今回の記事は、アルゼンチンの観光地、バリローチェについて!
アルゼンチンのバリローチェと言えば、「南米のスイス」と呼ばれる程、景観の美しい街。また、パタゴニアの玄関口として、沢山の観光客が訪れる一大観光地です。
しかし、残念なことにこの街を訪れる日本人は、数日の滞在が多い。確かに早く、パタゴニアへ南下したい!チリや、アルゼンチン北部に抜けていきたい!と、言う気持ちはわかります。
しかし、このバリローチェ、結構見どころが多いんです!この街にもう少し長く滞在してもらいたい!
ということで、この記事ではバリローチェについて紹介します!
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INDEX
バリローチェとは
バリローチェはアルゼンチンのパタゴニア北部に位置する、パタゴニア観光の出発地または、最終地点となる都市です。
街は「南米のスイス」と呼ばれる程に美しく、街の至るところに美味しいチョコレート屋さんや、レストランが立ち並びます。しかも、街の奥には雄大なアンデスの山々が広がる。そうした景観が、スイスを彷彿させます。
しかも、絶景が拝めるトレッキングコースも多数あり、登山好きにはたまらない。実際、僕は2泊宿を予約してから来ましたが、結果6泊しました。
バリローチェへの行き方
バリローチェへの行き方は主に、飛行機とバスの2種類。
飛行機
ブエノスアイレスをはじめ、その他の都市や、アルゼンチン最南端のウシュアイア、パタゴニアの人気観光地のエルカラファテからも直行便があります。
南米の中では、アルゼンチンの飛行機は格安航空でも、少し料金が高めというのがネック。
バス
一番人気の移動方法がバスです。長時間の移動になりますが、格安で移動できるというメリットがあります。
また、南米のバスではそんなに高くない追加料金を支払えば、シートをグレードアップすることができ、快適に移動できるので、長時間のバスではグレードアップするなど、上手く使い分けることをオススメします。
バリローチェへ移動する主要な経路と、所要時間は以下の通り。
- プエルトモント (チリ)から:6時間
- エルチャルテンから:24時間
- エルカラファテから:26時間
その他、コルドバやブエノスアイレスなどの北部の都市からも、乗り継ぐことでアクセス可能です。
バリローチェにバスで着いたら
ここで注意!
実は、バリローチェはバスターミナルが市内になく、市内へ行くためには、市バスに乗る必要があります!
距離で言うと、3.6kmで歩けないことはないですが、バス料金も100円以下なので、乗っちゃった方が楽です。
アルゼンチンのバスには、現金では乗ることができず、「SUBE」と言うSUICAのようなカードの購入が必須です。到着したバスターミナル内にあるキオスクで購入可能で、その際にチャージもしてもらいましょう。
カード自体の料金が150円程で、ターミナルと市内の往復だけの予定であれば、200円程チャージすれば余裕です。
しかし、バリローチェ近くの人気観光地へ行く場合、基本バスに乗ることになるので、その時の分もいくらかチャージしておくのもアリです。
この時にチャージしなくても、チャージは街の至る所にあるキオスクで一瞬でチャージ可能なので、必要な時にチャージするのでも問題ありません。
市内行きのバスに乗り込んだら、入り口付近にある機械にカードをピッとタッチして終了。接触が悪いので、ちゃんとピッと音がして、画面に金額が表示されたのを確認してから席に座りましょう。
街までは、バスで10分もかからず到着します。
バリローチェの歩き方
「南米のスイス」というだけあって、街は綺麗&オシャレで、街歩きが楽しい。
街歩きだけでなく、アンデスの山々を見渡すとのできる湖も街のすぐそこにあり、そこでゆっくりするのもオススメ。さらにバスで郊外に行けば、トレッキングも楽しめます。
バリローチェの街歩き
バリローチェの市内の見どころは、チョコレート屋さんと、バーやレストラン、または湖沿いでゆっくり休憩、などになるかなと思います。大きな大聖堂等があるわけではありません。しかし、それだけでも十分に楽しめます。
この時期は、12月中旬ということで、街は完全にクリスマス仕様。良い時期に来ることができました。
街からは、湖とアンデスを見渡すことができて、気持ちがいい!
そして!バリローチェと言えば、もちろんチョコレート!街には至る所にチョコレート屋さんが立ち並びます。
その中でも、特に有名で人気のチョコレート屋さんが、「Rapanui」と「Turista」の2店舗。この2店は、街の中心にあり、道を挟んで真向かいにあります。
店内は広く、チョコレートの種類も豊富。
選ぶのが楽しいです。
僕はブラックとミルクチョコレートのスティックを購入。2本で400円ほど。
高いですが、一口で口全体に高級な甘みが広がって、全部食べ切るのに結構時間を要しました。笑
中にはジェラートもあります。
街の端には、中に入ることはできませんでしたが、教会もあります。庭が立派で、天気の良い日にはここでゆっくり昼寝やピクニックをする人も多いです。
近くにあったエンパナーダ屋さんで、エンパナーダを2つ買い、教会の庭でくつろいだりしていました。
ここのエンパナーダが本当に美味い。
他の都市に比べて、サイズも小さく値段も2倍くらいしますが、味の種類が豊富で、美味しい。
スパイシービーフ。
カレーチキン。
また、湖沿いの散歩も楽しい。現地民の憩いの場だそうで、何人も湖で泳いでいました。
ここから見るアンデスの山々は最高です。
オススメのレストラン
ここでオススメするのは、「アルゼンチン料理」とか「バリローチェ料理(スイス料理)」のお店ではなく、安くて美味しかった、ベジタリアンのお店です。
自炊がめんどくさくて、安く食べれるお店がないかなと思っていた時に見つけたのが、この「Ren」というベジタリアンフードのお店。
僕自身、ベジタリアンではないですが、「最近ちゃんと野菜を食べれてないので、ちょうど良い!」ということで入りましたが、これが大正解!激ウマでした!
