今回の記事は、エルチャンテンでのトレッキング、キャンプについて!
パタゴニア観光のメインイベント、フィッツロイトレッキング。パタゴニアを訪れる観光客のほとんどが、このフィッツロイトレッキングに行きます。
日帰りでも行けるトレッキングですが、キャンプも人気!街にはキャンプ用品のレンタルショップもあるので、手ブラでも大丈夫!
ということで、この記事ではフィッツロイのトレッキング、そしてキャンプについて紹介します!
ブログランキングに参加しています。
上の「世界一周」ボタンがクリックされるとランキングが上がります。
励みになるので、ご協力ください!:D
フィッツロイとは
フィッツロイは、アルゼンチンとチリの南部にまたがる、アンデス山脈の絶景目白押し地域、パタゴニアの中間に位置する山です。その独特の形から、パタゴニアの代名詞として、観光客やトレッカーに人気です。
また、アウトドアブランド「patagonia」のロゴになっている山なんです!
フィッツロイへの行き方
フィッツロイトレッキングの拠点となるのは、「エルチャルテン」という小さな町。この町に、ゲストハウス、レストラン、キャンプ用品店などが沢山あります。
フィッツロイトレッキングについて
フィッツロイトレッキングは、ガイドも入山料も必要なく、誰でも気軽に行けるというのが嬉しいところ。
道はしっかりと整備されていて、迷うこともない。キャンプサイトも綺麗。これで入山料も、キャンプサイト使用料もかからない!さらにさらに、トレッキングスタートポイントは町のすぐ脇から始まるので、バス等で移動する必要もない。
トレッキングルート
トレッキングルートは多数あり、人気なのは、上記の赤ラインと青ラインの2つ。
- 赤ライン:フィッツロイが見られるラグーナ・デ・ロス・トーレス(Laguna de los tres)へ行く(往復7時間)
- 赤ライン:セッロトーレが見られるラグーナ・トーレ(Laguna trer)へ行く(往復7時間)
どちらも往復7時間程度(往:4時間、復:3時間)であるため、それぞれ日帰りで行く人が多いです。
また、トレッキングコース内には合計で4つのキャンプサイト(水色の印)があり、そこで1泊することで、1日目4時間、2日目3時間といったゆっくりトレッキングも可能です。
また、赤ラインと青ラインを繋ぐ、緑ラインもあります。キャンプをする場合、この緑ラインを経由して、フィッツロイとセッロトーレを周遊するのが人気です。僕もキャンプで2泊し、ゆっくりとこの2つを巡りました。
また、「時間がない!でもどっちも見たい!」という場合は、緑ラインを使えば、日帰りでどちらも走破することも可能です。
その場合、エルチャルテンからフィッツロイまで4時間、フィッツロイからセッロトーレまで4時間、セッロトーレからエルチャルテンまで3時間、合計11時間(休憩なし)のイメージです。
夏であれば22時過ぎまで日が沈まないので、朝早く出発すれば、時間は十分にあります。
トレッキング初日(エルチャルテン→Poincenot キャンプ場)
キャンプ用品をレンタルし、いざトレッキングへ出発です!
この日は、エルチャルテンの街から、フィッツロイの麓のキャンプサイト、Poincenotまで向かいます!平均4時間程度の道のり。楽勝です!ということで、昼過ぎに出発しました。
街から10分ほどで山道に入り、そこからはいきなり急斜面になります。身軽ならまだしも、テントや寝袋などキャンプ用品を持っての登山はキツい。
しかも、天気が悪く、風も強い。。歩くと暑くてシンドイけど、休憩すると寒い。なんなら雨も降ってきました。
ゆっくり休憩しながら進むこと、3時間ほどでフィッツロイを遠めに眺望できる、最初のMirador(ビューポイント)に到着しました。
本来であれば、奧の山々の上にズドーンと、神々しくフィッツロイが立っているはずなんですが、ご覧の通り。木陰で風を凌ぎながら、作ってきたサンドイッチを食べて、晴れないかな〜と待ちます。
1時間程歩き、16時頃、Poincenotキャンプ場に到着。
既にテントが立っています。16時の段階で、キャンプサイトの半数ほどが埋まっていた感じです。
キャンプサイトはもちろん無料で、登録も必要ありません。写真のように、木で風よけのシェルターが作られた場所が、20箇所程あり、そこにテントを設置します。
テントを設置するなり、早速夕食。ラーメンとコーヒーで温まります。
ちなみにテント内で就寝中、ネズミがテントをぶち破って侵入し、食料を食べ散らかされたという話を聞いたため、食料およびゴミ類を、テントの上に吊るしました。
2日目(快晴のフィッツロイ)
本来であれば、5時前に起床し、フィッツロイのサンライズを見に行くつもりでしたが、テントから出てみると、この日も天気が悪く朝日は拝めないと判断し、二度寝。
