
今回の記事は、チリの首都サンティアゴについて!
南米屈指の先進国、チリの首都ということもあり、かなりの大都会。見どころは多くはありませんが、それでも楽しめるスポットがいくつかあります。そして、街歩きも楽しい!
この記事では、サンティアゴの歩き方について紹介します。
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INDEX
- 1 サンティアゴの歩き方
- 2 サンティアゴの見どころ
- 2.1 アルマス広場(Plaza de Armas)
- 2.2 メトロポリタン大聖堂(Catedral Metropolitana)
- 2.3 中央市場(Mercado Central de Santiago)
- 2.4 サンタルシアの丘(Cerro Santa Lucía)
- 2.5 モネダ宮殿(Palacio de La Moneda)
- 2.6 サン・フランシスコ教会(Iglesia San Francisco de Alameda)
- 2.7 サン・クリストバルの丘(Cerro San Cristóbal)
- 2.8 メトロポリタン動物園(Zoológico Nacional)
- 2.9 ベラビスタ(Bellavista)
- 2.10 国立自然史博物館(Museo Nacional de Historia Natural)
- 2.11 人権と記憶の博物館(Museum of Memory and Human Rights)
- 2.12 ポルタレス公園付近(Parque Portales)
- 3 食べ歩きも楽しい
- 4 (番外編)サンティアゴ郊外のエルジェソダム
- 5 サンティアゴ旅行が決まってから、やるべきこと
- 6 まとめ
サンティアゴの歩き方

サンティアゴはチリの首都で、南米有数の世界都市。人口615万人を有し、街には高層ビルも沢山立ち並びます。また、南米を縦に貫くアンデス山脈の麓に位置し、街からはアンデスの山々を見ることができます。
アンデス山脈とサンティアゴのビル群のコラボレーションが美しいです。

しかし、サンティアゴ市内には見どころは多くはありません。
教会や大聖堂、独立戦争等に関する博物館や宮殿などの史跡、そして公園や、市内を見渡せる高台など。
どこの国でも観光の目玉になるような歴史的建造物において、チリでは基本的にスペイン統治が始まった16世紀以降のものになるので、歴史的目線で考えると、比較的新しいものしか存在しない訳です。
しかし、屋台や露店の食べ物も安くて美味しい!街も綺麗で、治安も南米では一番良いと言われるだけあって、街歩きが楽しいです。
サンティアゴ市内は、メトロで移動

サンティアゴの市内はそれほど大きくないため、自分で歩くことは可能ですが、端から端まで歩くと、そこそこ距離があります。そこでオススメなのが、メトロ(地下鉄)です。車両もホームも綺麗で、料金も1回600ペソ(100円)程であるため、使い勝手が良いです。
サンティアゴの見どころ
以下、実際に私が訪れた場所を紹介します。(赤字は必見のスポットです)
- アルマス広場(Plaza de Armas)
- メトロポリタン大聖堂(Catedral Metropolitana)
- 中央市場(Mercado Central de Santiago)
- サンタルシアの丘(Cerro Santa Lucía)
- モネダ宮殿(Palacio de La Moneda)
- サン・フランシスコ教会(Iglesia San Francisco de Alameda)
- ベラビスタ(Bellavista)
- メトロポリタン動物園(Zoológico Nacional)
- サン・クリストバルの丘(Cerro San Cristóbal)
- 国立自然史博物館(Museo Nacional de Historia Natural)
- 人権と記憶の博物館(Museum of Memory and Human Rights)
- ポルタレス公園付近(Parque Portales)
なんだかんだ結構行ってますね。笑
アルマス広場(Plaza de Armas)

アルマス広場はサンティアゴの中心街に位置する広場で、常に観光客や現地民で溢れています。
広場の正面には、サンティアゴを代表する大聖堂、メトロポリタン大聖堂があります。16世紀に建てられた大聖堂と、近代的なビルのコントラストも美しいです。
メトロポリタン大聖堂(Catedral Metropolitana)

メトロポリタン大聖堂は、アルマス広場の正面に位置し、国民の70%以上がローマ・カトリックという敬虔なカトリック国家・チリの教会総本山です。

内部の装飾もこれほどまでかという程、緻密に作られていて、美しい。

観光客にとっては観光地の一つですが、敬虔なカトリック教徒の多いチリでは、市民の大切な生活の場の一つです。
中央市場(Mercado Central de Santiago)

