今回の記事は、パタゴニアの「ペリトモレノ氷河」について!
パタゴニア観光のハイライトの1つであるペリートモレノ氷河。フィッツロイでのトレッキングを終えた後に向かったのが、この氷河でした。
トレッキングがメインの僕にとって、初めはあまり乗り気ではなかったのですが、これは圧巻!今まで、色々な国で「氷河」と言うものを見てきましたが、これはまさしく別物です!
ということで、この記事ではエルカラファテのペリトモレノ氷河について紹介します!
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INDEX
ペリトモレノ氷河とは
ペリトモレノ氷河は、アルゼンチン・サンタクルス州の南西にある世界自然遺産、ロス・グラシアレス国立公園にある氷河の1つ。横幅4km、奥行15km、高さ200m(水面上50m)もある超巨大氷河です!
この氷河、展望台から全景を拝めるだけでなく、フェリーで真下まで行くことも可能。更には、氷河トレッキングも人気です。
更に、氷河は毎日数mの速度で、いまだに成長しており、一方で先端では数分おきに崩壊が起きます。
至る所からゴゴゴゴゴ!!と崩壊する音を聞くことができ、大自然の力を感じることができます。
ペリトモレノ氷河だけでなく、ロス・グラシアレス国立公園にの中は、48本もの氷河があります。その大きさは、南極、アイスランドのヴァトナヨークトル氷河ニ次ぎ、世界で3番目なんです
ペリトモレノ氷河の行き方
ペリトモレノ氷河観光の拠点となるのは、「エルカラファテ」という町。氷河観光しか見所のない場所にも関わらず、町はそこそこ立派で、なんとカジノまであります。
町歩きを楽しみにして行くような町ではないですが、一通り揃っています。
エルカラファテの町から、ペリトモレノ氷河への行き方は主に3つ。
- 市内、もしくはバスターミナルからバスで行く(一番メジャー)
- 市内からツアーバスで行く(氷河トレッキングなどのツアーに申し込んだ場合)
- レンタカーやタクシーを使い、個人で行く
バスで行く
一番メジャーな方法です。バスは基本的に、長距離バスと同様に、市内から少し離れた場所にあるバスターミナルから出発します。チケットもここで購入可能です(しかし、市内での購入がオススメ)。
バスチケット購入
しかし、市内や、ゲストハウスでもバスのチケットの購入が可能で、その場合、バスターミナルまでの送迎をしてくれることがあります。しかも、料金はバスターミナルで購入した場合と、同じです。
バスチケット代は往復で800アルゼンチンペソ(2400円)。流石はパタゴニア。片道1時間の道のりとは言え、高いです。
バスの発着時間、現地滞在時間
バスの発着時間は、午前と午後の2パターンです。
- 午前:9時発、16時着
- 午後:13時発、20時着
片道1時間程かかり、現地滞在時間はおよそ5時間。
ペリトモレノ氷河の展望台は広く、端から端までゆっくり歩いて1時間以上かかります。多くの人が1時間の氷河フェリー(現地で追加料金。800ペソ)に参加するので、それでかなり時間を使います。
入場料が高い分、しっかり時間をとってくれるのは有難いですが、結構時間を持て余します。しかし、それでも、椅子に座って氷河が崩壊するのをじーっと眺めてるだけでも楽しめます。こんな景色なかなか見れません!
別途入場料がかかる
ペリトモレノ氷河へ入るには別途追入場料金、800ペソ(2400円)がかかります。
料金支払い、チケットの受け渡しはバスの中で、氷河入場前に行われます。無駄に立派なチケットとパンフレットを受け取ります。
結果、私はフェリーにも乗ったので、バス800ペソ、入場料800ペソ、フェリー800ペソのトリプル800ペソコンボで、2400ペソ7000円強も支払うことに。1日でこんなにお金を使ったの久しぶり。
これが一番メジャーなバスで行く方法です!
