、ルーヴェンの家(ドイツ)に留学に行っていたんだそう。
日本にも「交換留学」ってあるにはあるだろうけど、あまり多くないですよね。あまり聞いたことはない。中学から、こんな経験をできるって、すごいなあ。

話は戻りますが、彼らが戻ってきたのは、5/3。そして、カタール便の連絡が来たのは5/4。そして、フライト自体は5/5からという、かなり急な感じでした。
ほぼほぼ、5/12以降の便に乗るつもりでいましたが、どこかで「せっかく仲良くなれたのに。少なくとも後2週間くらいいたいな、、」と思っていたところでした。
だから良い!という訳では、全くないのですが、数週間後にカタール便が再挑戦に挑むことを祈っています。
数学・化学・物理の先生、始めました。

ちなみに、ルーヴェンと、アルマンは、毎日オンラインで授業を受けています。今日、僕はルーヴェンの数学の先生として1時間、一緒に勉強。
僕は、大学と大学院で、化学を専攻していたので、理系科目は得意。しかも、学生時代、塾講で2年バイトをしていたので、教えるのは大好きです。ただし、日本とドイツ/南アで教え方や解き方が異なる可能性はあるので、不安だったのですが、なんとか上手く行きました。むしろ大成功。ルーヴェンは大興奮でした。笑

今日教えたのは「相似」。
「△ABC ∽ △DEF」みたいなやつ。覚えていますか?
「この中で、解けない問題がいくつかあるんだ」と。彼が解いていたのは、結構複雑な問題で、確かに難しい。ただ、相似って結構、解き方はシンプルです。

上の左の図で、「AD:AB=DE:BC=AE:AC」。これさえ知っていれば、ほとんどの問題が解けます。右も、同じです。しかし、何故か彼はこれを知らなかった。
彼と話していて、すぐにわかりましたが、彼はかなり賢い。後々聞くと、ドイツでもかなり優秀な高校に行っているんだそう。納得です。
しかし、相似の問題を解いているのに、日本では一番基本である解き方を、彼は知らなかった。むしろ、上の定理を教えたら、かなり興奮して、「ちょっと友達に電話させて!」と言い、3人くらいに解き方を教えていました。「日本式の解き方がすごいんだ!」と。笑

彼が電話しているのはドイツ。南アフリカのオランダ人の家で、日本人から相似の解き方を習って、その5秒後に電話でドイツの友達に教えれるって、すごい時代になりました
ドイツと日本で解き方(考え方)が違うのかな。明日、ドイツ式の解き方を聞いてみたくなった。
ついに世界周遊旅のまとめ動画が完成!

現在、この時間を活用して、2年半に渡る旅のまとめ動画を作成していました。これが、かなりの長作になり、結構時間がかかっていたのですが、ようやく全編完成しました!
PART.1〜3まで分かれているので、見て頂けると嬉しいです!
PART.1
PART.2
PART.3

今後も旅に関する動画を公開していくので、チャンネル登録して貰えると嬉しいです!
まとめ

ということで、南アフリカでの軟禁生活42日目の状況についてでした!
かなり心ひかれていたカタール航空のキャンセル。悲しい反面、どこか安心している自分もいる。というのも、今の環境、やっぱり好きです。
レイナちゃん、マイちゃん、トモグラムがいた時は、最高に居心地が良かった。彼らがいなくなって、やっぱりどこか「俺も帰りたいな」という気持ちになっていたんでしょう。ただ、また家に人が戻ってきたら、その気持ちも少し和らいできたんだと思います。
つまり、やっぱり人がいることって大事。人と話すことって大事です。オンラインで、みんなと話すことはできても、やっぱり違う。面と向かった会話が重要なんだと。
本当に、この宿に来れて良かった。もちろん、今後のこと、色々なことに不安はあるけど。
ただ、異国でロックダウンに巻き込まれているこの状況で、「今の環境が好き」と言えることに本当に感謝しなければいけない。それは、まず間違いありません。
沢山の方々の支えの上で、安心して生活できている今の僕がいます。本当に有難うございます。
See you!
Always think easy, go easy.