
今回の記事は、ウクライナのキエフの歩き方について!
ブルガリア、ルーマニア、モルドバ、ウクライナと東欧を周遊。リヴィウ、愛のトンネルを訪問後はついに、東欧最後の町、首都キエフへやってきました。
キエフについてよく聞くのは、「リヴィウに比べるとソビエト色が強くて、そこまで面白くない町」ということ。しかし、実際に行ってみた感想としては、綺麗で、歩きやすくて、見どころも多い町でした。
フライトの関係で4日しか滞在できなかったのですが、正直1週間以上でもいれると感じました。
ということで、この記事ではウクライナのキエフの歩き方について紹介します!
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INDEX
キエフ(Kiev)とは

キエフはウクライナの首都で、同国最大の都市。町の建設は5世紀頃と考えられており、9〜13世紀頃に栄えたキエフ公国、そして20世紀からウクライナの首都として機能しています。
また、第二次世界大戦時には、ナチス・ドイツにより占領され、冷戦中はソビエト支配下のウクライナ・ソビエトの首都でもありました。
ウクライナ随一の観光都市であるリヴィウは、ポーランドやドイツ、オーストリアなどの一部になっていた歴史が長く、西欧風の建物が多いのに対し、キエフはソビエト風の建物が多く残っています。
公用語はウクライナ語ですが、ロシア語を母語とする人も30%弱いるらしく、ロシア語でも会話は可能。市内には、世界遺産の聖ソフィア大聖堂と、ペチェールスカ大修道院があります。
食や文化においては、ロシアの影響も多く受けており、一般にロシア料理と思われている食べ物も、実はウクライナ料理だったりもします。キエフには、リーズナブルにウクライナ料理を楽しめるお店も沢山あって、グルメには堪りません。
また、ロシアのボリショイバレエに次いで、伝統のあるキエフバレエの本拠地でもあり、キエフ市内のオペラ座では、毎日のように、オペラやバレエが敢行されています。
キエフへの行き方
「愛のトンネル」で有名なリヴネからキエフへの移動方法を、以下の記事で説明しています。

聖ソフィア大聖堂

キエフで一番有名な観光スポットが、世界遺産にも登録されている聖ソフィア大聖堂。
スラブ国家の中でも最も古く、かつ中世ヨーロッパの中でも最も発展した国の一つであった、キエフ公国の中心的存在の教会でした。現在の建物は17世紀の再建のものですが、建物の内部には、11世紀の建設時のものが残っています。

敷地内は広く、沢山の見どころがありますが、聖堂内部だけは必見です。
ペチェルースカ大修道院

聖ソフィア大聖堂と並んで欠かせないのが、ペチェルースカ大修道院。その名の通りデカすぎます。そして、めちゃめちゃ豪華。

広大な敷地内に、沢山の聖堂や、見どころが点在していて、全てを見るには半日以上かかります。

オススメはウスベンスキー大聖堂、大聖堂鐘楼の展望台と地下墓地の3つ。
写真は、展望台からの景色です。写真に写っているヴヴェンデンスキー大聖堂も敷地内の一部。地下墓地は、その近くにあります。
地下墓地は、アリの巣のように狭い地下の小道になっていて、至る所にミイラが安置されています。電気がないため、ロウソクを持って歩く。そして現地の人たちは、ミイラの一体一体に、お祈りを捧げてハグをしたりキスをしたりします。
他ではなかなか見ることのできない貴重な経験でした。
国立チェルノブイリ博物館

ウクライナと聞いて思いつくのは「チェルノブイリ事故」。キエフには、事故の様子や、その後の対応の様子を展示した国立チェルノブイリ博物館があります。

重い内容ではありますが、忘れてはいけない負の遺産として、訪れることをオススメします。

また、内部に入って最初に目にするのは、日本の福島原発に関する展示と、被害者への追悼です。かなりの面積を使って、丁寧に説明されていました。
改めて、忘れてはいけないと考えさせられました。
ウクライナ国立歌劇場(オペラ座)

