
今回の記事は、エルサレムから死海への日帰り観光について!
アルメニア、ジョージア、トルコ周遊を終え、イスラエル周遊中。
イスラエルと言えば、エルサレム。歴史、都市伝説好きの僕にとって、絶対に訪れてみたかった場所。しかし、エルサレムには歴史モノだけではない。
その存在を知ったなら、誰もが「一度は行きたい!体験してみたい!」と思ってしまう、めちゃめちゃ有名な観光地がある。
それが「死海」です。この死海は、ヨルダンとイスラエルの間にまたがる塩湖で、その塩分濃度の高さから体が浮いてしまう現象が起きる世にも面白い場所。死海に浮きながら新聞を読む光景を見たことがある人も多いかと思います。
イスラエル側の死海には、エルサレムから片道2時間ほど。日帰りで行くことができます。
ということで、この記事ではエルサレムから死海への行き方について紹介します!
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INDEX
死海とは

死海は、中東、イスラエルとヨルダンの国境に位置する塩湖。
湖の海抜は-430mで、世界で最も低い場所に位置しています。そのため、死海付近の気温は、冬でも20-23℃ほど。夏だと40℃近くなることもあるんだとか。
その影響で、湖の蒸発が著しく、水分の供給に追いつかないために、死海はとんでもない塩分濃度になっています。その塩分濃度は33%。
33%の塩水というのは、塩水の中の1/3が塩ってこと。ペットボトルの1/3を塩で満たして、水を入れているようなもの。これが溶けるんだからすごい。
海の塩分濃度は3%ほどなので、その10倍以上。そのため、死海では一部の例外を除き、生命が生きることは不可能であることから、「死海」と呼ばれています。
また、その高い塩分濃度による高い浮力のおかげで、人間は沈むことができない。よって、写真のような面白いことができるようになります。
この写真を見たら誰もが一度は体験してみたくなりますよね?
実際に行ってみた感想としてはかなり面白い。これまで世界中で色々な体験をしてきましたが、全くもって唯一無二の経験でした。

塩水を舐めると、どうなるんですか?

とっても良い質問だねえ。それは後半で紹介するよう!
イスラエルとヨルダン、どっちがオススメ?
死海は、イスラエルとヨルダンの国境に位置し、イスラエル側、ヨルダン側のどちらからも行くことが可能。 どちらの国にも、死海を楽しむことのできるビーチがあります。
世界一周の旅行者は、イスラエル、ヨルダンを訪れた場合、どちらも行く人が多いはず。そうすると、自然と次の質問が生まれます。

どちらも訪れた人から話を聞くと、一般的にはイスラエル側がオススメなんだそう。
その理由は、イスラエル側の方が、シャワーなどの設備が整っているため。死海の塩分濃度は33%。シャワーなしには帰れません。
実際に僕もイスラエル側のビーチでシャワーを浴びて帰りましたが、洗い残しがあって、その部分が帰りのバスの中で痒いを遥かに通り越して痛みさえありました。
しかも、イスラエル側には、いくつかのビーチがあり、その内のエン・ボケック(Ein Bokek)にあるビーチは入場が無料。シャワーも無料です!
なので、ここが人気。僕もここに行きました。エルサレムから余裕で日帰り可能です。
エルサレムから死海への行き方(エン・ボケック)
エルサレムから死海へは、直行バスで簡単にアクセス可能。片道の所要時間は、2時間弱。バスの片道料金は37.5シェケル(1200円)。
しかし、後述しますが、死海からの往復乗車も可能な、バス1日乗り放題パスは、なんと40シェケル(+カード代で5シェケル)なんです!意味がわからない!

