
先月、日本に一時帰国した際に、長野県は北アルプスの「蝶ヶ岳登山」に行ってきました!山頂からは奥穂高から槍ヶ岳、また八ヶ岳連峰までの大パノラマを見ることができて大感激!
今回の記事では、蝶ヶ岳登山について紹介します!
ブログランキングに参加しています。
上の「世界一周」ボタンがクリックされるとランキングが上がります。
励みになるので、ご協力ください!:D
蝶ヶ岳とは
蝶ヶ岳とは長野県は安曇野市に位置する、飛騨山脈(北アルプス )の山です。標高は2677m。
山名は、5月下旬から6月上旬頃に、蝶ヶ岳山南側の稜線付近に、白い羽根の蝶の雪形が現れることに由来します。1640年代の絵画に既にこの名前が見られることから、そり以前よりこの山が蝶ヶ岳と呼ばれていたと考えられています。

蝶の雪形
この雪形は安曇野の集落から見ることができるため、昔から農耕の目安とされていたそう。おしゃれですね!
蝶ヶ岳登山ルート
蝶ヶ岳は以下のいくつかのルートでの登山が可能です。
- 三股ルート
- 上高地ルート
- 常念岳からの縦走
- 大滝山からの縦走
蝶ヶ岳は常念岳からの稜線に位置するので、北側の常念岳、南側の大滝山から縦走が可能です。この場合、一般的には2泊程度の登山となります(1泊も可能)。
僕たちは1泊の予定であったため、三股ルートから登り山頂付近の蝶ヶ岳ヒュッテに1泊するルートを選びました。ちなみに三股コースは早朝から登り、日帰り登山も可能です。
三股登山口へ
三股ルートの起点となる三股登山口は、安曇野市から車で45分程のところにあります。僕たちは前日まで滞在していた乗鞍高原を9時頃出発し、登山口を目指しました。

10時頃、安曇野を過ぎ、県道495号線に入ります。その先には北アルプスの山々がくっきりと!中央に見えている山はおそらく常念岳。蝶ヶ岳は左側の山に隠れている辺りに少しだけ見えてます。

林道を走ります。

三股駐車場の5〜10分程手前で、落石によって通行止めになっていました。工事現場手前の臨時駐車場に車を停め、三股登山口まで30分程度歩きます。


蝶の雪形は残念ながら山に隠れてここからは見えません。

代わりに蝶たちのミーティングに遭遇!

本来の駐車場を超え、さらに10分程歩きます。

ようやく三股の登山口に到着。

登山開始です!
蝶ヶ岳登山開始


登山スタート!キャメロンもやる気満々です!



開始直後から深い林道が広がります。

2時間ほどでまめうち平に到着。ここでお昼休憩をとりました。


十分な休憩をとって、再出発!しかし、この辺りから悲劇が。

しかもこの小バエ、顔あたりを目がけて飛んでくるため、口や目、鼻、耳などに入りまくってイライラが半端ない!キャメロンはフードを被って防衛するも、ほぼ効果はなし。

最終的にこうなりました。笑

しかし、まめうち平を過ぎた後の道中はさらに緑が深くなって、気持ちが良い!



草花も綺麗です。

さらに1時間ほど歩くと、雪が出てきました。

どうにかこの雪道を抜けねばなりません。

しかし、その後も雪道が続きます。ここからが結構大変!

写真じゃ分かりにくいですが、結構急なんです!しかも雪!
足掛かりは、前に歩いた誰かの浅い足跡のみ。ちゃんと整備されているわけではないので、結構危ない。さらに、雪山登山を想定していない僕らは、普通の夏山装備のみ。
ゆっくりと時間をかけながら登りました。

ようやく雪も少なくなってきました。



朝は快晴だった蝶ヶ岳も途中からガスがかかり出し、雲が多い。それでも、雲の切れ目から見える奥穂の山々が美しい。

そして、蝶ヶ岳ヒュッテに荷物を置き、歩くこと5分。蝶ヶ岳山頂へ!

山頂から見る景色もまた、雄大。

キャメロンお疲れ様!
蝶ヶ岳ヒュッテでの至福の時間

蝶ヶ岳ヒュッテは蝶ヶ岳山頂から5分のところに位置するロケーション抜群の山小屋です。
基本的に予約は不要で、一泊素泊まり6500円、2食付き9500円と一般的な山小屋と同じ程度の金額設定。僕らは今回、自炊をするので、素泊まりで宿泊。

入り口で受け付けを済まします。

ヒュッテ内には自動販売機や売店もあり、手ぶらで来ても困りません。

中はしっかり整備されていて綺麗。


寝床は2段になっており、2〜3名ごとにカーテンの仕切りもあり、プライバシーも保てます。寝床も確保したら夕食の準備!

今回、実は先月のニュージーランドでのミルフォードトラックトレッキングの際に残った、フリーズドライの白米を持参。こいつがまじで便利なんです!
さらにレトルトのカレーのルーで、夕飯はカレーライス!

まずはお湯を沸かします。
水はヒュッテで1L、200円で購入できます。山小屋で水はとても貴重。ということで、フリーズドライ米に必要な500mlを沸騰させ、そのお湯でレトルトを温め、温め終わったお湯を捨てずに、お米用にリサイクル。無駄がない!
新入社員研修で、寺で宿坊体験した時のことを思い出しました。笑
お寺では、食事の際の茶碗についた汚れ(食べカス)ですら勿体無い。全ての茶碗をお湯で丁寧に洗い、食べカスを全て一つの茶碗に移した後、それを飲み切る。生きるために断つ命を少しでも無駄にしない、感謝の気持ちで最後まで頂きます。
本当に良い経験だった。またいつか宿坊したい。

レトルトも温め終わり、フリーズドライ米にお湯を注ぎ、10分待ちます!待ってる間にビールと日本酒で乾杯!

そうこうしている間にカレーも完成!激ウマ!

山で飲む日本酒は格別です!
蝶ヶ岳ヒュッテから望むサンセットとサンライズ
夕食を済ませ、ゆっくりしていると他の宿泊客たちが外に出はじめます。
どうやら、サンセットの時間らしい!

おおーーー!!
さっきよりも雲が晴れて、槍ヶ岳(一番右)の先端が出てる!大感激!


山頂に着いた時はガスってよく見えませんでしたが、ここに来て壮大な北アルプスの姿を見ることができて良かった!朝はガスが晴れることが多いので、明日のサンライズに期待!胸を膨らませて就寝します!
そして翌日!!

いえーーーー!!!!!ハンッパナイ!奥穂から槍までくっきり!

サンライズ側には八ヶ岳もしっかり!

キャメロンは寒さに耐えられず、ベッドに戻ります。2段ベットでは窓からサンライズを見ることができます。最高。。

嗚呼。。美しい。。最高の時間でした。。朝の頂上の様子を是非、動画でどうぞ!
サンライズを見た後は、朝食のインスタント蕎麦を食べて下山。3時間ほどで三股まで到着しました。途中、雪道で道に迷うというハプニングも。今思うと、あのまま行っていたら結構危なかった。。
まとめ

初の北アルプス!蝶ヶ岳登山は最高でした!
完全にハートを持って行かれてしまったので、次回帰国時にもまた北アルプスのどこかを登ります!
See you!
Always think easy, go easy.