海岸線の長いチリは、海産物の宝庫!サンティアゴには中央市場という、日本でいう築地のような場所があり、常に人で溢れています。場内は魚介類独特の匂いが充満していますが、競りや、客引きなどを見て歩くだけでも楽しめます。

また場内には、魚料理を提供するお店がたくさんあり、大盛況です。価格はそれなりにしますが。
サンタルシアの丘(Cerro Santa Lucía)

サンタルシアの丘は中心地に位置する公園内にある小高い丘です。ここからはサンティアゴの市内と、アンデス山脈を見渡すことができるとあって、人気の観光スポットです。
丘は中心街の中に位置するため、ビルの合間に立っている面白い感覚を味わえます。
モネダ宮殿(Palacio de La Moneda)

モネダ宮殿は、18世紀のスペイン統治時代の造幣局として建設され、現在では大統領官邸となっている建物です。

また、モネダ宮殿前の広場にはアルゼンチン、チリ、ペルーの独立に貢献した英雄サン・マルティンの銅像があります。
サン・フランシスコ教会(Iglesia San Francisco de Alameda)

サン・フランシスコ教会は、モネダ宮殿から数分歩いた場所にあります。メトロポリタン大聖堂ほど、内装は豪華であありませんが、質素で厳かな雰囲気があります。
サン・クリストバルの丘(Cerro San Cristóbal)

サンティアゴで一番のオススメ観光地と言えるのが、サン・クリストバルの丘です。
上述したサンタルシアの丘は、10分程で頂上に到達するのに対し、サン・クリルトバルの丘は1時間半程かかります。そしてこれが結構急なんです。登り切った後には汗だく必至です。


山頂には聖母像があり、人で賑わっています。

そして、ここからの景色は圧巻です!
メトロポリタン動物園(Zoológico Nacional)

メトロポリタン動物園は、サン・クリストバルの丘の麓に併設した動物園で、ピューマやコンドルなど南米特有の動物も多数見ることができ、なかなか楽しめます。サン・クリルトバルのついでに寄ってみると良いと思います。
ベラビスタ(Bellavista)

ベラビスタは、メトロのBaquedano駅の北側に位置し、サン・クリストバルの丘に向かう途中にある、お洒落なバーやカフェが立ち並ぶエリアです。サン・クリストバル登山の後の休憩に最適です。
国立自然史博物館(Museo Nacional de Historia Natural)

国立自然史博物館は、サンティアゴ中心地の東側に位置する、チリ国立博物館の1つ。植物学、動物学、昆虫学、人類学、古生物学の5分野に分かれて展示が行われています。
人権と記憶の博物館(Museum of Memory and Human Rights)

人権と記憶の博物館は、前述の国立自然史博物館の隣にある博物館で、1970-80年代の独裁政治時代に行われた人権侵害についての展示が行われています。
近代的でお洒落な建物ですが、内部の展示方法も近代的でスペイン語がわからなくても、多数の映像から独裁政権時の雰囲気を感じ取ることができます。

こうした立派な建物を作って、二度と同じことを起こさないよう後世に語り継ぐことは重要だと思いますが、語り継ぐだけじゃ意味がない。
世界中を旅すると、どこの国でも同じような建物、負の遺産に遭遇して、今この瞬間でさえ、数十年後に同じ建物が作られるであろう内戦やテロが繰り広げられている場所が沢山ある。
同じことを繰り返さないようにと言いながら、他の地域の現実の悲劇に目を背けて、落ち着いたら観光に行って、博物館で涙を流すほど馬鹿げたことはない。
色々なことを考えさせられた場所でした。
ポルタレス公園付近(Parque Portales)

ポルタレス公園付近は観光地ではないのですが、自然史博物館から中心街に戻る際にたまたま通りかかりました。公園内では、多数のマーケットが開かれていて、かなり賑わっていました。
しかし、この付近は治安がかなり悪いようで、マーケット内を歩いていたら、あと1時間くらいでマーケットは終わるから、その後はすぐに帰ってね!と念を押されました。現地の人がそう言うので、そこそこ危ないのだと思います。
食べ歩きも楽しい

