今回の記事は、南アフリカのロックダウン40日目の様子について!
現在、私は南アフリカのロックダウン(封鎖)に伴い、首都プレトリアで軟禁生活を送っています。ロックダウンは3/27日から始まり、1ヶ月以上経った今も解除の目処は立っていません。
ただ、4月の末に「南ア→東京」の臨時チャーター便が出ました。しかし、運賃が高いことなどから、僕は搭乗しませんでした。詳しくは以前の記事を参照していただければと思います。
そして、昨日、新たなニュースが飛び込んできました。それは、カタール航空による2週間限定の「ヨハネスブルク→ドーハ」便の運航というもの。「ドーハ→東京」は、数は少ないですが普通に飛んでいるので、日本にまで帰ることができる。
僕自身は、まだ悩んでいますが、南アに残っている方も多いので、情報の共有ができればと思います。
ということで、この記事では南アフリカのロックダウン40日目の様子について紹介します。
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INDEX
南アフリカ軟禁:現在までの経緯
現在、南アフリカの首都、プレトリアで軟禁生活を行なっています。それまでの経緯を簡単に記載しておきます。
- 3/14 ナミビアから陸路で南ア入国
- 3/18 レンタカー旅に出発
- 3/23 南ア内にあるレソト王国に入国直後、南アのロックダウン(3/27-)発表
- 3/24 レソト出国。南アの玄関口、ヨハネスブルグへ急行
- 3/26 フライトが無断でキャンセルされていた。0時を回り、ロックダウン開始
- 3/27 大使館紹介のプレトリアの宿に移動。軟禁生活開始
- 4/10 ロックダウンの2週間延長を発表
- 4/11 チャーター便運航の連絡
- 4/23 ロックダウンの段階的解除(5/1〜)を発表
- 4/24 チャーター便運航
- 5/1 ロックダウン段階的解除開始(レベル4へ)
- 5/4 カタール航空の臨時便(ヨハネスブルグ発)運航発表
- 5/5 現在ココ
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カタール航空の臨時便が運航決定
昨日(5/4)に新しく入ってきたニュース。
冒頭でお伝えしたように、カタール航空の臨時便(ヨハネスブルグ→ドーハ)が、2週間限定で運行することが決定しました。重要な点を以下にまとめます。
- 運航の経路は「ヨハネスブルグ→ドーハ」
- 日本人も含む外国人も搭乗可能(大使館への申請が必要)
- 現状では、5月5日〜16日までの2週間限定の予定
- 日程は、5月5日(火),7日(木), 9日(土),12日(火),14日(木),16日(土)
- ドーハで乗り継いだ後、東京まで移動可能
- カタールは日本政府の定める危険レベル3に入るので、帰国後にPCR検査が必須
- 運賃は、大体30000-37000ランド程
このフライトは、カタール政府(カタール大使館)主導の元に行われるので、空港は閉じていますが、運航するようです。つまり、イメージは、カタールのチャーター便のようなもの。
しかし、これはカタール国民のためだけでなく、「南アに閉じ込められた外国人」のための運航なので、僕たち日本人でも搭乗可能です。
上記が、在南アフリカ/カタール大使館のホームページに載っている内容です。興味のある方は、確認してみてください。
また、この情報は、在南アフリカ/日本国大使館のホームページにも載っています。上記にあるように、搭乗するためには、南ア日本国大使館、南アカタール大使館に連絡する必要があります。
予約、情報の確認はカタール航空HPからも可能
フライト情報は、カタール航空のホームページからも確認できます。日本への乗り継ぎの詳細を知りたい方は、確認してみてください。
ちなみに、カタール航空のHPを開くと、こんな画面になっています。
戻るべき場所へ。
泣きそう。
今回の搭乗には、少し迷っています
4/24に運航したチャーター便には、最初から乗るつもりのなかった僕ですが、今回のカタール航空便に関しては、少し悩んでいます。その理由は以下。
- 運賃が安い
- 空港再開(民間機運航)まで、まだ当分かかりそう
- 南アの感染者数が増えている
- これから冬(ウイルスの季節)になる
- 既に購入済みのバウチャー関連
一つずつ、簡単に説明しておきます。
運賃が安い
今回の「ヨハネスブルグ→東京」間のフライトは、最安値で19万円ほど。
普通に考えたら高いのですが、前回のチャーター便が35-40万円ほどだったので、それから考えると半額ほどまで安くなっている。これは、結構魅力的な金額です。
空港再開(民間機運航)まで、まだ当分かかりそう
運賃よりも、一番の理由はこれです。