View this post on Instagram
ちなみにフィッツロイの朝日は「燃えるフィッツロイ」と呼ばれるほどに赤く染まり、美しいんです!これを見るために、キャンプ泊だけでなく、エルチャルテンの町から朝に4時間かけて来る人も多いくらい。
しかし、こいつなかなか曲者。天気が悪いフィッツロイで、さらに朝は特に雲がかかりやすい。この「燃えるフィッツロイ」を見るのは、結構難しいと言われています。
8時頃に起床し、いざフィッツロイを眺めるラグーナ・デ・ロス・トーレスへ向かいます。道のりは1時間半程ですが、かなり急勾配です。
この時、テントはそのまま。バックパックの中に貴重品、防寒具と食べ物だけを詰め込んで、身軽で出発します。
本来なら、この辺からフィッツロイが見えるはずですが、この日も曇っています。
1時間ほど経過したところで、いよいよフィッツロイの足元が見えてきました。
そして目的地の、ラグーナ・デ・ロス・トーレスに到着すると、「待ってました」と言わんばかりに、雲がどんどんと晴れていきます!
いやいやいやいや!
まじでハンパないです!
ラグーナの麓まで降りることもできます。
ここで、2時間ほどゆっくりした後、フィッツロイを後にします。キャンプサイトでテントを片付け、パッキングして出発。
この日は快晴。トレッキングコースのどこからでもフィッツロイを拝むことができます。
最高に美しすぎる、、、
このフィッツロイが美しすぎて、プラン変更を余儀無くされます。当初のプランでは、次の目的地、セッロトーレ麓のキャンプサイトまで4時間かけて向かう予定でした。
しかし、これです。この美しいフィッツロイです。僕は決めました。Pointnotのキャンプサイトから、次のキャンプサイトに向かう道のりの途中で。
ここで寝る!
ルートから外れ、人気のない森の中に入り込みます。
そして、木に囲まれて比較的、風の弱い居場所にテントを設置しました。
明日こそは朝日を見るぞ!と期待し、早めに就寝します。
3日目の朝(サンライズ)
朝5時、朝日を見るためにテントから寝袋ごと出て、極寒の中、待ちます。
しかしこれ。言うまでもなく、本来であれば、フィッツロ$%#Y▽&、、、
と、思っていたその時でした。
ムムム!フィッツロイ脇のフレンズ達が、燃え出しました!(上の写真と比較すると一目瞭然)
かなり綺麗!これは待って良かった!それと同時に、これがフィッツロイで見れたら、相当綺麗なんだろうなと実感。
3日目(フィッツロイ→セッロトーレ→エルチャルテン)
サンライズを見終えた後、1時間ほど睡眠。朝食をとって、8時ころに出発しました。フィッツロイからセッロトーレへの道のりは4時間ほど。
ルート上では、沢山の野鳥に出会えました。
そして、サブリナとも遭遇!
彼女とは、バリローチェのバスターミナルから、市内までのバスで隣に座り10分ほど会話していました。その後、特に連絡先も交換することなく別れ、2週間後のこのフィッツロイで再会!!
しかも、フィッツロイ〜セッロトーレ間のトレッカーは多くなく、すれ違ったのも数回。すれ違った内の一人がサブリナでした。
最初は二人とも「Hola」って言った後、フリーズ。笑
サブリナと別れ、更に進むこと1時間。トータル3時間程で、セッロトーレ方面と、エルチャルテン方面の分かれ道に到着。
重い荷物を持って往復するのは馬鹿らしいので、山の茂みに荷物を隠し、ランチと水だけを持って、セッロトーレに向かいます。
バックパックも背負わず、身軽なトレッキングは最高です!気持ちよすぎて、途中走ってました笑
分かれ道から1時間ほどで、セッロトーレを眺めるラグーナ・トーレに到着。
残念ながら、セッロトーレは一部が雲に隠れ、全景を拝めることはありませんでした。セッロトーレでランチを食べた後、走って戻りました。
バッグを回収し、エルチャルテンの町を目指します。ここから4時間、下りではありますが、やはり下山が一番気持ち的に長く感じました。
町を見た瞬間、嬉しすぎて、少し泣きました。
エルチャルテンでオススメの安宿

エルチャルテンでオススメの安宿は、Lo de Triviです。

ベッドも清潔で、立地も最高。WiFiも悪くなく、オールOKでした。パタゴニア価格で、1泊1300円程。
宿の詳細
パタゴニア観光に役立つ本
「古代文明〜スペイン統治〜現代」までの中南米の歴史がわかりやすく書かれていて、小説感覚で読めます。

これを読んでおくだけで、町歩きが数倍楽しくなる。Kindleもあるので、南米周遊前、周遊中に読んでおきたい一冊です!
まとめ
ということで、フィッツロイのトレッキング 、キャンプについてでした!
日帰りトレッキングの可能なフィッツロイですが、キャンプもオススメです!キャンプをすることで、1日の移動距離も少なくすることができます。
フィッツロイトレッキングを終え、次の目的地、ペリトモレノ氷河へ向かいます。