今回の記事は、エルサレムの旧市街外の見どころについて!
アルメニア、ジョージア、トルコ周遊を終え、イスラエル周遊中。
イスラエルと言えば、エルサレム。
歴史、都市伝説好きの僕にとって、絶対に訪れてみたかった場所。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地が至るところに点在しています。
さらに、郊外には死海や、マサダ遺跡などの観光地。さらにはパレスチナへの日帰り観光も人気!何日滞在しても、時間が足りません。
ということで、この記事ではエルサレムの歩き方について紹介します!
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INDEX
エルサレムとは
エルサレムは、イスラエルの都市で、世界最古の都市の一つ。イスラエルはエルサレムを首都と主張していますが、国際的には認められておらず、テルアビブを首都と認識しています。
国際社会がエルサレムを首都と承認しない理由は、その都市の特殊性ゆえ。エルサレムには、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地があり、数千年もの間、エルサレムをめぐり紛争を続けてきた地。
そこをユダヤ人の国であるイスラエルの首都とみなすと、新たな火種になりかねないためです。
とても、良い質問ですね!実は、この3つの宗教は似ている。むしろ、同じ宗教から派生した仲間と言う事もできるんです!
詳しくは、以下の記事で。エルサレムの見どころは、ほとんどがこの3つの宗教関連のもの。三宗教の成り立ちを知っていると、エルサレムの町歩きが何倍も楽しくなります。
以下、エルサレムの見どころを宗教ごとに分けて紹介します!
ユダヤ教関連の見どころ
嘆きの壁
嘆きの壁は、エルサレム旧市街の中にある、ユダヤ教最大の聖地。壁の前で、お祈りするユダヤ教徒の写真や映像を見たことがある人も多いかと思います。
しかし、意外とこの壁が何かを知らない人も多い。
嘆きの壁は、古代ユダヤ王国が建てたエルサレム神殿の外壁なんです。ローマ帝国によって破壊された際に残った一部。このあたりのストーリーも、こちらの記事で紹介しているので、読んでおくと面白いかと思います。
嘆きの壁の横には、室内サイドもあって、入ることもできる。ここでは、静かに聖書の勉強をしている人が多いです。
嘆きの壁付近に入るには、入り口でキッパと呼ばれるユダヤ教の帽子を無料で配布しているので、男性は被ってから入ることをオススメします。
もちろん、ユダヤ教徒でなければ被る必要はないですが、郷に入っては郷に従うのが、礼儀であると思います。日本で、外国人が土足でお寺の中に入ってきて、騒いでいたら良い気持ちはしないです。
また、嘆きの壁へは、シャバッド(安息日)の日に訪れるのもオススメ。普段の嘆きの壁とは雰囲気が全然違います。
ダヴィデ王の墓
ダヴィデ王の墓は、旧市街の外、「最後の晩餐の部屋」の隣にあります。ダヴィデ王は、分裂していたユダヤ人の王国を一つにまとめあげ、ユダヤ王国を築き上げた人物。
ユダヤ教とイスラム教では、預言者の一人に数えられています。
中には無料で入ることも可能。墓の部分へは、男性と女性で別々の入り口になっています。
イスラエル博物館
イスラエル博物館は、ユダヤ教のみならず、他の宗教や、イスラエル国内外の展示を行っている大きな博物館。
その中でも、一番の見どころは、死海文書。
死海文書は、死海付近で見つかった古文書で、2000年以上前にユダヤ人によってヘブライ語で書かれた旧約聖書です。つまり、旧約聖書、新約聖書の原本とも言える。
これだけのためにでも、来る価値ありです。
キリスト教関連の見どころ
聖墳墓教会
聖墳墓教会は、旧市街内にあるキリスト教最大の聖地。
ここは、イエスが十字架に吊るされて亡くなった場所、ゴルゴダの丘の上に立っていて、実際に丘に手を触れることができる。
奥に丸い穴が空いていて、そこから手を入れて、丘の一部に触れることができます。
そして奥にはイエスの墓も。聖墳墓教会で、一番の見どころです。キリスト教の始まりの地。
ここは、イエスが十字架に吊るされて亡くなった場所、ゴルゴダの丘の上に立っていて、実際に丘に手を触れることができる。
ヴィア・ドロローサ(苦難の道)
