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今回の記事は、トルコのエフェソス遺跡について!
アルメニア、ジョージア周遊を終え、トルコ in。カッパドキア、アンタルヤ、パムッカレを満喫した後は、セルチュク(Selcuk)にやってきました!
あまり有名でない地名ですが、この町にはトルコが誇る「エフェソス古代都市遺跡」があります。この古代都市には、あの有名なクレオパトラも遥々足を運んでいる。
実際に彼女が歩いたとされる道も残っています。そして、彼女はこの地で人生の幕を降ろすことになるのです。
ということで、この記事ではエフェソス遺跡について紹介します!
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INDEX
エフェソス遺跡とは
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エフェソス遺跡はトルコ西部の大都市、イズミルから1時間ほどのところに位置する小さな町、セルチュクにある古代都市遺跡。かつてはギリシャ人の都市として栄え、その後にローマの支配下に入りました。
紀元前1世紀頃、共和政ローマで権勢を振るっていたマルクス・アントニウスは、プトレマイオス朝エジプトの女王クレオパトラと親交を築きます。エフェソスは、その時にアントニウスとクレオパトラの二人が滞在した町としても知られています。
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遺跡内には、クレオパトラの妹であるアルシノエ4世の墓と考えられている場所も。
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エフェソス遺跡での一番の見どころは、写真のセルシウス図書館!エジプトのアレキサンドリア、トルコのペルガモンに並び、古代の世界三大図書館の一つに数えられています。
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これも諸説あるのですが、エフェソス遺跡の近郊には、聖母マリアが余生を送った家と考えられているキリスト教の聖地があり、エフェソス遺跡から見える小高い丘は、キリストが磔になったゴルゴダの丘であるという説さえあります。
ゴルゴダの丘については「どうかな、、」という感じですが、聖母マリアの家には、歴代のローマ法王も巡礼に来るほどの、有名な聖地になっています。
セルチュクへの行き方
エフェソス遺跡の拠点となるセルチュクまで、トルコのパムッカレ(ヒエラポリス)からのバス移動方法を、以下の記事で紹介しています!
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以下、エフェソス遺跡の行き方、歩き方を紹介します!
セルチュク中心地からエフェソス遺跡への行き方
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セルチュク中心地からエフェソス遺跡まではそこまで離れておらず、頑張れば徒歩でも行けます。市内中心部から遺跡の北入口までの距離は3km弱で、徒歩での所要は40分ほど。
一般的には、セルチュクのオトガルから乗り合いバスに乗るか、市内からのツアーに参加することが多いかと思います。
僕のように乗り合いバスで行く場合は、北入口行きのバスしかありません。帰りも同様に北入口からのみ。なので、帰りもバスに乗る場合は、遺跡を観光後に北入口に戻る必要があります。もしくは、南口から出て徒歩で帰るか。
一方で、ツアーに参加した場合は、南入口から入ることが多いようです。僕は北から入ったので、道中、多くのツアー客とすれ違いました。
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オトガルから乗り合いバスで行く方法
セルチュクのオトガルはここ。市内中心地にあるので、アクセスも楽。
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オトガルで「エフェソス?」と聞けば、乗るべきバンを教えてくれます。
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こんな感じのバン。片道4リラ(80円)。北入口までの所要は10分ほど。
いざ、エフェソス遺跡へ!