店内には、これまでか!というほど、多種類の惣菜が、ビュッフェ形式で並びます。
取り方は、食べたいものを指差して、店員さんがプレートによそってくれます。値段は、それぞれに決まった値段があるわけでなく、全部単価は同じで、プレートの重さで決まるので、高そうな物を沢山取ればお得っちゃお得です。笑
これで500円くらい。
これが本当に、何を取っても美味しくて、コスパも良く、野菜も沢山取れる!ということで、3日連続で訪問しました。笑
バリローチェ郊外の歩き方
バリローチェは市内よりも、郊外に見どころが多い。それはやはり、高台からアンデスの山々を見渡すためです。
そうしたビューポイントや、トレッキングコースが沢山あるんです。有名なところを紹介します。
カンパナリオの丘
カンパナリオの丘は、バリローチェで一番人気の観光地。
アンデスを見渡す展望台まで、ロープウェーで数分で辿り着けるお手軽スポットとして、有名です。
行くには市内から、ジャオジャオホテル行きの20番のバスに乗り、1時間ほど。
ジャオジャオ(Llao Llao)
ジャオジャオ(Llao Llao)とは、バリローチェの街から西に30km程、バスで1時間ほどの所に位置する山岳リゾート。
場所はカンパナリオの丘の更に奥に位置し、市内からは20番のバスで1時間半ほど。バスからの景色も最高です。
ジャオジャオと言えば、上記写真の高級ホテル「ジャオジャオホテル」が有名。アンデスの山とのコラボが美しい。
ジャオジャオ付近には、簡単にハイキング可能なジャオジャオ山(Cerro Llao Llao)の他にも、サイクリングなど、パタゴニアの大自然を満喫できるアクティビティーが盛り沢山。
サイクリング(Circuit Chico)
ジャオジャオの人気アクティビティーと言えば、ジャオジャオ半島を自転車で一周する「Circuit Chico」です。
上記写真のオレンジ丸のところで、ジャオジャオ行きのバスから下車し、自転車をレンタル。料金は1日で1500円程と聞いています。(僕は実はやっていないんです、、)
そこそこアップダウンもあり、大変だとは聞いていますが、それ以上に大絶景を見ながらのサイクリングは圧巻と、皆んながオススメしていました。
ちなみに距離は1周27km程あり、休憩なども入れると、8時間程かかるかなと思います。ですので、1日がかりのサイクリングになります。
その帰りに、有名なカンパナリオの丘(ロープウェーで)に登って帰るのも、アリかと思います。サイクリングのスタート地点は、カンパナリオの丘の近くなので。
ジャオジャオ山ハイキング
一番オススメなのが、「ジャオジャオ山ハイキング」です。
ジャオジャオ山の山頂からは、有名なカンパナリオの丘から見えるアンデスの山々を、もっと近くから見渡すことができます。
お手軽なカンパナリオと比較すると、多少しっかりとした登山にはなりますが、それでも2時間もかからないくらいで、登山初心者でも簡単に登れちゃう山です。
カテドラル山トレッキング
カテドラル山(Cerro Catedral)は、バリローチェ市内の南西に10km程行ったところにある、標高2405mの山です。ボコボコと仏塔のような岩が並び、その景観がカテドラル(大聖堂)のように見えることから「カテドラル山」と名付けられました。
冬はスキーリゾートとしても有名で、夏はカテドラル山を眺める絶景スポットまでのトレッキングが人気です。
アクセスは市内から55番のバスで40分ほど。バスは行き帰りとも、1時間に1本です。行きの始発は7:15に市内から、帰りの最終は20:10。
市内のバス出発地点は、上記の住所「Moreno 450」からになります。
住所の場所には「CATEDRAL」の看板が立っています。
片道4時間のトレッキングになりますが、カンパナリオの丘やジャオジャオから見えるアンデスの山とは異なる、パタゴニアの絶景を見ることができ、オススメです!
バリローチェでオススメの安宿
バリローチェでオススメの宿は、Hostel Inn Barilocheです!
なんといっても、テラスからのこの景色!バリローチェはずっと天気が良かったので、ここからの朝食、夜のビールが最高でした!
部屋も綺麗で、シャワーもWiFiもOK。寒い時は、室内からも景色を眺められます。1泊1000円程。
宿の詳細
パタゴニア観光に役立つ本
「古代文明〜スペイン統治〜現代」までの中南米の歴史がわかりやすく書かれていて、小説感覚で読めます。

これを読んでおくだけで、町歩きが数倍楽しくなる。Kindleもあるので、南米周遊前、周遊中に読んでおきたい一冊です!
まとめ
ということで、「南米のスイス」、バリローチェの歩き方についてでした!
市内でゆっくりしても楽しい、郊外でトレッキングをしても楽しい、見どころ満載の街です!