
今回の記事は、ブルガリアの秘境、デヴェタシュカ洞窟について!
アルバニア、マケドニア、コソボ周遊を終え、ブルガリアのソフィアへやってきました。
ソフィアの市内観光と、リラの僧院を見学後、次なる目的地「デヴェタシュカ洞窟」へ向かいます。
デヴェタシュカ洞窟はアクセスの悪い田舎の中にあるため、観光客も少なく、あまり人気もありませんが、「死ぬまでに行きたい世界の絶景」にも選ばれている絶景スポット。
正直、僕はブルガリアで一番感動しました。
しかし、そんな秘境にあるため、行くのはそこそこ大変。ソフィアからの具体的な行き方については、こちらの記事にまとめているので、そちらを参考してからの方がイメージがつきやすいと思います。
ということで、この記事ではデヴェタシュカ洞窟について紹介します!
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デヴェタシュカ洞窟(Devetashka Cave)とは
デヴェタシュカ洞窟(Devetashka Cave)は、ブルガリアの首都ソフィアから、北東に200km程のところにある大きな洞窟です。
その大きさがとにかく規格外!
まるでドラゴンの住処のような場所。ゲームに出てきそうです。しかも、ほとんど観光客もいないので、雰囲気抜群。インスタ映え写真を撮るのにも最高のスポットです。
ちなみにこの洞窟は、冷戦時にソビエト側の軍事兵器保管場所だったとか。確かにこの大きさなら、大型の戦車や戦闘機も余裕で格納できます。NATOにバレないように隠すには最適の場所です。

僕が実際に回ったルート
デヴェタシュカ洞窟はソフィアから日帰りで向かう方も多いですが、僕はソフィアには戻らずに、ヴェリコ・タルノボに行く予定であったため、洞窟を観光後、ロヴェチに一泊し、翌日のバスでヴェリコ・タルノボへ向かいました。
具体的には以下のルートです。
- 10:30 ソフィア発のバスでロヴェチへ
- 13:00 ロヴェチ到着後、ホテルにチェックイン
- 14:00 ロヴェチ発のバスで洞窟手前の町、Doyrentiへ
- 14:30 Doyrentiからヒッチハイクで、15:00に洞窟到着
- 15:45 洞窟発、16:15にクルシュナの滝に到着(ヒッチハイク)
- 17:30 クルシュナ発のバスでロヴェチへ
- 翌14:00 ロヴェチ発のバスでヴェリコ・タルノボへ
詳しくは、以下の記事を参考にしてください。具体的なバスの時間や、日帰りの方法、ヒッチハイク等について説明しています。
ソフィアからロヴェチに向かう
まずはソフィアのバスターミナルへ。
バスターミナルまでは、メトロで移動しました。ソフィアのメトロは、わかりやすくて楽チンです。
バスターミナルに到着。上述の記事でも説明しましたが、本来は9時のバスに乗るつもりでした。
9時のバスを扱っているのは「Vitosha Express」という会社。バスターミナルの中に入ると、沢山のオフィスがあります。
その中で何とか、このオフィスを発見するも、9時のバスどころか「ロヴェチ行きのバスはないよ!”Gracia-Lovech”だけ!」と言われてしまいました。

諦めきれず、聞き込みをしまくったり、9時頃に発車しそうなバスを全部チェックしたりしたものの、結局9時発のバスは見つかりませんでした。
諦めて「Gracia-Lovech」のオフィスで10:30のバスチケットを購入し、カフェで時間を潰します。料金は10レフ(600円)でした。

10:30ピッタリにバスは来て、乗車。「ロヴェチに着いたらヒッチハイクしかないな〜」と、少し楽しみにもなりながら2時間をやり過ごします。
ちなみにバスは31番で出るっぽいです。上から3番目の「ΠOBEY」的なのがロヴェチです。この表記は、この後も度々目にするので、覚えておくと無難です(洞窟や滝からロヴェチに帰るバスなど)。
2時間半かかり、13時頃ロヴェチに到着。ちなみにバスターミナルから遠い、謎の路上で降ろされます。
宿にチェックインし、ロヴェチのバスターミナルへ
宿にチェックイン、荷物を預けて、早速バスターミナルへ向かいます。
このレストランの奥の建物です。
中にオフィスがありますが、ここでは時間と料金を聞くだけ。チケットはバスの上で購入します。ワンチャンまだバスがあるかと聞いてみましたが、やはり13時発のみ。
残る手立ては、14時のバスで洞窟手前のDoyrentiまで行き、そこから歩くかヒッチハイク。
こんな感じのバスターミナルで、一番奥の1番ホームからDoyrenti行きのバスが出ます。
ローカルバスと、ヒッチハイクでデヴェタシュカ洞窟へ!
14:00ちょうどにバスは出発。料金は2レフ(120円)。
ちなみに、このバスの乗客は、ロヴェチの高校に通うDoyrentiの学生がほとんどで、その中で唯一英語を話せる男の子が、色々と面倒を見てくれて助かりました。
毎日このバスに乗る彼らが言うには、たまーに僕みたいな観光客が乗り合わせるけど、本当に少ないらしいです。笑
30分ほどでDoyrenti付近に到着。Doyrentiの町まで行ってしまうと、またこの道に戻って来なくてはいけないので、町に入る手前で下車する方が良いです。
具体的にはこの辺。
さて、ここでヒッチハイク開始。しかし、車も少なく、来た車のスピードもエグいぐらい早くて、全然止まらない。ここで、パタゴニアのヒッチハイクを思い出します。 あの時間は、本当に悪夢でした。楽しかったけど。笑

めちゃめちゃフレンドリーなナイスファミリーです!しかも嬉しいことが!
ロヴェチは田舎すぎて、基本誰も英語を話せないのですが、彼らはなんとスペイン語が話せるんです!

