今回の記事は、プエルトナタレスからウシュアイアまでの移動について!
パタゴニア観光のハイライトの1つである、パイネ国立公園を有するプエルトナタレス。
パタゴニア旅行をする人にとって、次の行き先は、ペリトモレノ氷河のエルカラファテか、南米最南端のウシュアイア、またはチリの都市に飛行機で移動するために、プンタアレーナスに行く。ほぼ、この三択で間違いないかと思います。
僕は、フィッツロイ→ペリトモレノ氷河→パイネと南下してきて、次にウシュアイアに向かいます。
プエルトナタレス(チリ)からウシュアイア(アルゼンチン)に行くには、一度プンタアレーナス(チリ)を経由する場合が多いのですが、直接ウシュアイアに行くこともできます。
ということで、この記事ではプエルトナタレスから直接ウシュアイアに行く方法について紹介します!
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INDEX
プエルトナタレスとは
プエルトナタレスとは、チリ南部の都市で、パタゴニアのハイライトの一つ「トーレス・デル・パイネ国立公園」の拠点となる町です。
パイネ国立公園といえば、もちろんコチラ!
3本の巨石からなる「トーレス・デル・パイネ」で、国立公園の名前にもなっています。パタゴニアのフィッツロイに並ぶ、トレッキングの聖地です。
この国立公園の最寄りの町が、プエルトナタレスであり、町にはアウトドアショップが沢山あります。むしろ、それ以外には見所は特になく、この町を訪れる観光客の、ほぼ100%がパイネ国立公園のために滞在しています。
ウシュアイアとは
次にウシュアイアは、アルゼンチンにある世界最南端の町(City)です。
実際にウシュアイアに着いてから知ったのですが、実際にはウシュアイアよりも少し南の、チリ側にも人口3000人の町があるのですが、人口5000人以下は「City」ではないというのが、ウシュアイアの言い分だそうです。
とりあえず、この「世界最南端の町」、「世界最果ての地」、「世界の終わり」、「エンド・オブ・ザ・ワールド」という殺し文句に惹かれて、世界中から観光客を集める一大観光地です。
僕は別にそんな殺し文句にヤラれて来たわけではないですよ!ペンギンちゃんですよ!
そうです!このウシュアイアには大量のペンギンを見ることのできるコロニーがあり、このツアーが大人気!しかも、12〜1月には、歩けるようになったばかりの赤ちゃんペンギンを見れるとあって、そのためにやって来ました!
また、その他にも、町の近くには美しい山や、湖も多く、「世界最南の国立公園」もあります。「世界最南の鉄道」も!
プエルトナタレスからウシュアイアへ行くには
プエルトナタレスからウシュアイアへ行くには、基本的にはバス移動。その距離は770km。
バスで
しかし、直接ウシュアイアへ行くバスは毎日出ている訳ではなく、週に3〜4回程のようです。
ちなみに、プエルトナタレスから南に250kmの所に位置するプンタアレーナスへは、1時間に1本 のペースでバスが出ていて、プンタアレーナスからウシュアイアへのバスはほぼ毎日出ているみたいです。
僕も一度プンタアレーナスを経由する方法を考えましたが、「プンタアレーナス〜ウシュアイア」のバスは朝早く出発するため、これに乗るにはプンタアレーナスに前日泊する必要があり、2日がかりになるため、諦めました。
プエルトナタレス〜ウシュアイアのバスはアルゼンチン入国後に、リオ・グランデという町で一度バスを乗り継ぎ、合計14時間の移動となります。料金は42000チリペソ(7000円程)でした。
飛行機で
飛行機で行く方法もありますが、プエルトナタレスからは飛行機は出ていません。
プンタアレーナスへ行くか、アルゼンチンのエルカラファテに行く必要があります(しかも高い)。
いざ最果ての地、ウシュアイアへ!
朝6時、プエルトナタレス発。バスターミナル近くのホステルを予約しておいて良かった。チケットは3枚綴り。
- プエルトナタレス → プンタアレーナス
- プンタアレーナス → リオ・グランデ
- リオ・グランデ → ウシュアイア
しかし、実際は、プンタアレーナスには行きませんでした。
バスに乗っていて気付いたのですが、どう考えても、プンタアレーナス発のバス(2枚目のチケット)の時間に間に合わない。「おかしい!」と思って、運転手に確認すると、プンタアレーナスとウシュアイアの分かれ道で、バスを待つとのこと。
プンタアレーナスまで行かずに、☆マークのところで下車して、待つんです。無駄がなくて素晴らしい!
しかも、バスを下車して、5分程で次のバスが到着。南米にしてはやりおる。
プエルトナタレスを出発して、5時間。11時頃、フェリー乗り場へ。
このフェリーにバスごと乗り込み、ウシュアイアを有するフエゴ島を目指します。このフエゴ島の意味は、スペイン語で「燃える島」。
その理由も面白い。
マゼランがフエゴ島にたどり着いた時、寒くて、こんな不毛な地に人間なんていないと思っていた。しかし、実際には先住民達がして、至る所で松明を燃やしていたそう。
その火を、船の上から見て、島が燃えているように見えたことに由来するそうです。
30分ほどで、フエゴ島に到着。再度、バスに乗り込みます。
更に2時間ほど走り、ようやくチリ側ボーダーへ。
いつもながら、バスでの国境越えは時間がかかります。30分くらい。
ここでお昼を購入できました。他に買う場所がないので、バスに乗る前日に朝ごはんやスナックを購入しておいた方が良いです。
普通にうまい
30分ほど走って、次はアルゼンチン側。毎回毎回、これですが。どうにかなりません?2回やる意味。
プエルトナタレスを出発して10時間。16時頃、リオ・グランデに到着。
ここで、麻薬犬のチェックを受けました。
次のバスはこちら。ここからは別のバス会社のようです。小さなバンで、快適でした。
雲も近くて、道中は絶景の連続。
リオ・グランデから3時間半。合計14時間ぴったり、ウシュアイアに到着!長かった!
ちなみに、緯度の低いウシュアイアでは、夏は22時過ぎまで日が沈みません。23時過ぎでも全然明るい。上の写真は21時の様子です。
ウシュアイアでオススメの宿
ウシュアイアでオススメの安宿は、Antarctica Hostelです。
立地も良く、部屋もベッドも清潔。朝食も付いていて、美味しい。パタゴニア価格ということで、値段が高いのがネックです。1泊1400円。
宿の詳細
プエルトナタレスでオススメの宿
プエルトナタレスでオススメの安宿は、Hostal Backpacker Cortesです。
物価の高いプエルトナタレスで、比較的安い宿です。部屋も綺麗で、ベッドも快適。シャワーもGOODです。バスターミナルから近いのが嬉しい!
ガーデンからの景色も最高でした。パタゴニア価格ということで、値段が高いのがネックです。1泊1500円。
宿の詳細
パタゴニア観光に役立つ本
「古代文明〜スペイン統治〜現代」までの中南米の歴史がわかりやすく書かれていて、小説感覚で読めます。

これを読んでおくだけで、町歩きが数倍楽しくなる。Kindleもあるので、南米周遊前、周遊中に読んでおきたい一冊です!
まとめ
ということで、プエルトナタレスからウシュアイアまでの移動についてでした!
プンタアレーナスに行く必要がなければ、直接ウシュアイアまで行ってしまった方が楽です!