今回の記事は、太平洋沿いの街、バルパライソでの仕事について!
サンティアゴから南米旅が始まり、2都市目に選んだバルパライソという街。
この街が最高すぎて、現地で住み込みの仕事を探し、1ヶ月以上も滞在してしまいました。具体的にはニュージーランド等で人気の「ウーフ」というサービスを使って、住み込みのボランティア(一日数時間働く代わりに、宿と食事をもらうというもの)をしていました。
仕事内容はゲストハウスでの受付、ハウスキーピング、そして改装など。このゲストハウスが快適で、お洒落なルーフトップもあって最高!普通にお金払ってでも滞在したい!
ということで、この記事ではバルパライソのゲストハウス、”Hostal Po”について紹介します!
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INDEX
バルパライソとは
バルパライソ(Valparaíso)はチリ中部にあり、首都サンティアゴから西へ約120kmの太平洋沿いに位置する都市で、街の至るところに超ハイレベルなストリートアートが描かれています。
このストリートアートだけで多くの観光客を呼び寄せるほど、クオリティの高い絵に溢れており、青空美術館とも言われる程です。本当に街を歩いているだけでも楽しいとは、まさにこのこと。
バルパライソで働き始めた理由
バルパライソには3泊宿を予約し、やってきました。するとどうでしょう。
最高やないかい。
ということで2泊延長。宿を変えて更に2泊延長。そして、住み込む。
ここです。延泊まではわかる。なぜ、その後1ヶ月も働き始めたのか。それには理由があります。
①バルパライソが好き
これはもう言うまでもありません。最高です。街も人もご飯も。最高じゃ!
②スペイン語を勉強したい
これもかなり重要。「まぁ、大丈夫だろう」とナメて来てみましたが、噂通り南米は英語が通じない。
日本よりは若干マシかな、くらいの英会話力です。これじゃ、全く意思の疎通ができない。「現地民ともっと話したい」とか、そういう次元の話じゃない。生活ができない。
ということで、スペイン語の勉強を(独学で)したい!
しかし、長期滞在にはお金がかかる。そこで住み込みの仕事をしよう!となった訳です。
③良い友達ができた
これもでかい。バルパライソに到着した初日に仲良くなった、バルパライソ出身のデザイナー、Miguel。
こいつが面白くて、面倒見がよく、街のアチコチに連れて行ってくれる。治安が悪いと言われるバルパライソで最初は警戒していましたが、彼のおかげで、すぐにバルパライソに馴染むことができました。
なんなら、ベロンベロンで深夜を徘徊することもしょっちゅう。おかげで夜勤に遅刻、泥酔で接客も日常茶飯事。そんなことも許される良い街なんです(おい)。
彼は、服やジュエリーを個人で作っていて、インスタグラムやフェイスブックを通じて販売。彼の服の写真を撮りに、隣町のビーニャ・デル・マールや、コンコン砂丘に行ったりもしました。
④実は1ヶ月、時間を潰さなくちゃいけない
そうです。
これが全てです。
散々色々と理由を述べましたが、実はハナからチリのどこかで、1ヶ月、時間を潰す必要があったのです。
その理由は、ペンギンちゃん。バルパライソからパタゴニアを抜けて、南米最南端のウシュアイアという街に行く予定なのですが、そこで大量の野生ペンギンちゃん達が見れるのです。それだけじゃありません。
なんと1月には、生まれたての赤ちゃんペンギンの群れを見ることができるのです。これはアツい!ということで、この1月に合わせるため、バルパライソで働くことにしたのです。
Hostal Po
さて仕事を探そう!と思い、ニュージーランドの経験を活かして、「ウーフ」をすることに。いくつかのホストにメッセージを送ると、すぐに返事をくれたのが「Hostal Po」でした。
バルパライソ市内の中でも一際目立つ、美しいストリートアートを施したビルが特徴のこのゲストハウス。このビル丸々、ゲストハウスです。一度見に行くと、内装も綺麗で、一目惚れ。管理人のミゲルも良い人で、二つ返事で「明日から来ていいよ!」ということで、速攻でここに決めちゃいました。
内部もアートまみれ
美しい外観を満喫した後は、ビルの中へ。入り口からワクワクさせます。
レセプションもオシャレです。
リビングも!
どこを見てもアートまみれ!
清潔で、設備も十分
重要なのはアートよりも設備。これも完璧です。ベッドも清潔で、寝心地も良い。ロッカーも完備。
キッチンも綺麗に整理されていて、使い勝手が良い。
バスルームも常に清潔です。
朝食も付いていて、コーヒー、紅茶はいつでも飲み放題です。
イベントも盛り沢山
毎日、市内、もしくは近郊のイベントがあります。週末は、ワインパーティなど、ゲストハウス内でのイベントも!
ルーフトップが最高!
このゲストハウス、ルーフトップがあるんです!
バルパライソの街並みが一望!とはいきませんが、開放感があって最高です。
バルパライソはいつも天気が良く、1ヶ月の内で、雨は1日もなく、曇りの日が3日ほど。時間が空いた時は、常にルーフトップでくつろいでいました。
宿泊料金
気になる宿泊料金は、以下の通り。
- ドミトリー:9000ペソ(1500円)
- 個室(2名まで):25000ペソ(4100円)
バルパライソではゲストハウスのドミトリーが、7000〜12000ペソ程なので、中間くらいの値段設定。朝食付きということを考えると、コスパは悪くないです。

