
今回の記事はパレスチナ周遊の総まとめについて!
バルカン半島/東欧周遊を終え、ウクライナから飛行機でアルメニアに入国。
いよいよコーカサス/中東周遊が始まりました。アルメニア、ジョージア、トルコ、イスラエルの後はパレスチナ。
イスラエル/パレスチナは、歴史、宗教、都市伝説好きの僕にとって、ずっと来たかった国。
その中でも、パレスチナは日本では偏った報道のせいで、危ないイメージが付きまとい、訪れる人も少ない。情報も少ない国。でも、実際は見どころは沢山あるし、人も優しく、ご飯も美味しい、魅力的な国。
正確には(国際的には)「パレスチナ自治区」と呼ぶのが正しく、「国」と言うのは間違っているかもしれません。
でも、僕は敢えて国と呼びます。だから、このブログでは、イスラエルとはカテゴリーも分けますし、イスラエルの都市の一つと紹介したくはありません。その理由などについては、他の記事を読んでもらえると良いかと。
パレスチナの周遊期間は7日間。そんなに長くありません。本当は、北パレスチナ等にも行きたかったのですが、時間の都合で断念。
でも、一般的にはエルサレムから日帰りや、ベツレヘムに1〜2泊で訪れる人が大半なので、普通のバックパッカーに比べると長めの滞在になりました。
ということで、7日間の中で僕が実際に訪れた町や、ルート、実際にかかった費用など、パレスチナ周遊のまとめ情報を紹介していきます!
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INDEX
パレスチナ周遊ルート

僕がパレスチナで周ったルートは、上記の写真の通り。
イスラエルのエルサレムから、パレスチナのベツレヘムに入り、ヘブロン、ジェリコ、ラマッラーを周遊。その後に再びエルサレムへ戻ってきて、ヨルダンのペトラへと抜けて行きました。
パレスチナの滞在期間は7日間。
イスラエルの物価が鬼高いのに対し、パレスチナに入ると急に安くなります。エルサレムからバスで30分くらいなのに、、と感動しました。笑
- ベツレヘム
- ヘブロン
- ジェリコ
- ラマッラー
パレスチナのオススメ観光地
ベツレヘム

ベツレヘムは、エルサレムから30分ほどの場所に位置する、パレスチナ最大の観光地。

何と言っても、観光の目玉は「生誕教会」。この教会は、イエスが生まれた場所の上に立っています。
さらには、天使がイエスの誕生を伝えた場所に立つ教会や、聖母マリアの母乳がこぼれた場所など、キリスト教の聖地が多く、キリスト教徒の巡礼地となっています。

また、パレスチナとエルサレムを区切る分離壁には沢山のストリートアートが描かれており、観光名所になっています。

特に有名なのが、世界的ストリートアーティストのバンクシーのストリートアート。このベツレヘムの町には、彼の作品が点在しています。
ヘブロン

ヘブロンは、パレスチナの南部に位置し、世界でも古い町の一つ。
また、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教も聖地でもあります。その理由は、この三宗教の祖であるアブラハムの墓がここにあるから。
アブラハムは神と接触した、世界で最初の預言者で、ユダヤ教のみならず、キリスト教、イスラム教でも預言者の一人とされています。

また、ヘブロンは現在でもイスラエルとパレスチナの対立が続いている町。

この町には、写真のようなチェックポイントが沢山立ち並び、この区域に住むパレスチナ人達は、毎日このチェックポイントを通過するのですが、そこで意味のない嫌がらせを毎日のようにイスラエル兵士から受けている。
実際に僕も、パレスチナ人がカバンの中身をチェックされていて、その後に地面にカバンを投げつけられ、怒鳴られている様子をエリアCの内部で見ました。これがヘブロンで起きている日常。
ヘブロンを訪れる日本人は多くないですが、是非訪れて欲しい場所です。
ジェリコ

ジェリコはパレスチナ東部、死海の西側にある町で、世界で最も標高の低い町。その標高はなんと、マイナス250m。
さらに、ジェリコは紀元前8000年頃には、人の住む集落が誕生しており、「世界最古の町」と呼ばれています。そのため、聖書でもよく出てくる。モーセの後継者であるヨシュアによる「ジェリコの戦い」が有名です。さらに、クレオパトラが所有していたことでも有名。

また、ジェリコはキリスト教の聖地でもある。聖書には、イエスが洞窟で修行を行い、その際に悪魔と戦ったストーリーがあるのですが、その「誘惑の山」がジェリコにあります。ジェリコで一番の観光スポット。
小さくて少し寂しい町なのですが、これだけの要素が詰まっている!オススメの場所です。
ラマッラー

ラマッラーは、エルサレムから北に15kmほどのところに位置する都市で、パレスチナ自治政府の事実上の首都。
パレスチナ政府は首都をエルサレムと主張していますが、エルサレムはイスラエルの支配下にあるので、主要な政府機関は全てラマッラーにあります。

また日本でも「アラファト議長」として有名な、故ヤーセル・アラファトのお墓も、このラマッラーにあります。本人はエルサレムに埋められることを希望したそうですが。
ここは現在、「アラファト博物館」になり、ラマッラー1の観光スポットになっています。
パレスチナの物価

パレスチナの物価はかなり安め。中東の中でもかなり安い。一方でイスラエルがかなり高かったので、そのありがたさをかなり感じました。そのおかげで、結構長く滞在してしまった。
パレスチナの滞在費用
使った金額 | 1日平均 | |
食費 | 3,847円 | 550円 |
宿泊費 | 7,226円 | 1,032円 |
移動費 | 1,846円 | 264円 |
観光費 | 469円 | 67円 |
合計 | 13,388円 | 1,913円 |
7日間のパレスチナ滞在で、使用したのは1.3万円ほど。1日の平均は1,913円でした。
めちゃめちゃ安い!パレスチナは小さい国で、長距離移動をしていないので移動費が安い。さらに、食費も安いのが有り難いです。一方で、宿泊費は少し高め。特に、ジェリコなどのマイナーな観光地は結構高かったです。
パレスチナの前に滞在していたイスラエルでは、1日平均が4000円弱だったので、この金額がいかに高いかだわかるかと思います。笑
ルート、バス移動情報

ここでは、各都市間の移動についてまとめています。
エルサレム(イスラエル)
↓ バス移動
ベツレヘム
↓ バス移動
ヘブロン(日帰り)
↓ バス移動
ベツレヘム
↓ バス移動
ジェリコ
↓ バス移動
ラマッラー
↓ バス移動
エルサレム(イスラエル)
パレスチナ観光に役立つ本
まとめ

ということで、パレスチナ周遊のまとめについてでした!
日本人にとってパレスチナは「危ない場所」「テロリストがいる場所」というイメージを持つ人も多いかもしれません。でも、実際はとても平和で、人も暖かい。
言うまでもなく、イスラエルよりもフレンドリーです(イスラエルも好きですが)。
そして、見どころも多い。パレスチナには歴史のある場所が多いのですが、観光地として知名度がなかなか上がりません。それは、イスラエルやアメリカなどの思惑のため。
ベツレヘムにはイエスが生まれた聖地があるにも関わらず、ずっと世界遺産にならなかった。その理由は、イスラエルやアメリカが反対していたためです。
こうしたパレスチナの不平等を解消するためには、僕らがもっとパレスチナを知って、世界に知らせていく必要があります。ぜひ、パレスチナへ!
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