氷河トレッキングツアーで行く
上記方法に加えて、氷河上をトレッキングするツアーもあります。その場合には、市内での予約が必須。夏のシーズン中は、このツアーは人気で、予約もいっぱいになりがち。
値段も高いので、僕は興味なかったのですが、興味本位で聞いてみたところ、1週間待ちとのことでした。ちなみにこの時は、クリスマス休暇真っ最中で、多分一年で一番混む時でした。
ちなみにこの氷河トレッキングには、2〜3時間のミニトレッキングと、5時間程のビッグアイスの2種類があります。値段はミニトレッキングで1.2-5万円、ビッグアイスで2万円ほどのようです。(別途入場料金もかかる)
個人的に行く
その他、レンタカーやタクシーをチャーターし、個人で行くことも可能です。
タクシーをチャーターした場合、往復&現地で3-4時間待っててもらって、2500-3000ペソ程とのこと。4人以上集めれば、バスよりも安く行くことができます。
いざ、ペリトモレノへ!
バスから下車し、バス降り場でフェリーのチケットを購入。フェリーの時間、14時まで1時間ほどあるので、近くを散歩します。
崩壊した氷河が、流れています。
奥にはペリトモレノ氷河が見えます。
僕たちが乗るフェリーがこちら。小さく見えますが、そこそこ大きいフェリーです。いかに氷河が大きいか。
フェリー乗船
時間になり、フェリーに乗り込みます。
ちなみに、ペリトモレノへはこのイタリア女性と一緒に来ました。
そうです!サブリナです!
彼女とはバリローチェという街で少し世間話をした後、フィッツロイの山の中でバッタリ遭遇するという出会いを果たした中でした。そしてエルカラファテで再会し、一緒に氷河に行く約束をしていました。
ちなみに彼女とは、この数ヶ月後にリオのカーニバルでも再会を果たしました。
フェリーが氷河に近づき、この迫力!
展望台からでも十分に楽しむことはできますが、下から見上げるのはフェリーからしか出来ません。800ペソはそこそこ高いですが、お財布と相談。
フェリーに乗り込むと、みんな室内の窓の近くの席を確保しようと必死になりますが、氷河に近づくと結局全員外に出るので、席に座らず、出口の近くに待機していた方が良いです。 フェリーには明らかに許容人数以上が乗っていて、外に出るのが遅れると、しっかりと氷河を見える場所に行くことが出来なくなります。
展望台ウォーキング
フェリー乗船を終え、展望台ウォーキングへ。
展望台と言っても、これがかなり広い!何を隠そう、氷河の横幅が4kmもあるんだから、それも必須!おそらく全長3kmくらいはあると思います。
フェリーには及びませんが、展望台上からでも、予想以上に近くまで近づくことができます。
フェリーからは下から見上げることができるといったメリットがある一方、展望台上からは上からパノラマビューを見ることができます。
見て下さい!この奥行き!どんだけでデカイかがわかるかと思います。なんてったって、奥行15kmですからね。。これがあと、47コもあるっていうんだからビックリです。
飽きたら氷河の崩壊を楽しもう!
上述したように、ペリトモレノ氷河では、常に氷河の崩壊が起こっています。
氷河の崩壊と言えば、地球温暖化の影響で、北極や南極の氷河が崩れる映像を見たことがあるかと思いますが、ここの氷河は温暖化とは関係なく、湖との接触で自然に崩壊します。
ペリトモレノ氷河は、今でも氷河が毎日成長しており、湖側に押し広げられています。そして先端が崩壊するというのを繰り返しているわけです。
1分に2〜3回は氷河が崩壊する爆音が聞こえます。目を凝らして待っていれば、氷河の崩壊を見ることは簡単に出来ます。
エルカラファテでオススメの宿
エルカラファテでオススメの安宿は、Hostel Inn Calafateです。
少し市内から離れていますが、徒歩圏内。バスターミナルには近いです。
全体的に綺麗で、シャワーもGood。そして、何より朝食が美味しかったです!ここで、氷河行きのバスの予約もでき、バスが宿まで迎えに来てくれます。パタゴニア価格で、1泊1200円程。
宿の詳細
パタゴニア観光に役立つ本
「古代文明〜スペイン統治〜現代」までの中南米の歴史がわかりやすく書かれていて、小説感覚で読めます。
これを読んでおくだけで、町歩きが数倍楽しくなる。Kindleもあるので、南米周遊前、周遊中に読んでおきたい一冊です!
まとめ
ということで、ペリトモレノ氷河についてでした!
氷河自体は色々なところで見ることができますが、パタゴニアの氷河は一味も二味も違います!少しだけ行くか迷いましたが、本当に来てよかった!氷河が崩壊する様子を、こんなに簡単に見えるのはここだけ!