エルサレム旧市街からバスターミナルへ
まずは、死海行きのバスが出る中央バスターミナルまで行きます。

旧市街からバスターミナルまでは、トラムで10分ほど。料金は6シェケル。
ちなみにバスの1日乗車パスはトラムも適用範囲内なので、事前にパスを買うことが可能であれば、この時も6シェケル払わずに乗ることが可能。帰宅時は、問題なく乗れました。
バスターミナルでチケット購入

バスターミナルに着いたら、エスカレーターで2階に登ったところにチケットオフィスがあるので、そこでチケットを買います。
料金は以下のような感じ。
- 死海までの片道:37.5シェケル(1200円)
- マサダまでの片道:37.5シェケル(1200円)
- マサダから死海までの片道:20シェケル(630円)
- 1日乗車パス:40シェケル(1260円)+カード代:5シェケル(160円)
マサダは、死海の手前にある遺跡。僕はここに寄ってから、死海に向かいました。単純に死海に行く往復の場合でも、1日乗車パスを購入した方が遥かに安いです。

1日乗車パスを買うには、「Rav-kavカード」という、チャージ式のSUICAのようなカードの購入が必須。カード代は5シェケル。
これを持っていると、テルアビブや、エイラットなど、イスラエルの他の都市のバスにも乗れるので、持っていくと便利です。
死海行きのバスに乗車

死海行きのバスの番号は486番。バスは1-2時間おき程度で出ています。グーグルマップで、時刻表を確認可能。結構人気なので、早めに着いてチケットを買っておくことをオススメします。

バスは結構快適です。

途中、人気の観光地、マサダを経由。ここで降りる人は多くありませんが、僕は絶対に来たかった場所の一つ(むしろ死海よりも)だったので、ここで下車。観光後に、同じく486番のバスで死海へ向かいました。

バスは死海の横を通るので、ずっと死海を眺めながら進みます。死海の脇は、塩の蒸発で真っ白。

塩分濃度が高いので、波がない部分では、写真のようにガラス張りになって、スーパー綺麗です。

バスは、写真の「Dead Sea Mall」あたりで降りると、エン・ボケックのビーチの近く。
具体的にはここです。

バスを降りて、1分ほど歩くとすぐに死海!
死海を満喫!

ようやく死海に到着!あいにくの天気ですが、欧米人もはしゃいでいます!

ちなみに、エン・ボケックには、トイレも沢山あって、ここで着替えも可能。

着替えも終わったらいざ、死海へ!

みんな思い思いの時間を過ごしています。

いよいよ死海、初入水!本当に浮く!これは、想像していたよりも楽しいです。と言っても、10分くらいで飽きましたが。笑
ちなみに上向きは割と簡単にバランスが取れますが、下向きは結構難しい。でも、やっている内にコツを掴めてきてスイスイ〜。気を抜くとバランスを崩して、口の中に死海の水が入ってくるので注意。笑

しょっぱいを通り越すと苦い&痛いなんです!笑
僕は死海で、体の浮遊よりも気になっていたのが、その死海の味。「苦い」とは聞いていたんですが、まさかここまでとは、、笑
気になる人は33%食塩水(水:2/3, 塩:1/3)で試してみてください!

また、死海の泥はパックに良いということで、こういう人も多かった。さらに強者は、2Lのペットボトル5本くらいに泥を詰めて持ち帰っていました。笑
死海からエルサレムへの帰り方
帰りも同じく、降車場所の向かいのバス停から486番のバスに乗ればOK。

こんな感じのバス停です。ちなみに、エルサレム行きは、486番だけでなく444番でもOK。一応乗る前に、「エルサレム?」と、確認しておくと確実です。
何度も言いますが、帰りのバスは「1日乗車パス」を購入していてば、それで乗れます。行きの時に片道で購入していると、帰りも同じく同額(37.5シェケル)を支払う必要があるので、かなり損です。
まとめ

ということで、エルサレムから死海への行き方についてでした!
死海は世界でも無二の場所。あの感覚はここでしか味わうことができません。
エルサレムは見所が沢山あって、いくら時間があっても足りませんが、ほとんどが宗教関連のもので、結構疲れちゃう。そんな時、リフレッシュも兼ねて死海を訪れてみるのも良いと思います!

次の記事では、死海付近の遺跡、マサダについて紹介します!
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- パレスチナの歩き方(番外編)
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