今回の記事は、ブラジル旅の総まとめについて!
ブラジルと言えば、とにかくでかい、いや、でかすぎる。。
地図を見れば一目瞭然。南米の半分くらいあります。
日本と比較すると、日本の22.5倍。小さい島国である日本の中にも、全く異なる文化が数え切れない程ありますが、ブラジルはその20倍以上の異なる文化を持つポテンシャルがある。
それだけ、一つの国の中で全く違う環境、文化、景色に出会うことができます。
南米を旅するバックパッカーは多いですが、多くがペルーやボリビアを中心に西側の国だけで、ブラジルはパスする人が多い。しかし、この地図を見て、どう思いました?南米の半分くらいあるブラジルに行かずして、南米を旅したと言えますか?
答えは全力で否!ブラジルを周遊して来たから全力で言える!否です!!
ブラジル、本当に最高です。絶対に訪れて欲しい。ということで、この記事では南米の大国、ブラジルの歩き方について紹介します!
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ブラジルの絶対に外せない!オススメスポット公開!
上記地図は、ブラジルの有名観光スポットの一部です。これでも一部です。
地図の中の赤と青が、実際に僕が2ヶ月かけて訪れた場所。緑は泣く泣く、諦めた有名スポットです。日本の大きさと比較すると、その全てを訪れることが、いかに大変かわかるかと思います。
ちなみに、赤は確実に訪れておきたいスポットです。大都市なので、安い飛行機も沢山飛んでいて、便も良い!僕もこの都市からの飛行機移動を起点に、旅程を組みました。
一つずつ紹介していきます!
リオデジャネイロ
リオデジャネイロとは、言わずと知れたブラジルのメガシティ。人口600万人強を有し、サンパウロに次ぐブラジル第二の都市です。山と海に囲まれた盆地の中に立ち並ぶビル群の景観は、世界でも無二。
市内に位置する高台、コルコバードの丘の上に立つキリスト像は、リオデジャネイロを代表するシンボルになっています。
また、市内から地下鉄で数十分以内の距離に、コパカバーナビーチや、イパネマビーチなど沢山のビーチが点在。それ以外にも、植民地時代の建物や、ユニークな形状の大聖堂、多数の博物館や美術館があり、町歩きも楽しい!
さらには、トレッキングも楽しめちゃいます。なんでもアリアリのリオデジャネイロ。ついつい長居しちゃうこと間違いなしです!
リオのカーニバルもお忘れなく
これを除いてリオは語れません!
リオのカーニバルは毎年、2〜3月に行われるブラジルを代表するカーニバルの一つ。時期が合えば、訪れておきたいイベントです。
アマゾン(マナウス)
次は何と言っても、ブラジルの代名詞の一つ、アマゾン!
場所はブラジル北部のジャングルの中。陸の孤島であって、立地はどの都市よりも最悪ですが、各都市から比較的リーズナブルな直行便も沢山出ているので、飛行機を使えば移動は楽チンです。
ピラニアフィッシングや、現地ガイドによるアマゾンのジャングル探検、
夜はジャングルでキャンプ(ブルーシートの屋根、ハンモック、蚊帳のみ)したり、
野生の猿や、ナマケモノ、ワニ、イグアナ、アナコンダ、タランチュラ、オウムに遭遇したり、アマゾンのピンクイルカと泳いだり、アマゾンの先住民の村を訪れたり、他の国じゃ絶対に経験できないことが沢山。
イグアスの滝
アマゾンに次ぐ、ブラジルの代名詞の一つ、イグアスの滝。
正直、あまり滝に興味のない僕は、そんなに期待していなかったのですが、本当に衝撃を受けました。冗談でなく、見た瞬間に鳥肌が国民総立ちになって、少し涙が出ました。本当に。
イグアスの滝はアルゼンチンと、パラグアイの3ヶ国にまたがっていて、上記写真はアルゼンチン側のもの。オススメはアルゼンチン側です。 しかし、イグアスの滝周辺に限り、国境をまたぐ際に、ビザ等は必要ありません。また、南米周遊のルート上、イグアスの滝をチリやアルゼンチン、ボリビアなどの西側各国からブラジルに入る際の玄関口にするのはオススメです。
サルバドール
サルバドールは、リオデジャネイロ、サンパウロ、ブラジリアに次ぐ、ブラジル第四の都市。
1767年にリオデジャネイロに遷都するまで、250年近くの間、ブラジルの首都として機能していたため、古いコロニアル調の建物が沢山残っています。その建物がカラフルで美しい!
ブラジル建国時から、ブラジルカトリックの総本山としても存在していたため、町の教会が至る所に。
さらには、サルバドールの代名詞である、美しいビーチもあり、観光客や地元民で賑わっています!
