
今回の記事は、パタゴニア周遊の総まとめについて!
南米周遊のハイライトの一つとも言える、チリ、アルゼンチンにまたがるパタゴニア。
その範囲は広大で、日本が余裕でスッポリ入るほど。しかも、その広大な土地に見どころが沢山!全てを見ようとしたら、いくら時間があっても足りません。
実際に、私は1ヶ月弱かけてパタゴニアを周りましたが、それでも時間の都合で行けなかった場所は沢山あります。
この記事では、僕が実際に訪れた町や、ルート、オススメの宿、SIM事情、実際にかかった費用など、パタゴニア周遊のまとめ情報を紹介していきます!
ブログランキングに参加しています。
上の「世界一周」ボタンがクリックされるとランキングが上がります。
励みになるので、ご協力ください!:D
INDEX
パタゴニアとは

パタゴニアとは南米大陸の南部分、チリとアルゼンチンにまたがる地域の総称です。

その範囲は広大で、上記写真の赤の線より下、全てがパタゴニア。日本と比較すると、いかに大きいか分かるかと思います。もはや、そこそこ大きめの一つの国として考えて良いほどです。
パタゴニアといえば、言うまでもなく大自然。
雄大かつユニークな形状をした山々を誇るパタゴニアは、世界中のトレッカー憧れの地です。
その地形は、アンデス山脈を挟んで、チリとアルゼンチン側で異なります。チリ側は、氷河期時代に形成した氷河によるフィヨルドが広がるのに対し、アルゼンチン側は広大な砂漠が広がります。
そのため、パタゴニアでは、氷河、山、砂漠、高原、海と、変化に富んだ景色を楽しめます。しかも、どれもが規格外の大きさ、美しさを誇ります。
パタゴニア周遊ルート

僕がパタゴニアで周ったルートは、上記の写真の通り。
サンティアゴから南下して、プエルトモントに入り、そこからアルゼンチンin。そこから南下し、ウシュアイアまで行き、プンタアレーナスから飛行機でサンティアゴへと戻りました。
- プエルトモント(チリ)
- バリローチェ(アルゼンチン)
- フィッツロイ(アルゼンチン)
- ペリートモレノ氷河(アルゼンチン)
- トーレスデルパイネ(チリ)
- ウシュアイア(アルゼンチン)
- プンタアレーナス(チリ)
パタゴニアのオススメスポット
フィッツロイ

パタゴニアで、間違いなく一番最初にオススメしたいのが、フィッツロイです。

アウトドアブランド、「patagonia」のロゴになっている山で、ユニークな形が美しい、世界中のトレッカー憧れの山の一つです。
オススメは、フィッツロイ観光の拠点となる、エルチャルテンという町でキャンプ用品をレンタルし、キャンプをしながら回ること。

フィッツロイ以外にも見どころが多いので、キャンプをしながらゆっくり周るのがオススメです。
ペリトモレノ氷河

フィッツロイからバスで3時間ほどと、比較的近くにあるペリトモレノ氷河は、世界で3番目に大きい氷河です。しかもこの氷河は、現在も成長を続けていて、湖に向かって伸び、先端が崩壊するのを繰り返し続けています。

数分に一回は、写真のような氷河の崩壊が轟音と共に起こります。

フェリーに乗って、近くまで行くことも可能です。
ウシュアイア

ウシュアイアは、アルゼンチンにある世界最南端の町で、最も南極に近い場所です。近くには国立公園もあり、トレッキングも楽しめます。

しかし、何と言ってもオススメなのが、野生のペンギンやアザラシ、クジラなどに出会える、ビーグル水道ツアーです。

規格外の数に腰を抜かします。笑
バリローチェ

バリローチェはパタゴニアの北部に位置する山あいの町で、夏はトレッキング、冬はスキーで賑わいます。また、町は山と湖に囲まれ「南米のスイス」と呼ばれる程に美しい。

そして美味しいチョコレートが楽しめます。

それだけでなく、美しい山々が多くトレッキングが楽しい。

他にもサイクリングなどアクティビティも豊富なので、長く滞在して、ゆっくりしたい町です。
トーレス・デル・パイネ

トーレス・デル・パイネはチリにある国立公園で、フィッツロイに並ぶ人気のトレッキングスポット。しかも、トレッキングコースは豊富で広く、最大で1週間以上かけるコースもあります。

