
今回の記事は、エジプト、ルクソールの観光スポットについて!
大満喫のエジプト周遊。
エジプトの楽園、ダハブを満喫し、カイロからアスワンへ夜行列車で移動。アブシンベル神殿に日帰り観光した後は、ルクソールへやってきました。
ここも、エジプトでは必見の場所。歴代ファラオの墓で有名な「王家の谷」がここにあります。あのツタンカーメンの墓も。しかし、ルクソールには、それ以外にも見所が多い。ハトシェプスト女王葬祭殿や、ルクソール神殿、カルナック神殿も必見です。
また、ナイル川沿いの夕日は圧巻。
ということで、この記事ではルクソールの観光スポットについて紹介します!
ブログランキングに参加しています。
上の「世界一周」ボタンがクリックされるとランキングが上がります。
励みになるので、ご協力ください!:D
ルクソールとは

ルクソールはエジプト中部、ナイル川沿いに位置する都市。今から2500年ほど前、エジプト新王国時代には「テーベ」と呼ばれ、エジプトの首都でした。
そのため、ルクソールには重要な遺跡が沢山残っている。一番有名なのは、ツタンカーメンを始めとした歴代ファラオの墓が密集する「王家の谷」。さらに、ルクソール神殿や、カルナック神殿などの古代エジプトにおける重要な神殿跡もあります。これらは全て世界遺産にも登録されています。
ルクソールは、ナイル川によって二分され、東側と西側に別れている。王家の谷や、ハトシェプスト女王葬祭殿があるのは西側で、カルナック神殿や、ルクソール神殿があるのは東側。また、バスターミナルや、ルクソール駅、町の中心があるのは東側で、安宿も集中しています。
ルクソールには見所も多いので、西側に1日、東側に1日、最低2日は必要です。
ルクソールへの行き方

王家の谷

まず最初に紹介するのは、「王家の谷」。ルクソールで一番オススメ。絶対に行かなければいけない場所です。王家の谷には、新王国時代に活躍した歴代ファラオや、その家族の墓が密集している。その数、なんと64。
その中には、あの有名なツタンカーメンの墓も含まれます。しかも、ツタンカーメンの墓の中には、ツタンカーメン本人のミイラもある。間近で見ることができます。

王家の谷の中の墓は、入ることができて、入場券で3つ選ぶことができる。こちらの記事で、オススメの墓なども紹介しています。

墓の中のレリーフ、ヒエログリフは必見です。

ちなみに、王家の谷へはツアーで行くこともできますが、レンタサイクルもオススメ。次に紹介する西側の観光地、ハトシェプスト女王葬祭殿にも一緒に行くことができます。
ハトシェプスト女王葬祭殿

次に紹介するのは、王家の谷と同じく西側に位置する「ハトシェプスト女王葬祭殿」。ハトシェプスト女王は、新王国時代のファラオで、古代エジプト唯一の女性ファラオ。すごい人です。

ただし、彼女の後継者であるトトメス3世が、彼女を歴史から消そうとして、ほとんどのレリーフや名前を削ぎ取ってしまったんだとか。


それでも、美しいレリーフや彫刻が沢山残っていて、必見です。

内部にも入ることができます。
メムノンの巨像

メムノンの巨像も、西側にあります。ナイル川を超えて、サイクリングを始めると、一番最初に見えてくる。僕らは、王家の谷→ハトシェプスト女王葬祭殿→メムノンの巨像という順番で巡りました。
新王国時代のファラオ、アメンへテプ3世が作ったと言われています。これと言って、面白みはないです。
ルクソール神殿

ルクソール神殿は、ナイル川の東側にある神殿。上述のメムノンの虚像を作ったファラオ、アメンへテプ3世によって、今から3400年ほど前に建てられました。元々は、ルクソール最大の神殿である「カルナック神殿」の付属神殿として作られたそう。

なので、数キロ離れたカルナック神殿まで、まっすぐと参道が伸びています。

ルクソール神殿の見どころと言えば、この大列柱。カルナック神殿でも有名ですね。

ちなみにルクソール神殿の入り口に立っているオベリスクを見て、「ん?」と思いませんか?
もしかしたら、1本しかないことに違和感(左右対称じゃない)を覚える方もいるかもしれませんし、「どこかで見たことあるぞ?」と思った方もいるかもしれません。
どちらも正解です。実は、このオベリスク、今から200年前までは2本あったんです。入り口を挟む形で。