サンティアゴだけでなく、現在滞在しているバルパライソも含めて、チリには安くて美味しい露店が沢山出ています。かなりボリューミーで、1000-1500チリペソ(160-240円)程でお腹いっぱいになります。

小腹が減ったら露店を探してみましょう!
(番外編)サンティアゴ郊外のエルジェソダム

エル・ジェソダムとは、サンティアゴから東へ100km、アンデス山脈の麓付近に位置する人工のダム湖です。このダムはサンティアゴ市内への水供給のために造られたそうです。
人工とは言え、景色は圧巻。周りは標高4000mの山々に囲まれ、写真の奥に見える山は、なんと6000m越えです。日本人にはあまり有名でないですが、サンティアゴに来たら訪れておきたいスポットです。
サンティアゴ旅行が決まってから、やるべきこと

さて、お休みが取れてサンティアゴ行きが決まったら、出国前にやるべき準備を以下にまとめておきます!
- 航空券の購入
- 宿の予約
- 現地ツアーの検討
- 海外旅行保険の加入
- 海外WiFiの契約
- ガイド本を読み混む
航空券の購入
まず初めにやるべきことは、サンティアゴ行きの航空券予約。
HISなどの旅行会社に全て任せてしまうのも手ですが、特に航空券は自分で予約した方が、何倍もお得です。航空券は自分で予約し、現地でのツアーのみを予約しておくのが、賢い方法です。
航空券予約はそんなに難しくないですが、海外のサイトなどだと少しややこしかったりもします。日系で安心の楽天トラベル等で、早めに予約しておくことをオススメします。
宿の予約
航空券をゲット後は、宿の予約。宿予約は、agodaやHotels.com等のサイトで、予約できます。
サンティアゴは南米のハブ空港であるため、世界中から多くの訪問者が訪れ、人気のホテルはすぐに一杯になりがち。
サンティアゴ行きが決まったら、なるべく早めに宿を予約しておくことをオススメします。
現地ツアーの検討

サンティアゴ市内は自分で周ることも可能ですが、実はサンティアゴ周辺には、バルパライソやビーニャデルマール、エルジェソダムなど、必見スポットが沢山あります。
ローカルバスで行くことも可能ですが、現地ツアーを使い専用バスで周ってしまうのもオススメです。また、パタゴニアや、ウユニ塩湖への拠点となるアタカマ砂漠などへ行くツアーなどもあります。
現地でのツアーは、VELTRAなどを使い、オンラインで簡単に見つけることができます。
海外旅行保険の加入
絶対に忘れてはいけないのが、海外旅行保険への加入です。
昔は、損保ジャパンなどの旅行保険が主流でしたが、最近はクレジットカード付帯の旅行保険も充実してきていて、有料の保険と遜色なくなってきています。
実際に僕は、有料保険に入らずにクレジットカード保険だけで旅をしています。クレジットカードの保険について不安だと言う方は、以下の記事を参考にしてみてください。
僕のような長期旅行者ではなく、短期でのブラジル観光であれば、間違いなくクレジットカードの旅行保険で十分ですよ!
海外WiFiの契約
あれば便利なのが、海外WiFi。
現地SIMもオススメですが、短期旅行であれば日本から借りてきた方が便利です。
オススメは、日本で人気かつ安心のイモトのWiFiですね。結構安いので、サイトで料金を確認してみると良いと思います。

(おまけ)チリ観光に役立つ本
おまけですが、チリ観光に役立つ本を紹介しておきます。地球の歩き方は言うまでもないですね。
「古代文明〜スペイン統治〜現代」までの中南米の歴史がわかりやすく書かれていて、小説感覚で読めます。

これを読んでおくだけで、町歩きが数倍楽しくなる。Kindleもあるので、南米周遊前、周遊中に読んでおきたい一冊です!
まとめ

ということで、サンティアゴの歩き方についてでした!
「見どころが多くない」と言いましたが、上述した場所を全て行くのであれば、3日程は考えた方が良いかなと思います。特にサン・クリストバルの丘はオススメで、動物園、ベラビスタと合わせて回る場合は半日〜1日かかるかと思います。
また、人権と記憶の博物館や、自然史博物館、その他の美術館等もゆっくり見て勉強したい!と言う場合には、もう少しゆっくりしても良いと思います。

次は、チリ第二の都市・バルパライソに向かいます!ここが良すぎて、1ヶ月も滞在してしまいました。笑