Hostal Poでの生活
お仕事
仕事内容は、朝食の準備、ベッドメイキング、受け付け、SNS投稿、キッチン掃除、そして棚作りやルーフトップの修理などのDIY仕事。基本的には超楽です。
それぞれの仕事(時間)ごとにシフトが組まれていて、わかりやすい。
僕と同じようなボランティアが他に3人。イギリス出身のBenとJason、アメリカ出身のChris。3人ともスペイン語ペラペラなので、スペイン語勉強も捗る最高の環境!
仕事時間は週単位で決まっていて、週に25時間。見返りには宿泊費と朝ごはん。ニュージーランドのゲストハウスで同様の仕事をした際、仕事は10時間/週だったので、倍以上働かなくてはいけない。
その理由は、最低賃金の違い。ニュージーランドの最低賃金は時給1500円ほどであったのに対し、チリの最低賃金は時給300円ほど。安すぎる。ニュージーに比べれば、宿代も多少安いとは言え、5分の1の賃金では仕方がない。
週7泊と考えると、宿代は1500円/泊×7泊=10500円。これを25時間の労働で得ると考えると、時給400円程。妥当な労働時間、もしくは最低賃金よりはかなり良いということになります。
毎日、新しい旅行客と出会える最高の環境
上述したボランティアの3人および、他のスタッフはもちろんのこと、ここはゲストハウス。毎日沢山のバックパッカーで溢れています。
仕事がない時間は、リビングやルーフトップで飲んだりしゃべったり、外に出かけたり。しかも彼らは、当然南米を周遊中。旅行情報の塊です。これから南米周遊を始める僕にとっては、最高の環境!穴場スポット、安宿、安い移動手段、危なかったエピソードなど、毎日毎日違う人から聞くことができます。

マネージャーのミゲルと。最終日
また、今後のルートで再会できそうな人とは連絡先も交換。今後の旅に役立つ出会いが沢山ありました。
スペイン語の勉強
スペイン語の勉強において、ゲストハウス滞在は本当に大正解でした!
なぜなら、ここにはスペイン語と英語がペラペラな人達が山程いるからです。
スペイン語の勉強には、南米訪問前に大学などで勉強している場合を除き、日本人に限らず欧米人バックパッカーも、南米周遊前に現地で学校に通う人が多い。
スペイン語学校は南米には沢山あり、物価の安いエクアドル、ボリビア、ペルーが主流。日本人には、なぜか中米のグアテマラが人気で、メキシコinから中米を周遊し、グアテマラで2週間〜1ヶ月程勉強して、南米に入り、南下というのが黄金ルートです。
話を戻すと、僕の場合はまず南米の南端、しかも物価の一番高いチリに来てしまった訳です。そして、到着後、スペイン語の必要性をヒシヒシと実感。しかし、物価の高いチリ、ましてや観光地バルパライソで語学学校に通うなんて、考えられない。
ただし!このご時世、学校なんて通わなくたって、パソコンさえあれば独学で十分に、語学勉強できちゃうんです!
しかもそれだけではない。ここには、スペイン語と英語がペラペラな人達が山程いる!
わからなくなったらすぐに聞けるのは、もちろん。独学でネックになりがちな会話、発音練習もバッチリできちゃう!ボランティアスタッフはペラペラなので、文法や語彙の質問を。また、滞在しているバックパッカー達はカタコトなので、会話練習に最適。

チリ観光に役立つ本
「古代文明〜スペイン統治〜現代」までの中南米の歴史がわかりやすく書かれていて、小説感覚で読めます。

これを読んでおくだけで、町歩きが数倍楽しくなる。Kindleもあるので、南米周遊前、周遊中に読んでおきたい一冊です!
まとめ
ということで、バルパライソのゲストハウス、Hostal Poでの生活についてでした!
基本的にいつでもボランティアを必要としているみたいなので、バルパライソを気に入って、時間に余裕のある方は連絡してみると良いかもしれません。