
今回の記事は、南アフリカのロックダウン52日目の様子について!
現在、私は南アフリカのロックダウン(封鎖)に伴い、首都プレトリアで軟禁生活を送っています。ロックダウンは3/27日から始まり、5/1から段階的解除に移行しました。
また、先日、ロックダウンレベルを5月中にさらに下げる(4→3)ことを大統領が発表。現在滞在中のプレトリアも、ショッピングモールが再開するなど、少しずつ緩和に動き出しています。
僕はと言えば、変わらずに快適な生活を送っています。かなり穏やかな毎日。
そう言えば、南アフリカに来てから初めて知ったことがありました。それが、南アフリカで使われている言語である「アフリカーンス語」。そもそも、そんな言語、聞いたこともなかった。これが結構面白いです。
ということで、この記事では南アフリカのロックダウン52日目の状況について紹介します。
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INDEX
南アフリカ軟禁:現在までの経緯

現在、南アフリカの首都、プレトリアで軟禁生活を行なっています。それまでの経緯を簡単に記載しておきます。
- 3/14 ナミビアから陸路で南ア入国
- 3/18 レンタカー旅に出発
- 3/23 南ア内にあるレソト王国に入国直後、南アのロックダウン(3/27-)発表
- 3/24 レソト出国。南アの玄関口、ヨハネスブルグへ急行
- 3/26 フライトが無断でキャンセルされていた。0時を回り、ロックダウン開始
- 3/27 大使館紹介のプレトリアの宿に移動。軟禁生活開始
- 4/10 ロックダウンの2週間延長を発表
- 4/11 チャーター便運航の連絡
- 4/23 ロックダウンの段階的解除(5/1〜)を発表
- 4/24 チャーター便運航
- 5/1 ロックダウン段階的解除開始(レベル4へ)
- 5/4 カタール航空の臨時便(ヨハネスブルグ発)運航発表
- 5/5 ほぼ搭乗を決意
- 5/6 カタール航空の臨時便、キャンセル
- 5/13 5月中のレベル3への移行発表
- 5/17 現在ココ
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穏やかすぎる毎日

ロックダウン生活も、早いもので52日目。あと少しで2ヶ月が経とうとしています。ここでの生活は変わらずに快適です。人数もちょうど良い。基本的に静かで、音が聞こえてくるとすれば、ピアノかバイオリンか、キッチンから。
南半球に位置する南アフリカは、冬に向かっていて、徐々に寒くなってきている。けど、太陽が出る日中は結構暖かいので、朝食後の外での読書が一番気持ち良い時間です。


読書をした後は、昼食前に30分ピアノを弾くのがルーティンになっています。ちなみに、生まれてこの方、ピアノなんか弾いたことは、ほぼなかった。でも、今は昼頃になるとウズウズしてきます。下手ですが。楽しい。
弾いているのは、基本的に久石譲か、坂本龍一。元々、好きで結構聞いていましたが、自分で弾いてみると、さらに好きになりますね。そして、やっぱり凄いなと実感。
「アシタカせっ記」、「あの夏へ」、「Summer」、「アシタカとサン」、「energy flow」あたりは、もう楽譜を見なくても弾けるようになりました。最初は完全に短期記憶の賜物でしかないようなものでしたが、毎日弾いていると、こんなに染み付いてくる。継続って本当に大事ですね。
アフリカーンス語って知ってる?

皆さんは「アフリカーンス語」って知っていますか?僕は、最近まで全く知らなかった。聞いたことさえなかった。
では、もう一つ。南アフリカの公用語は何だと思いますか?
僕は完全に英語だと思っていました。つい数十年前まで、イギリスの支配下だったということ、さらには今でもイギリス連邦の一部であるためです。南アフリカの国家元首は、エリザベス女王です。カナダや、オーストラリア、ニュージーランドなどと同じですね。

ただし、南アフリカには白人よりも、黒人の方が多いので、彼らの言語(ズールー語など)があることも知っていました。公用語と言っても、いくつかあるんだろうと。そういう国も多いので。
なので、ズールー語やコサ語を始めとしたアフリカ言語と、英語が公用語で、ほとんどの人が英語を話せると思っていました。
南アフリカで話されている言語 | % |
ズールー語 | 22.7 |
コサ語 | 16.0 |
アフリカーンス語 | 13.5 |
英語 | 9.6 |
その他 | 38.2 |
実際に南アフリカで話されている言語の割合が上です。実は、黒人が使うズールー語、コサ語の他に、英語よりも話者の多い「アフリカーンス語」という言語があります。13.5%もいる。
「アフリカーンス語」という、そのネーミングから、これもアフリカ由来の言葉で、黒人の言語かな?と思いがちですが、違います。実は、アフリカーンス語は白人の言語です。

南アフリカは、イギリスに統治される前まで、オランダの植民地でした。その時に公用語として強制されたオランダ語と、先住民の言語、他の欧米移民の言語、奴隷として連れて来られたマレー人の言語(マレー語)などが混じって誕生したのがアフリカーンス語です。
基本的には、オランダ語をベースにしているので、聞いた感じではオランダ語や、ドイツ語のような強めの印象を受けます。

そして、この宿のオーナーは、オランダ系移民の3世。
彼は流暢に英語を話すのですが、友人や家族と話す時には、別の言語で話しています。「彼はオランダ系」、そして「オランダ語、ドイツ語っぽい」ということから、何の疑問も持たずに、オランダ語を話していると思っていました。
もう、お分かりだと思いますが、そうです。彼が話していたのは、オランダ語ではなくアフリカーンス語です。もちろん、ベースはオランダ語なので似てはいるはずですが、違う言語だったんです。

ちなみに、これまでの記事でも紹介しているように、この家には今、ドイツ人の留学生がいます。
彼は、ドイツ語と英語しか話せません。しかし、ドイツ語とオランダ語というのは、とても似ている。隣の国ですし、同じ祖先を持つ言語なので。「方言」というとイメージしやすいと思います。そんな感じです。
なので、彼はアフリカーンス語を勉強したことはないですが、6-7割は理解できるんだとか。凄いよね。その国の言葉を何となく理解できちゃうってどんな感覚なんだろう。
多分、本当に「方言」みたいな感じなんだと思います。東北弁とか勉強したことなくても、意味は何となくわかります。言語って面白い。
ついに世界周遊旅のまとめ動画が完成!

現在、この時間を活用して、2年半に渡る旅のまとめ動画を作成していました。これが、かなりの長作になり、結構時間がかかっていたのですが、ようやく全編完成しました!
PART.1〜3まで分かれているので、見て頂けると嬉しいです!
PART.1
PART.2
PART.3

今後も旅に関する動画を公開していくので、チャンネル登録して貰えると嬉しいです!
まとめ

ということで、南アフリカでの軟禁生活52日目の状況についてでした!
ついに50日超えしてしまいましたね、、あっという間ですが。
そして、アフリカーンス語の存在には、今さらですが結構驚かされました。完全にオランダ語だと思っていたので。
それにしても、白人の使う言語で、オランダ語ベースなのにも関わらず「アフリカーン」というネーミングを付けるあたり、なかなかですよね。始まりは何百年も前だし、自分たちで名付けた訳ではないかもしれませんが、、
See you!
Always think easy, go easy.