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エフェソス遺跡の入場料は74リラ(1400円)。結構高い。
また、遺跡内部のテラスハウスに入る場合は追加で36リラが必要。一方で、エフェソス遺跡、テラスハウス、エフェソス博物館、聖ヨハネ聖堂の4つに入れる共通パスは132リラで購入可能。全部行く予定であれば、少しだけお得です。
- エフェソス遺跡:74リラ
- エフェソス遺跡内テラスハウス:36リラ
- エフェソス博物館:18リラ
- 聖ヨハネ聖堂:18リラ
- 上記4箇所の共通パス:132リラ
共通パスの割引き率が低い、、
4つ行くなら14リラ(だけ)お得ですが、3つしか行かないなら普通に買った方が良いです。
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北入口から入ると最初に見えてくるのが、半円形のローマ劇場。
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ヨーロッパや中東付近では、こうしたローマ劇場を見ることも多いですが、ここは中々の規模です。流石はクレオパトラが訪問しただけはある。間違いなく大都市だったのでしょう。
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そして、劇場の前に伸びる道が、クレオパトラが歩いたという伝承の残る道。この道を時の権力者、アントニウスと歩いたのかな。
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エフェソスをクレオパトラが訪れた数年後、アントニウスは同じく共和制ローマの有力者、オクタウィアヌスと仲違いし、開戦。これが、アクティウムの海戦。
アントニウスはプトレマイオス朝と共闘するものも、この海戦で敗北し、アントニウスとクレオパトラの二人はエジプトに逃亡。
エジプト国内で、アントニウスはクレオパトラの自殺の誤報を聞き、自らも自殺。その後、クレオパトラの腕の中で息絶えたと言われています。そして、アントニウスの死から10日後、クレオパトラ自身も自殺します。
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2000年以上前の文字が書かれた石も点在していて、歴史好きには堪らない。
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そして次に現れるのが、エフェソス遺跡のメイン!古代の世界三大図書館の一つ。セルシウス図書館です。
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残っているのは写真の建物だけですが、圧巻の一言です。
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セルシウス図書館の前には、娼婦の館が。図書館で勉強した後は、歓楽街へ、、というまるで大学生のためのような立地。(←え?)
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近くには公衆トイレも。男女もしっかりと分かれています。
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セルシウス図書館から続く長い道は、クレテス通りと呼ばれ、見どころも点在しています。
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最初に右手に現れるのが、テラスハウス。ここは、テラスによって仕切られた区域。入るには追加料金が必要です。
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そんなに興味はなかったので、入りはしませんでしたが、保存状態の良いモザイク画などがあるようです。
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外にも綺麗なモザイクがありました。
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この辺りは全て、商人のお店だったそう。一軒一軒分かれているのがわかります。
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少し進むと、左手にハドリアヌス神殿。
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次にトラヤヌスの泉が見えてきます。
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クレテス通りを抜けると、この辺りは政治の場。日本で言う永田町です。きっとクレオパトラも来たはず。
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ここにも小さめの劇場があります。本当に古代人は敢行ものが好きだったんですね。
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南口の付近には、復元された遺跡の全貌がわかるジオラマがあります。
遺跡観光後は、ヒッチハイクで聖母マリアの家へ
遺跡観光後は、南口から5kmほどの山の上にある聖母マリアの家へヒッチハイクで向かいます。
出口付近には、タクシーが待っていますが、無視してヒッチハイク。一本道なので、割と簡単に捕まえることができました。アメリカ人のイケメンと韓国人の美女カップル。
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南口から所要15分ほど。無事に聖母マリアの家に着いたものの、入場料が40リラと高かったため、「じゃあ良いや。そんなに興味ないし、ただの家みたいだし」と言うことで、引き返すことに。
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ヒッチハイクした車は、その先へ行ってしまったので、少し歩いて山を下ります。山の上から地中海が見えます。エフェソスが栄えていた時代、海はもっと遺跡の近くまで来ていたそう。
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セルチュクの町も見えます。中々絶景でした。この後、無事にヒッチハイクに成功し、セルチュクの町まで連れて行ってもらいました。スイス人の親子でした。
まとめ
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遺跡に沢山いるネコ
ということで、トルコのエフェソス遺跡についてでした!
イスタンブールやカッパドキア、パムッカレなど有名観光地の多いトルコで、日本人にはあまり人気のないエフェソス遺跡。しかし、歴史も古く、クレオパトラやアントニウスに所縁の地で、見応えも話題性もあります。
近くまで来たら、是非立ち寄っておきたい場所です!
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次の記事では、セルチュクの観光スポットについて紹介します!
See you!
Always think easy, go easy.