僕は、南アの空港再開、それによる民間機の運航を待っています。その理由は、その方が運賃が安いことに加え、既に購入済みの航空券の返金分であるバウチャー(20万円相当)を使用できるからです。
このバウチャーは、使用しなければ、紙屑になります。追加で他の航空券を買うのではなく、できればこのバウチャーを使用したい。そのためには、民間便を待つ必要があります。
しかし、この2週間で考えが変わりました。その理由は、南アのロックダウン解除に向けた動きが5月に入ってから見えてきて、空港再開はかなり遅くなる可能性があるからです。
南アのロックダウン解除に関する発表は、4/24に行われました。当初は5/1から解除とのことでしたが、結果は、5/1から段階的解除ということに。南アの危険レベルが5段階に設定され、5/1からレベル4に下げられました。
そして、肝心の空港再開はレベル2になった後になるようです。つい数日前にレベル4になったばかり。おそらく、2になるのは、仮に順調に行っても1ヶ月近くかかると思います。
南アの感染者数が増えている
上記で、「レベル2になるのは1ヶ月近くかかる」と、述べたのは「順調にいった場合」です。順調にいくとは、もちろん感染者数が減って、回復者数が増えてきたら、ということです。
しかし、現状では南アの感染者数は日々増え続けています。感染者数はもちろん、1日の新規感染者数も増えている段階。(これは、検査数の増加のためでもあります)
ロックダウン解除に動き出している国は、この感染者数が減り出して、回復者数が増えている状況で、さらに数週間ロックダウンした後に、解除に向けて動き出しているところ。
南アのように「増え続けている」状況で、ロックダウンを解除するのは、正直、意味がわかりません。つまり、今のところは、レベルがいつ下がるとか、そういう議論ができる状況ではない気がします。
これから冬(ウイルスの季節)になる
さらに、南半球にある南アフリカでは、これから冬になります。既にかなり寒くなってきた。
インフルエンザは毎年、冬に感染拡大しますよね?それは、冬がウイルスにとって、感染しやすい季節だからです。気温が下がって、人間の免疫力が低下することと、乾燥して空気中の湿度が下がることで、ウイルスが空気中に浮遊する時間が長くなるためです。
コロナも同じだとはわかりませんが、一般的には、そういうことらしい。
既に購入済みのバウチャー関連
上述のように、僕は複数の航空会社のバウチャーを持っています。その内、一番の懸念点だったのが、20万円分もあるエチオピア航空。これを帰国時に使用したい。そうでなければ、1年以内に使用しなければいけません。
しかし、現在まだ交渉中なのですが、このバウチャーをエチオピア航空のバウチャーではなく、指定の航空会社で使えるバウチャーに変更してもらえる可能性が出てきました。かなり異例の特別措置です。まだ、未定ですが。
そうであれば、早ければ、今回のカタール航空の帰国に使えるバウチャーに変更できますし、日本に帰国してから、1年以内にどこかに行く時にも使えます。
ついに世界周遊旅のまとめ動画が完成!
現在、この時間を活用して、2年半に渡る旅のまとめ動画を作成していました。これが、かなりの長作になり、結構時間がかかっていたのですが、ようやく全編完成しました!
PART.1〜3まで分かれているので、見て頂けると嬉しいです!
PART.1
PART.2
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今後も旅に関する動画を公開していくので、チャンネル登録して貰えると嬉しいです!
まとめ
ということで、南アフリカでの軟禁生活40日目の状況についてでした!
今回のカタール航空の臨時便については、かなり悩んでいます。一番の理由は、上で紹介したように、南アのロックダウン解除まで、まだまだ時間がかかりそうな気配があるためです。
ロックダウン解除には、言うまでもなく、まず感染状況が良化しなければいけない。「良化した状態で数週間継続&様子見をして、問題がなければ、徐々に段階的に解除していく」というのが、素人でもわかるステップな気がします。実際に、ニュージーランドや、ドイツなど、他の国ではそういうステップを踏んでいます。
一方で、南アフリカでは、その最初の絶対条件「良化」が、まだ見えてきていない。正直、ロックダウンから1ヶ月経った5月までには、良化が見えてくるだろうと予想していました。そして6月頭くらいには空港再開かなと。
もちろん、今後、良化の傾向が出てくるかもしれませんが、少なくともレベル2まで下がるのは、そこからまだもう少しかかるはずです。
さらに、むしろ悪化させる可能性(冬の到来)もある、、状況は芳しくないですね。
See you!
Always think easy, go easy.