ヴィア・ドロローサは、イエスが死刑宣告を受けた後に、処刑されるゴルゴダの丘まで十字架を背負い歩かされた道のこと。「苦難の道」とも呼ばれ、聖墳墓教会に並ぶキリスト教の聖地。
スタート地点である第1留から始まり、聖墳墓教会内部にあるイエスの墓(第14留)まで、14箇所を巡り歩きます。キリスト教徒でなくても、歩く価値のある場所です。
オリーブ山(昇天教会、マリア永眠教会、ゲッセマネ)
オリーブ山は、エルサレムの旧市街東に位置する小高い丘。古くからオリーブが取れたことから、そう呼ばれているそう。ここには、聖母マリアの墓や、イエスが復活後に昇天した昇天教会など、見所が沢山。
ここが聖母マリアの墓の上に立つ「マリア永眠教会」。
イエスが復活後に昇天した「昇天教会」も。ここは、イエスがこの世にいた最後の場所になるので、重要な聖地の一つです。
その他にも、イエスが処刑される原因となったユダがイエスを裏切った場所である「ゲッセマネ」など、見どころが多い。旧市街が一望できる丘の上にあるので、サンセットや夜景鑑賞にも抜群のロケーションです。
最後の晩餐の部屋
誰もが知るレオナルド・ダ・ヴィンチの絵画、「最後の晩餐」。この最後の晩餐は史実であり、実際にイエスが12人の弟子と晩餐を行なった場所を訪れることができます。
また、最後の晩餐の部屋から比較的近い場所に位置する鶏鳴教会もオススメ。ここは、イエスがユダに裏切られた後に連れて来られ、尋問と拷問を受けた後に、最後の晩を過ごした場所。
また、ここにはイエスが実際に歩いたことがほぼ確実である、世界で唯一の石段があります。
イスラム教関連の見どころ
岩のドーム
岩のドームは、旧市街内にあるイスラム教最大の聖地。
ここは、ムハンマドが天使によって、サウジアラビアのメッカから連れて来られ、昇天した場所に建てられています。
イスラム教徒以外はドーム内部に入ることはできませんが、限られた時間にのみドームの前まで行くことが可能。僕はタイミングが合わず、入れませんでした。
バザール
岩のドーム周辺は、ムスリム地区になっており、イスラム系のマーケット(バザール)が立ち並んでいます。
物価の高いエルサレムで、このイスラム地区は比較的安くご飯を済ますこともできるので、小腹が減った時にはオススメです。
エルサレム郊外のオススメスポット
死海
死海は、中東、イスラエルとヨルダンの国境に位置する塩湖。
この塩湖の塩分濃度はなんと、33%。生物が生きることはできないため、「死海」と呼ばれています。
また、その高い塩分濃度による高い浮力のおかげで、人間は沈むことができない。よって、写真のような面白いことができるようになります。
エルサレムからはバスで片道2時間ほど。日帰り観光可能です。
マサダ山頂上遺跡
マサダは、イスラエル東部、死海付近にある古代の要塞跡。この要塞は切り立った岩山の上に位置しています。この要塞が有名になるきっかけが、紀元66年にユダヤ人とローマ帝国の間で勃発したユダヤ戦争。
多大な兵力を動員したローマ帝国に、ユダヤ王国の首都、エルサレムが陥落。エルサレムに住んでいた一部のユダヤ人達はマサダに逃亡し、ここに立て籠もりました。
ローマ帝国は、マサダ攻略に1万5千人の兵士を送り込みますが、断崖絶壁、難攻不落のマサダ。3年もの間、ユダヤ人はローマ帝国に抵抗を続けます。
マサダ遺跡は、エルサレムから死海へ行く途中に位置し、遺跡の上からは死海を一望可能。エルサレムからはバスで2時間弱ほど。
まとめ
ということで、エルサレムの歩き方についてでした!
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地、エルサレム。見どころも多く、全てを見るにはかなり時間がかかります。歴史を知っていると、宗教に興味のない人でもかなり楽しむことができます。
次の記事では、パレスチナのベツレヘムへの行き方について紹介します!
- イスラエル周遊まとめ記事
- テルアビブ
- エルサレム
- エルサレムの歩き方まとめ ←現在の記事
- ヴィア・ドロローサ
- 最後の晩餐・鶏鳴教会
- オリーブ山・ゲッセマネ
- イスラエル博物館(死海文書)
- 死海
- マサダ遺跡
- その他
- パレスチナの歩き方(番外編)
- 移動
- コーカサス/中東周遊まとめ記事
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