僕がオススメするのが、キエフのオペラ座。めちゃめちゃ豪華なオペラ座で、毎日オペラやバレエ公演が行われています。

内部も最高に美しい。


僕はキエフ滞在の4日間で、2回もバレエとオペラの公演を観に行きました。なんといっても、その安さ。なんと、最安200円から鑑賞することができます。

ウラジーミル聖堂

ウラジーミル聖堂は19世紀後半に建てられた比較的新しい聖堂ですが、完成に20年もかかったそう。一見、なんか面白みのなさそうな教会で、「また教会か、、」と、入るのを躊躇いましたが、中に入って驚き。

めちゃめちゃ荘厳です。


敬虔な信者も多く、薄暗い室内と相まって、雰囲気があります。
マイダン(独立広場)

マイダンでは、2013年に当時のヤヌコビッチ大統領に対するデモが起こり、2014年のウクライナ騒乱に繋がりました。結果として多くの死者を出したマイダンには、現在でも追悼の花や写真が供えられています。

キエフを作った英雄達の像も。
国立キエフ大学

国立キエフ大学は、ウクライナで一番の名門大学。ただの大学なのですが、面白いのは、その建物の色。
こんな真っ赤な大学って見たことありますか?
この色は、19世紀の時のロシア皇帝ニコライ1世が、学生が起こした徴兵拒否活動に対する罰として塗り潰したものだそう。これが、今でも残っているというのが、面白いです。
黄金の門

黄金の門は、キエフの中心に位置する謎の建物。
なんでも、11世紀に、キエフの街への入り口として作られたんだそう。現在では、街は大きくなって、街の中心に佇んでいますが、、1000年近く前の建物とは思えないほど、しっかりとしています。
黄金の門の近くでは、弾き語りのストリートパフォーマーも多く、観光客や現地民の憩いのスポットとなっています。
聖アンドリーイ教会

聖アンドリーイ教会は、チェルノブイリ博物館と聖ソフィア大聖堂の間に位置する、エメラルドが美しい教会です。イタリア人の建築家によって18世紀に建てられたそうです。

教会の周りには、お土産市も出ていて、楽しいです。

正面からも美しい、、
無名戦士の記念碑

無名戦士の記念碑は、第二次世界大戦の終戦を記念したモニュメント。

残念ながらクレーンが邪魔ですが、ここからはキエフの新市街を一望することができ、キエフではオススメの展望スポットです。
キエフのグルメスポット
プザタ・ハタ(Puzata hata)

もはや語る必要のないほど有名な、ウクライナの人気チェーンレストラン「プザタ・ハタ」。リヴィウの記事でも紹介しましたが、、

チェーン店かい
って思いがちですが、なんだかんだ言ってもオススメです。だって、安くて美味しくて、どこにでもある。

ビュッフェスタイルで、欲しいものをプレートに乗せて、お会計するだけ。簡単です。しかも安い。そして、ウクライナ料理は、全部美味しい!



その時の気分で、色々とチョイスできるので、使い勝手の良いお店です。
プザタ・ハタは、キエフ市内の至るところにあります。グーグルマップで検索すれば、出てきます。
麺屋武蔵

「ムムム!」と思った方、正解です。
そうです。キエフにはあのラーメンチェーン店「麺屋武蔵」があるんです!しかも7店舗も!

かなり楽しみにして行ったのですが、味はイマイチでした、、
しかし、久しぶりのラーメン。そこそこ楽しむことはできましたが、、日本食が恋しくなったらオススメです。
まとめ

ということで、キエフの歩き方についてでした!
ウクライナの首都キエフは、かなり見応えのある町でした!ヨーロッパの国らしく、教会が多くなりがちではありますが、ヨーロッパの教会とはまた異なるので結構楽しめます。
また、キエフへ来たら、バレエやオペラもオススメです!

次の記事では、ペチュルースカ大修道院について紹介します!
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