
今回の記事は、フランスでの下痢治療について!
僕は、フランスに来る前に中米を周っていたのですが、メキシコにて下痢に襲われ薬局で薬を買うも治らず、それから3ヶ月ほど毎日下痢に。
フランスに来ても治らない!ということで、パリに長期滞在していることもあり、ここでちゃんと治そうと決めました。
しかし、フランスでは「医療の分業制」が取られていて、これによって治療、通院にめっちゃ時間とお金がかかってめんどくさい、、
ということで!この記事では、実際にパリでの治療がどんなにめんどくさかったかを紹介します、、
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INDEX
メキシコ料理に舌鼓を鳴らす日々

まず、今回下痢になってしまった理由ですが、おそらくメキシコ料理が原因であると考えています。
8ヶ月ほど中南米を周って来て、ほとんど下痢になることはなかったのですが、メキシコに着いてからお腹を壊し、それから現在まで3ヶ月間下痢が続いています。
正直、メキシコの着いて最初の頃は結構悩みましたし、調べたり薬局に行ったりもしました。しかし、メキシコでの下痢の場合、考えられる原因がありすぎるんです。笑
- お肉がちゃんと焼けてなかった(虫や菌が原因)
- メキシコの水が体に合わない
- 香辛料が体に合わない
1が一番怖いですね。これは結構メキシコで起こるみたいです。ということで、僕も薬局に行き、虫と菌(バクテリア)などに効く薬をもらい、飲んでいました。しかし、これが効かない。
ということで、おそらく2か3であろうと。
もちろん、メキシコで水道水などは飲んでいませんが、料理には水道水が使われているので、それによってお腹を壊すこともあるようです。
「まぁ水や香辛料が原因なら、そのうち治るだろう」と考え、重要視していませんでした。正直、毎日下痢ってだけで、体調も悪くなかったので。
そして、メキシコを出た後も、中米(グアテマラ、エルサルバドル、ニカラグア)で2ヶ月間下痢は続きます。
アメリカやフランスに来ても下痢が止まらない

ここでようやく「おかしいぞ?」と思い出しました。
水や香辛料が原因だと思っていましたが、アメリカやフランスに来ても、まだトイレの住人です。さらには、何故か宇宙服を来ています。アメリカだから(NASA)でしょうか。
アメリカでお世話になっていた友人、キャメロンのお母さんがナースだったので、話を聞いてもらったり、効きそうな薬をもらって飲みましたが、やはり効果はなし。
アメリカでは保険に入っていなかったため、保険でカバーされているフランスに行くまで待ち、パリで病院に行くことにしました。
フランスの医療システムに翻弄される日々

ようやく、パリにやって来て病院に行けます。しかし、ここで予想外であったのがフランスの医療システムのめんどくささ。
上述したように、フランスでは「医療の分業制」と「かかりつけ医制度」が取られていて、日本の病院のように簡単には診察、検査、治療が進みません。
簡単に説明すると、毎回かかりつけ医を経由する必要があり、さらに検査機関や、専門医が全て別の機関(独立している)になるので、検査や診療をしてもらうのに、毎回紹介状が必要になるんです、、

実際の通院・診察・検査・治療の全て

ここでは、実際に僕が経験しているパリでの通院・診察・検査・治療の全てを紹介していきます。
- 一般医による診察 → 薬の処方
- 薬局にて薬の購入、1週間の投薬 → 治らず
- 一般医による診察 → 検査機関への紹介、予約
- 検査機関にて検便と血液検査 → 問題なし
- 一般医による診察 → 専門医への紹介、予約
- 専門医による診察 → CTスキャンと内視鏡検査を薦められる
- 薬局にて、CTスキャンに使う検査器具、薬剤を購入
- CTスキャンを実施 → その結果次第で、内視鏡検査の有無を決定
- 現在、結果待ち
一般医による診察

上述したように、フランスではまずは一般医(Médecin généraliste)に、診察してもらう必要があります。僕の場合は、住んでいたAirbnbから徒歩30秒という好立地に一般医がいたので、とても便利でした。
一般医の詳細、探し方などについては、こちらの記事を参考にしてください。