シャパーダ・ディアマンティーナ
シャパーダ・ディアマンティーナは、サルバドールからバスで3時間ほどの場所に位置する国立公園です。その景観は、アメリカのグランドキャニオンを彷彿させます。
シャパーダディアマンティーナを訪れるには、拠点となる町のレンソーイスからツアーに参加するのが一般的で、その1日ツアーが、国立公園内の他の見どころ、青の洞窟や鍾乳洞、軽トレッキングなどにも連れて行ってくれるので、オススメです。
また、拠点となる町レンソーイスも、小さいながらカラフルで可愛く、町歩きの楽しい町です!
フォルタレザ
フォルタレザは、ブラジルで有名なビーチリゾートの一つ。
南米諸国の人たちにとって、最近人気のジェリコアコアラとセットで訪れるのが夢の旅行先の一つなんだとか。日本人にとってのハワイのような存在です。
行ってみた感想としては、海はめちゃめちゃ綺麗ですが、どちらかというと地元のビーチという感じで、リゾート感はないです。そのおかげで、有名なビーチリゾートにしては物価が安いというメリットはありますが。
ジェリコアコアラ
ジェリコアコアラはフォルタレザから、北にバスで6時間ほど行ったところにある、ブラジル屈指の大人気ビーチリゾート。後述する、最近インスタ映えで人気のレンソイスから近いということもあり、セットで訪れるのが人気です。
僕が訪れた際は、残念ながら天気が悪くて、あまりエンジョイできませんでした。さらに、めちゃめちゃ物価が高い。
レンソイス
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レンソイスはジェリコアコアラからバスで3時間ほどのところに位置する、最近になってインスタ映えで有名になった観光地です。その魅力は言うまでもなく、他に類を見ない絶景。
砂漠の中に現れる無数のコバルトブルーのラグーンは雨季にのみ突如訪れ、しかもその泉の中には小魚がいて、その原理は今だに解明されていないそう。
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ベストシーズンは雨季が去った後の5〜8月で、それ以外の時期には上記のようなラグーンは見ることができないそう。
しかし、他の旅行者に聞くと、同時期に訪れている観光客も多く、写真ほどの水量ではないにしろ、見ることは可能であるようです。
ベレン
ベレンはブラジル北部、アマゾン川の川下に位置する、アマゾン観光の玄関口となる町です。この街から、アマゾンの本拠地マナウスへフェリーで向かったり、飛行機で行くことができます。
僕もサルバドールから、フォルタレザを通ってベレンまでやってきて、ここから飛行機でマナウスへ移動しました。
アマゾン川の町とあって、川沿いのマーケットは大賑わい。市場歩きが楽しい町です。
時間があれば、ベレンから出る早朝の、野生のオウムを見にいくツアーがオススメです!
その他
その他、僕は時間の都合上、訪れることのできなかった場所をいくつか紹介します。
サンパウロ
サンパウロは言うまでもなく、リオに並ぶブラジルの大都市。その規模はリオ以上で、ブラジル及び南米最大。
イメージで言えば、リオデジャネイロは観光都市で、サンパウロはビジネスシティ。リオには多くない高層ビルが立ち並び、その景観は東京やニューヨークのそれです。
また、リオやブラジリアよりも周辺各国への飛行機の数が多く、航空券代も桁違いに安い。なので、ブラジルへの玄関口となりやすい町でもあります。
フロリアノポリス、ポルト・アレグレ
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フロリアノポリス、ポルト・アレグレは、サンパウロの南に位置する、ビーチリゾート。ブラジル人に聞くと、ジェリコアコアラと同じくらい誰もが大絶賛するリゾートです。
ブラジル⇄ウルグアイ間を抜ける際のルート上に位置するので、同ルートを移動する場合には、訪れておきたいスポットです。
ブラジリア
ブラジリアはブラジルの首都で、同国第3位の人口規模。
他の都市のように、もともと栄えていたわけではなく、計画的に作られた都市で、建設から40年という短い年数で作り上げられた街ということが評価されて、世界遺産にもなっています。
他の南米の首都同様、政府の主要機関があるのみで、これといって見どころはない町でもあります。
ボニート
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ボニートは、ブラジル中部に位置する人気の観光地。人気の理由は、ブラジル屈指の透明度を誇る美しい川があり、そこでのシュノーケリングが人気です。
ただ立地が悪く、ボニートだけのために訪れるのは、もったいないです。
ブラジル周遊オススメルート
広大な国土の中に、観光スポットが点在するブラジルは、旅程を組むのが本当に難しい!僕もかなり苦戦しました。でも、ルート決めって難しいけど、楽しいんですよね〜
上記記事を参考に行きたい場所を厳選し、周辺各国とのinとoutを決める必要があります。
周辺各国とのinとoutを考える
考えうる周辺各国からの入り方、出方をまとめました。上記地図において、飛行機移動はどの国からも可能なので省略しました。
陸路
ブラジルは多数の国と隣接する国。どの国からも基本、陸路での入国が可能です。その中で、一般的なルートは以下の3つかと思います。
- ウルグアイ、アルゼンチンから入国(南部)
- イグアスの滝から入国(中部)
- ボリビアから入国(中部)
フェリー
これは日本人があまり知らない、オススメのルート。僕もブラジルに来るまで知りませんでした。知っていたら、ルートも変わったかも、、
ペルーとコロンビアからアマゾン川を下って、マナウスまでフェリーで移動することができます。所要は5日〜1週間ほどかかりますが、移動費も最安で100ドル程度とリーズナブル。しかも、アマゾンの大自然を満喫しながら移動可能です。
マナウスはブラジルの外れにあるため、マナウスを組み込もうとするとルートが難しく、行ったり来たりになってしまいがち。
しかし、このルートを使えば、コロンビアやペルーからマナウスを経由して、ブラジルを南下できる!
