
今回の記事は、南アフリカのロックダウン23日目の様子について!
現在、私は南アフリカのロックダウン(封鎖)に伴い、首都プレトリアで軟禁生活を送っています。
ロックダウンは3/27日から始まり、3週間続く予定でしたが、更に2週間の延長が決定。よって、ロックダウンは4月末までとなりました。
前回の記事(21日目)で紹介したように、南アからのチャーター便も詳細が見えてきた。僕らが滞在している宿からも、男子大学生が1人乗ることになり、ここの滞在者が4人から3人になる事になっていた。
はずでした。笑
タイトルにあるように、今日の朝、残りの二人もチャーター便に乗ることを決意したと、、(泣)なので、来週からこの南ア軟禁生活ブログも「植野ひとりver.」でお送りされる事になります。
ということで、この記事では南アフリカのロックダウン23日目の様子について紹介します。
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南アフリカ軟禁:現在までの経緯

現在、南アフリカの首都、プレトリアで軟禁生活を行なっています。それまでの経緯を簡単に記載しておきます。
- 3/14 ナミビアから陸路で南ア入国
- 3/18 レンタカー旅に出発
- 3/23 南ア内にあるレソト王国に入国直後、南アのロックダウン(3/27-)発表
- 3/24 レソト出国。南アの玄関口、ヨハネスブルグへ急行
- 3/25 日本行きのフライト購入
- 3/26 フライトが無断でキャンセルされていた。0時を回り、ロックダウン開始
- 3/27 大使館紹介のプレトリアの宿に移動。軟禁生活開始
- 4/10 ロックダウンの2週間延長を発表
- 4/11 臨時チャーター便運航の連絡
- 4/18 現在ココ
- 4/24 臨時チャーター便運行予定日
- 4/30 ロックダウン解除予定日
- 【コロナ】南アフリカから出れない!21日間の軟禁が決まるまでの出来事【前編】
- 【コロナ】南アフリカから出れない!21日間の軟禁が決まるまでの出来事【後編】
- 【コロナ差別】アフリカでコロナが流行り始めて1ヶ月で経験した事、感じた事
- 【南アフリカ】コロナ難民生活が始まって5日目。有難い事に快適です【ロックダウン】
- 【南アフリカ】「コロナ匿ってるだろ、金出せ」難民生活10日目【ロックダウン】
- 【ロックダウン】2週間延長、、まだまだ南アフリカから帰れない【残り3週間】
- 【南ア】チャーター便運行決定!乗る?乗らない?日本の報道に対する疑問も【コロナ】
- 【南ア】ロックダウン3週間経過。動画編集始めました!チャーター便詳細も
南ア発の臨時チャーター便が運行決定!

「【南ア】チャーター便運行決定!乗る?乗らない?日本の報道に対する疑問も【コロナ】」の記事でも紹介したように、南アフリアからも日本行きのチャーター便が出ることになりました!詳細は以下。
- 日程:4/22 or 4/23
- 運行会社:南アフリカ航空
- 最低運行人数:57名
- 最大乗客数:317名
- ルート:ケープタウン or ダーバン → ヨハネスブルグ → 第三国 → 成田空港
- 運賃:19万円〜95万円
運賃かなり高いですよね、、
そうです。これは自己負担なんです。政府からの援助はほぼないようなので、仕方がない。ちなみに、イタリアやオランダ、ドイツなどは、南アのロックダウンが始まって、1週間以内に無償の政府チャーター便を出しました。
これが日本と欧米の違い。
チャーター便の詳細については、一昨日(4/16)の記事でも、追加情報を紹介しています。
みんな、日本帰るってよ。

正直、もうこれ以上、述べることは特にないです。
ミンナ、ニホン、カエル。
ウエノ、カエラナイ。
冒頭でも書きましたが、僕らの宿には、日本人の滞在者が僕を除いて3人いる。
そのうちの1人、男子大学生が、チャーター便の二次募集を受けて、締め切りのギリギリで乗ることを決断しました。この時の見積もり運賃が56万円。ここまでは、前回の記事でも紹介したところ。
さらに、二次募集の終了を経て、三次募集が開始。明日の昼まで、まだ時間があります。三次募集での情報として、運賃は39万円まで下がったと。もちろん、今後、搭乗者が増えれば、さらに下がります。
さらに、このタイミングで「日本で一律10万円給付」のニュースが飛び交い、今帰国して申請すれば、僕らも10万円を受け取ることができるだろうと。
つまり、運賃は29万円まで下がる(ここにいる限り、10万円は受け取れないので)。しかも、これが現状の最高額で、もう少し下がるはず。