そして現在、その片割れは、パリのコンコルド広場に立っています。これは、1819年にエジプトからパリに「贈呈された」とされています。本当のところは、奪われたんでしょうね。贈られたものとは言え、今だに返さないところが列強らしい。
カルナック神殿
次に紹介するのは、カルナック神殿。これも、新王国時代に建てられた神殿で、古代エジプトの太陽神であるアメン神に捧げられた神殿だそう。僕は行きませんでしたが、ルクソールでは王家の谷に次ぐ大人気観光地です。
とにかく、この巨大な大列柱群が有名。インスタ映えすること間違いなしです。
ミイラ博物館

あまり人気のある観光地ではありませんが、僕はかなり楽しむことができた場所。それが「ミイラ博物館」。ルクソールに来たら絶対に行きたいと思っていました。

この博物館では、その名の通りミイラに関する展示をしている。かなり細かいところまで。

この写真は、ミイラの頭蓋骨の断面図。ミイラを作る時、脳ミソを取り除く必要がある。でも、頭を割ることはできないので、鼻の穴からピンセットを使って少しずつ取り除いていきます。脳を取り出した後、頭が凹まないように、樹脂を染み込ませた布を頭蓋骨に詰めます。この時に使っていた、ピンセットも展示されている。3000年以上前のもの、、


さらに、この博物館で面白いのは、動物のミイラを見ることができること。写真の猿やワニだけでなく、猫や魚、羊など、色々な動物のミイラが展示されています。

もちろん、人間のミイラの展示も。

面白いのが、これ。この動物の形をした容器には、ミイラにした人間の臓器を4つに分割して収納します。
ところで、ミイラを作る理由って知っていますか?死んだ人間をそのまま残しておく必要は、何なんでしょうか?答えは、古代エジプトでは人間はいつか甦ると考えていたためです。
いつか甦った時、身体が腐っていたら困る。なので、保存しておく必要がある。よって、ミイラを作り出しました。これが、臓器も分けて保管した理由です。

これを聞いてどう思いますか?
「甦る訳ないじゃん、、」って思いますか?そりゃ、そうですよね。でも、古代エジプトの人たちだって、本音ではそう思ってた人もいたはずです。彼らは、立派な神殿を、ミイラを、何千年も残すことができるほどの技術と頭脳を持っていた。頭が良いんです。ならば「甦りなんてあるのかな」と少なからず、頭によぎっていたはず。
でも、誰が真実を知っていますか?もしかしたら、本当に数千年後、人間は甦るかもしれない。そういうシステムなのかもしれない。それは誰にもわかりません。神にしか。その時、身体がなければ、死者は困ってしまう。
ミイラ作りって、めちゃめちゃお金がかかる。だから、全員ができる訳じゃない。今の時代で言えば、「冷凍保存」のようなもの。だから、亡くなった方のために、そこまでしようっていう思いがなければできないことなんです。
「甦りなんて有り得ない」ってわかっていながらも、万が一、その時が来た時に、死よりも辛い苦しみを、これ以上味わうことのないように、という想いで始まったのがミイラ作り。つまり、最上級の愛情表現なんです。
ナイル川

最後に紹介するのはナイル川。アフリカ最長の川。「エジプトはナイルの賜物」という諺があるほど、エジプトでずっと重要とされていた川です。ナイル川沿いはとにかく気持ちが良い。

特に、サンセット時は最高に美しいので、一度は見に行って欲しいです。
まとめ

ということで、ルクソールの観光スポットについてでした!
古代エジプトの首都、ルクソールには見どころが多い!どこも入場料が高いので、自分の興味のある場所を選んでいくべきですが、、どこもオススメです。笑
個人的には、王家の谷とミイラ博物館がオススメかな、、カルナック神殿は行きませんでしたが、今は少し後悔しています。

次の記事では、ルクソールで学生証を作る方法について紹介します!
- エジプト周遊まとめ記事
- ダハブ
- カイロ
- アスワン
- ルクソール
- 市内観光 ←現在の記事
- 王家の谷(サイクリング)
- 移動
- その他
- コーカサス/中東周遊まとめ記事