ブラジル南部からアルゼンチンに入って、再び北上して、ボリビアやペルー南部に回ることができるので、無駄のないルートになるかと思います。もちろん、逆回りもあり!
実際の僕のルート紹介
僕のルートは上記の地図の通り。かなりグルグル回ってるような気がしますが、気のせいです。笑
まず僕は北上ルートだったので、ボリビア→パラグアイ→イグアスの滝というルートでブラジルに入りました。そしてブラジルの次の目的地は、ペルーだったので、ペルーへの飛行機が飛んでいる、リオかサンパウロが出口になる必要があったという訳です。
よって、僕は上記写真のルートでブラジルを一周しました。所要は2ヶ月。かなりゆっくりしたので、1ヶ月くらいへの短縮は可能です。かなり強硬日程になりますが。
バス移動、安宿情報
ここでは、各都市のオススメの安宿と、都市間の移動についてまとめています。
イグアス
↓ 飛行機移動
サルバドール(オススメの安宿)
↓ バス移動
レンソイス(シャパーダディアマンティナ)(オススメの安宿)
↓ バス移動
サルバドール
↓ バス移動
フォルタレザ (オススメの安宿)
↓ バス移動
ジェリコアコアラ(オススメの安宿)
↓ バス移動
ベレン(オススメの安宿)
↓ 飛行機移動
マナウス(オススメの安宿)
↓ 飛行機移動
リオデジャネイロ(オススメの安宿)
↓ バス移動
カボフリオ(オススメの安宿)
↓ バス移動
リオデジャネイロ
↓ 飛行機移動
リマ(ペルー)
ブラジルの物価
ブラジルの物価は、南米の中では一番高く感じました。
食事は比較的安めですが、宿と移動費が高い。僕が感じた南米物価ランキングはこんな感じです。
ボリビア < パラグアイ < ペルー < コロンビア < エクアドル < チリ = アルゼンチン < ブラジル = パタゴニア
ブラジルの滞在費用
使用した金額 | 1日平均 | |
食費 | 41,490円 | 638円 |
宿泊費 | 57,480円 | 884円 |
移動費 | 100,140円 | 1,541円 |
観光費 | 49,050円 | 755円 |
その他 | 8,880円 | 137円 |
合計 | 257,040円 | 3,954円 |
64日間の滞在で、使用したのは25.7万円ほど。1日の平均は3,954円でした。
他の国に比べてずば抜けて高いのがわかりますね!言うまでもなく、理由は移動費です!
何と言ってもブラジルはでかく、見どころも点在しているので、飛行機も乗るし、長距離バスにも何度も乗ることに。飛行機は比較的安いですが、このバスが地味に高い!
あとは、リオのカーニバルに参加したので、そのチケットもかなり高額で、観光費の底上げの原因になりました。
ブラジルでは宿泊費も高いのですが、カウチサーフィンを使って、宿泊費を抑えていたので、そこまで高くなりませんでした。
ブラジル観光に役立つ本
「古代文明〜スペイン統治〜現代」までの中南米の歴史がわかりやすく書かれていて、小説感覚で読めます。
これを読んでおくだけで、町歩きが数倍楽しくなる。Kindleもあるので、南米周遊前、周遊中に読んでおきたい一冊です!
まとめ
ということで、ブラジル周遊のまとめについてでした!
せっかく南米に来たならブラジルは外せない!国土の広く、見どころの多いブラジルを思う存分満喫してもらいたい!そんな思いで、書き綴りました!
See you!
Always think easy, go easy.