え、スペイン語?
そうなんです!中南米に10ヵ月滞在していたShozzaはスペイン語が少しだけできるんです!中南米を出て3ヵ月ほど経つので、若干忘れかけていたところで良い刺激でした。
何より、久しぶりのスペイン語楽しい!
彼らにとっても、ブルガリアを旅している日本人がスペイン語を話せるのが不思議だったようで、めちゃめちゃ盛り上がりました。ちなみに彼らは、スペインに住んだことのあるルーマニア人なんです。
「ブルガリアで、ルーマニア人と日本人が、スペイン語で会話している」って凄い。言語って面白いな〜と久しぶりに実感しました。
いよいよ、デヴェタシュカ洞窟が出ヴェタシュカします!
まずは、チケットを購入します。入場料は3レフ(180円)。
しかも、なんと彼らがチケット代を払ってくれました(泣)優しすぎる、、

橋を抜け、奥へ。
すると、噂の看板が。そうです、ここはスターローンのエクスペンダブルズのロケ地で使われた場所でもあるんです。
その奥には、ようやく、、辿り着きました、、
半端ない!半端なくでかい!!
写真じゃ伝わりにくいんですが、本当に大きい。というか、高い!
しかも、本当に人が少ないので、雰囲気も最高です。オススメの穴場スポットです!
ついでにクルシュナの滝(Krushuna Waterfalls)にも行っちゃう
デヴェタシュカ洞窟は実は、ブルガリア人の友達に教えてもらったのですが、彼がオススメしていたもう一つが「クルシュナの滝」でした。
デヴェタシュカ洞窟から車で30分ほど。もちろんバスは不明です。基本的には、車で行くのが普通の場所。「これはチャンス」やと思い、さっきのスペイン語ペラペラルーマニア人ファミリーに聞いてみます。

この先に「クルシュナの滝」っていう絶景スポットがあるよ!

本当か!俺らも今夜はそっちの方へ向かうし、行ってみよう!

ムーチャスラララライッ!
走ること30分で、クルシュナの滝の入り口に到着。入場料は、こちらも3レフ(180円)。ここで窓口の人に「クルシュナからロヴェチへ行くバスはあるか」を、恐る恐る聞きます。
そうです。「何時ですか?」ではなく「ありますか?」です。

しかしいつも通り、モッているShozza。なんと、17時(1時間後)にバスがあるそう!
ということで、安心して滝へ向かいます。
園内はなかなか広くて、見どころの滝が3つほどあります。
僕は時間も限られていたので、行ったのは2つだけ。一つ目はショボかったですが、メインポイントは中々圧巻でした。
これです。三段の棚が美しいです。
クルシュナの町からロヴェチへ
クルシュナ発ロヴェチ行きのバスは、地図の場所から出ます!この日は17時でしたが、毎日同じとは限らないので、確認が必要です!
ちなみに写真のスーパーマーケットの前に止まります。バス停のマーク等はありません。
バス停を教えてくれたおっちゃん二人が、バスが来るまで一緒に待ってくれました。特に左のおっちゃんは、日本にかなり興味がるようで、結構日本の地名を知っていました。
東京や京都、大阪、広島、福島あたりは知っている人も多いですが、彼は「シマネ〜オカヤマ〜ヤマグ〜チ〜」と、何故か中国地方を中心に攻めていて面白かった。

シンプルにブルガリアの田舎のロヴェチから、さらにもっと田舎のクルシュナの人が、日本のことをこれだけ知っていてくれてるって、かなり嬉しかったです
17時に来るはずのバスは、17時半になってやっと来ました。料金は3レフ(180円)。
僕は全然バスが来ないので、「本当にロヴェチ帰れる?」と、ソワソワし出していましたが、この時までおっちゃん達は待ってくれました。
ちなみに、「最悪おじさんが送って行ってあげる」と、おっちゃん。どんだけ優しいねん。涙でるわ。
無事、ロヴェチに到着
18:30頃、無事にロヴェチの町に戻ってきました。
お腹が減ったので、宿の近くのレストランへ。田舎町のロヴェチには安いファーストフード的なものはなく、そこそこしっかりしたレストランしかありません。
ということで、久しぶりに贅沢。どこの国でも魚は高い〜。写真の料理とビールで13レフ(800円)でした。
ロヴェチの宿
ロヴェチには安宿はないので、一番安いホテルに泊まりました。Hotel Bilyana。
バスターミナルからは歩きますが、清潔でオススメです。
まとめ
ということで、デヴェタシュカ洞窟についてでした!
かなり行くのが大変な場所にありますが、だからこその静けさ、秘境感、絶景があります!
正直、大満喫のブルガリアで、一番感動した場所でした。絶対に行って欲しい!時間があれば1泊した方が安心です。クルシュナの滝もオススメ!

次の記事では、ロヴェチからヴェリコ・タルノボへのバス移動について紹介します!
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