ちなみにここの一般医は、普通の家を丸ごと一軒クリニックとして使っていて、ドクターが数人いるという形でした。

診察は普通です。基本的には会話と、ちょっと触って見るくらい。
何と言っても、一般医のオフィス(クリニック)には、基本的には検査機器等はありません。検査が必要な場合は、別機関に行かなければいけないというのが、説明したようにフランスの分業制です。

ちなみに、一般医の料金は25€程度で固定されているようです。
一週間の投薬、再び一般医による診察へ

一週間、この薬を三食後に服用しましたが全く効果がなく、再び一般医による診察へ。

検査が必要とのことで、検査機関への紹介状を作成。
さらに、自分で検査機関にアポを取る必要があるのですが、フランス語のできない僕は、先生に電話してもらい予約までしてもらいました。
しかも、この検査機関も家から徒歩5分ほどと、かなりついています。
検便と血液検査をするも問題なし、再び一般医へ

ということで、研究所へ。検便検査と血液検査を受けます。
一週間後、結果を受け取り、再び一般医へ。結果を一緒に見ますが、問題ないとのこと。一般医ではもう手に負えないので、専門医を紹介してもらうことになります。
同様に、専門医に電話してもらい、アポを取ってもらいます。
専門医による診察、CTスキャン

専門医への紹介状を持って、病院へ。

ここからは結構大きな病院になります。ちなみに専門医のおっちゃんは英語が全くできないため、かなり苦戦しました。
しかも、ここで一般医との引き継ぎがちゃんとできていないことも発覚。また検便や血液検査を受けさせられそうになりました。Google Translateでちゃんと翻訳して良かった。
この辺が分業制の悪い点だと思います。少なくとも分業化させるなら、ちゃんと引き継ぎできるシステムを作るべきですよね。

専門医による診察後、CTスキャンを受けることに。数時間後ですが、その日の内に受けることができて良かった。ここは大きな病院なので、同じ病院内になります。

ちなみに、CTスキャンに使う医療器具は、全部自分で薬局に買いに行かなくてはいけません。
(現在)CTスキャンの検査結果を待つ

ということで、現在は新しく処方してもらった薬を飲みながら、CTスキャンの結果を待っています。
CTスキャンの結果次第で、治療の方法、または次の検査(内視鏡検査とのこと)に移ります。しかし、ここで問題が。

その理由は、専門医が夏休みになるためらしい。日本だったら、お盆でも一週間ですが、さすがはフランス。3週間も休みを取りやがります。
しかもモナコに行くらしく、めちゃめちゃ楽しみそうにしてやがっていたので、かなり腹が立ちました。まあ、しょうがないですけど。笑
全費用まとめ

ここでは、現状でかかっている診察代、検査代、薬代などについてまとめておきます。
- 診察代(一般医):25€×3=75€
- 診察代(専門医):60€×1=60€
- 検査代(検便、血液検査):120€
- 検査代(CTスキャン+検査器具):120€+50€=170€
- 薬代:5€+10€=15€
- 合計:440€(約53000円)
これが、現在、3週間弱の通院でかかっている費用です。
この後、専門医の診察(60€×複数回)と、内視鏡検査(200ユーロ以上)が待っているので、かなり高くなってきますね、、でもまあ、10割負担なので、日本でもこれくらいかかると思いますが。
正直、お金の面に関しては、保険に入っているので全く心配はいりません。保険に入ってなかったら、なかなかシンドイですね。しかも、まだ検査だけですから。治療に入ったら、この比ではありませんよ。
ということで、旅行では必ず保険に入りましょう。
僕は下痢だけなので問題ないですが、本当にしんどい病気になったらとり返しがつきませんよ。

まとめ

ということで、フランスでの下痢治療の日々についてでした!
旅の中では、怪我や病気はつきもの。フランスでは医療システムが独特でめんどくさいのですが、ルールを守り、しっかりと治療しましょう!
また下痢も侮ってはいけません!僕はちゃんとメキシコで病院に行っておけば良かったと後悔しています。まだ、何が問題、原因かわかっていませんが、、