この辺で、金銭感覚がバグってきてます。29万を「安い」と思い出している。危ない。
元々は、南アから日本まで4万円で帰る予定だったんです。4万円で帰れた。もちろん、ロックダウンが終わればその金額で帰れます。最初は高騰するかもですが、落ち着けば。これも予測でしかありませんが。
実際、この金銭感覚のバグは二度目。
一度目は、南アフリカのロックダウンが決定して、南アからなんとか出ようとしていた頃。結果として、トータルで29万円の航空券を購入しました。そうまでしてでも、出国したかった。
結果として、できなかったのですが、、
その後、このプレトリアの快適な宿に移ってきて、その金銭感覚は元に戻ります。そして、「あの時、なんであんなに、大金を叩いて必死に帰ろうとしていたんだろう」と思った。
今も状況は似ているんです。
帰国のチャンスがチラつき出して、「それなら帰りたい、、」「いくらまでなら出せるかな、、」「29万円、悪くない、、」と、考え始めていますが、数日後、少し冷静になった時に多分思う。

いや、やっぱ高い、、
ただし、これは僕の価値観でしかない。僕には高いって思っても、他の人には安く感じるはず。
僕は音楽フェスが好きなので、それに何万円って払えるけど、嫌いな人には「なんでそんな大金を払って」ってなるはず。その人には高くても、僕には安い。それと同じ。
モノの価値観は人によって違うから成り立つもので、欲しい人と欲しくない人がいるから上手くいく。
しかも、この先、どうなるかなんて誰にも読めない。絶対に帰らないといけない不測の事態が起こって、その時のチャーター便は100万円とかするかもしれない。その時、僕は後悔するでしょう。全ては、僕の責任。
だからこそ、僕は自分で決めるし、他人の決断にも何も言わない。帰りたいなら、絶対に帰るべき。
今回のチャーター便を運航させるに当たって、日本人会の方々や大使館の方々が、他の業務も多くて忙しい中、私たちのために奔走してくれています。全ては善意です。本当に感謝しています。
ここで話している事は全て、僕の考えと僕の選択。どちらが正しいなんてありません。むしろ、僕はどちらかと言えば、帰ることができるのであれば、帰るべきだと思います。一人でも搭乗する人が増えれば、運賃は安くなります。今、この時も少しずつですが、下がっているはずです。
ちなみに、南アにはおそらく現在、600人くらいの日本人がいます。チャーター便の運航決定前に取ったアンケートに答えた日本人がそれくらいいました。
そして、今回のチャーター便に乗るのは現在、150人。300人以上乗れる機体にです。つまり、450人は様子を見ているようです。
植野、南アで一人になるってよ。

話が逸れましたが、三次募集を受けて、僕以外の3人の中の残りの2人も、チャーター便に乗ることを決意しました。今日の朝です。
つまり、植野、一人になります。
勝手に一人っ子政策。
こんなに明るく(というか阿呆)、元気に(ただの馬鹿)、述べていますが、結構落ち込んでいます。朝はリアルに、上の写真みたいになっていました。
一人になることもそうですが、レイナちゃんとマイちゃんがいなくなるのは、本当に辛い。

実は、僕たちはケニアで会って、ウガンダで合流してから、ほぼ3ヶ月一緒に旅をしています。ちなみに、レイナちゃんとは、最初はセルビアで去年の9月に出会った。一緒にいたのは3〜4時間くらい。
その後、インスタを通じて連絡を取り合って、ケニアのナイロビで合流した形。

その後も、メンバーにも恵まれて、楽しすぎる毎日。

セン&チハル夫婦もタンザニアから合流して、ナミビアと南アフリカでは、5人でずっとレンタカーで周っていた。喜望峰もみんなで。
センとチハルが先に南アフリカから出国する時、正直すごく寂しかったけど、レイナちゃんとマイちゃんがいたから良かった。「南アから出れない!」ってなって、本当にドン底に落ちたけど、二人がいたから笑ってられた。
その二人が帰国、、
植野は一人、南アに残る、、

もう友達は、おまいらだけー!むぎゅー!!(阿呆)
旅のまとめ動画完成したってよ。(Part.1だけ)
前回の記事でもお伝えしましたが、今の有り余る時間を活用して、今回の2年半に渡る旅の総まとめ動画を作成しています。これが、長編すぎて、編集が大変。
ということで全部で15分あるのですが、それを3つに分割して、最初の5分のみ先に公開することにしました。週末、または、自粛生活中に楽しんでいただければと。
このパンデミックが終わった時の、旅の目的地を考える参考になるようであれば、幸いです。
まとめ

ということで、南アフリカでの軟禁生活23日目の状況についてでした!
ついに一人になる、、寂しすぎる。さすがに今回ばかりは、挫けるかもしれない。
ただ、自分で決めたことなので、その選択に責任を持つだけ。そうすれば、自ずとやるべき事は決まって来る。人のせいにできないだけ、甘えもないし、気持ちも楽。
頑張ろう!
See you!
Always think easy, go easy.