しかし、キャンプサイトは予約必須で、この予約が取りにくい(テント泊であっても)。そのため、僕は日帰りで行きました。
しかも、このキャンプサイト使用料が高い上に、国立公園入園時に入山料も払わなくてはいけない。さらに、、拠点となる最寄りの町プエルトナタレスは、バスで3時間ほどの距離にあり、全然最寄りじゃない。
正直、高い入山料を払うなら、ゆっくりキャンプして、山を楽しみたい。それができないのが、痛いところでした。
一方で、上述したフィッツロイは、入山料&キャンプサイト使用料を払う必要はなく、宿から5分でトレッキングスタートできる。ということで、僕は完全にフィッツロイをオススメします。
プンタアレーナス

プンタアレーナスはチリ最南端の都市で、ウシュアイアのチリ版のような存在。ウシュアイア同様、ペンギンに会えるツアーなどもあります。

町には特に見どころはないのですが、空港があり、チリの各都市と結ばれているため、パタゴニア観光の玄関口となる都市です。
プエルトモント

プエルトモントは、チリにあるパタゴニア北部の都市で、サーモンの養殖で有名な漁港都市です。
町には魚市場以外に見どころはないですが、アルゼンチン側のバリローチェへ抜ける際の拠点となるため、旅行者がよく訪れます。

市場は新鮮な魚介類を安く食べることができるので、食べ歩きが最高です。

ウニもめっちゃ安い。この量で500円くらいでした。
パタゴニアの物価

パタゴニアの物価は、南米の中では一番高く感じました。特に、観光費と移動費、宿代が鬼高いです。ちなみに、比較的アルゼンチンが安く、チリが高いといった印象。僕が感じた南米物価ランキングはこんな感じです。
ボリビア < パラグアイ < ペルー < コロンビア < エクアドル < チリ = アルゼンチン < ブラジル = パタゴニア
パタゴニアの滞在費用
使用した金額 | 1日平均 | |
食費 | 16,400円 | 469円 |
宿泊費 | 29,640円 | 847円 |
移動費 | 33,136円 | 946円 |
観光費 | 18,570円 | 531円 |
その他 | 2,335円 | 67円 |
合計 | 110,081円 | 3,145円 |
35日間のパタゴニア滞在で、使用したのは11万円ほど。1日の平均は3,145円でした。
かなり物価の高いパタゴニアで、結構節約できたと思います。パタゴニアでは、外食が鬼高いので、ほぼ毎日自炊。そのおかげで、食費がかなり安く。これ、実は物価の安いペルーなどよりも安い。

一方で、移動費が高いのがわかりますね。パタゴニアは広く、見どころも点在しているので、どうしても移動費が高くなってしまいます。元気があれば、ヒッチハイクもオススメですよ!
パタゴニア(アルゼンチン)のSIM事情
アルゼンチンのSIMは、他の南米諸国と比較しても安めで、プラン購入も携帯でサクッとできてしまうので、とても楽チンでした!
- 会社:Movistar
- SIMカードの料金:50ペソ(150円)
- チャージ金額:200ペソ(600円)
ネットや、電話の使い方は、一度自分のアカウントにお金をチャージして、パッケージ(1週間とか、1ヶ月とか)を買うというもの。
僕は、1週間2GB(100ペソ)を使うつもりだったので、200ペソチャージし、その場で100ペソ使って1週間分購入しました。また、1週間後にSMSで「D7」とメッセージを送ると、1週間分の購入ができるという訳です。
バス移動、安宿情報
ここでは、各都市のオススメの安宿と、都市間の移動についてまとめています。
プコン(チリ)
↓ バス移動
プエルトモント(オススメの安宿)
↓ バス移動
バリローチェ(オススメの安宿)
↓ バス移動
フィッツロイ(オススメの安宿)
↓ バス移動
ペリートモレノ氷河(オススメの安宿)
↓ バス移動
トーレスデルパイネ(オススメの安宿)
↓ バス移動
ウシュアイア(オススメの安宿)
↓ ヒッチハイク
プンタアレーナス(オススメの安宿)
↓ 飛行機移動
サンティアゴ(チリ)
パタゴニア観光に役立つ本
「古代文明〜スペイン統治〜現代」までの中南米の歴史がわかりやすく書かれていて、小説感覚で読めます。

これを読んでおくだけで、町歩きが数倍楽しくなる。Kindleもあるので、南米周遊前、周遊中に読んでおきたい一冊です!
まとめ

ということで、パタゴニア周遊旅の総まとめについてでした!
見どころの多いパタゴニア。しかも、全てが規格外の絶景!時間の許す限り沢山訪れたいところ。

See you!
Always think easy, go easy.