今回の記事は、ニュージーランドでのウーフ(農場ボランティア)について!
ニュージーランドと言えば、ワーホリや語学留学で大人気!滞在の仕方は人それぞれで、大都市で長期間語学学校に通い、徹底的に英語の勉強に励む人もいれば、田舎の農園で住み込みの仕事をしたり、ボランティアをして過ごす人もいます。
僕が1年間、ニュージーランドでワーホリした感想としては、ある程度話せるようになったら、思い切って仕事を始めてみるのが良いと思います!
その中で、オススメなのが「ウーフ(WWOOF)」というサービス。
1日数時間働く代わりに、ベッドと食事をもらうシステム。つまり「住み込みのボランティア」です。沢山の職種があり、色々な経験をすることができます。また、ホストのほとんどがフレンドリーで、海外からのゲストの扱いにも慣れているので、英会話の向上も期待ですます。
ということで、この記事では、ニュージーランドでのウーフの仕方について紹介します!
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INDEX
ウーフとは
「ウーフ(WWOOF)」は「World Wide Opportunities of Organic Farm」 の省略で、農場で働いてみたい!というボランティア側(ゲスト)と、働き手が欲しい!という農場側(ホスト)をつなぐサービスです。
基本的にはお金のやり取りはなく、1日に3〜5時間(仕事内容、週の休みの日数によって様々)働く代わりに宿泊費、食費、生活費をホストが負担する仕組みになっています。普段の生活ではできない経験や、新しい出会いを求めて、世界各国に利用者がいます。
また、ウーフの意味は上述したように「“有機農園”での機会創出」ですが、現在では農園に関わらず、ホテルやゲストハウスから、レストラン、スーパーや、家事まで多種多様な職種があります。
ウーフのウェブサイトは、「WWOOF(ウーフ)」と「Workaway(Workaway)」という2つがあり、内容はほぼ同じです。利用料金はウーフ、ワーカウェイ共に、年会費制で約30USD/年ほど。
- WWOOF : http://wwoof.net/
- Workaway : https://www.workaway.info/
ウーフをオススメする理由
多種多様な職種を経験できる
ウーフの素晴らしさは、まずは何と言っても「多種多様な職種」です。上述したように、農園や牧場だけに限らず、沢山の職種があります。
- 農場(野菜、フルーツ)
- 牧場
- ヴィンヤード
- ホテル
- ゲストハウス
- レストラン
- 山小屋
- ツアーオフィス
- 通訳、ガイド
- 火事やベビーシッティングなど
僕も1年の間で、ヴィンヤード(ワイン農園)で働いたり、路上でフルーツを売る仕事をしたり、国立公園近くの山小屋でハウスキーピングをしたり、ゲストハウスで働いたり、羊の世話をしたりと、色々な経験ができました。
どれも日本では簡単にできる仕事ではないので、やり甲斐もあって楽しめました。
お金がかからない
「ニュージーランドでファームステイしたい!」と思うと、日本のワーホリ業者や留学エージェントを通して、登録されたファームにお金を払って行くことが多いかと思います。しかも、結構な額を。仕事するのに、、
一方で、ウーフでは、全く同じ内容を完全にゼロ円で経験することができます。しかも食事、光熱費、Wifiも全てホスト負担です。
ファームに限らず、ベビーシッティングや家事で、一般宅に滞在する(オーペアと呼ばれます)場合では、完全にホームステイです。
ホームステイって凄く高いですよね?1日数時間(大体午前中)働くだけでその費用がかからないので、その分をアルバイトで稼ぐよりも簡単です。仕事は午前中に終わることが多いので、午後は語学学校に通ったり、アルバイトをしたりすることもできます。
ニュージーランドでの繋がりができる
職種にも寄りますが、どのホストも数人のウーファー(働き手)を必要としています。
小さなロッジやゲストハウスのハウスキーピングであれば、2〜3人。大きな農場では10人以上のウーファーがいることもあります。
つまり、ホストは勿論のこと、他のウーファー達とも繋がることができます。僕がニュージーランドに到着して翌日から滞在した場所には、40人のウーファーがいたので沢山の友達ができました。
そして、警察沙汰になるようなトラブルも、、笑
ウーファーは欧米出身者が多く、数日から数週間働いたら、他の場所に移って行きます。その後、一緒に旅に出たり、新しい農場や仕事に一緒に行ったり、また別の街で再会したりということもしょっちゅうです。
ニュージーランドワーホリに役立つ情報が得られる
僕がウーフをして良かったなと思う理由の一つがこれです。
ワーホリをスタートさせると、まず最初に銀行のアカウントを作ったり、車を買ったり、携帯を契約したり、色々とやることが沢山あります。
勿論、事前にインターネットで調べることは可能です。しかし、情報が古かったり、実際にどこでやれば良いのか、どのくらい時間がかかるのか、また「一人でできるかな、、」と、不安になると思います。
そんな時、自分と同じようなワーホリ滞在者が沢山いるウーフは情報収集の場に最適です。何故ならみんな同じ悩みを抱えているワーホリ同期、または既に解決させてきた先輩達であるからです!
しかも情報はタイムリー!
僕が滞在していた1年の間に、罰金の値段や、山小屋の値段、キャンプサイトのルールなどが変わったり、情報は常に変わります。生きた情報は重要です。何より、ネットなどに載っていない細かいことも聞くことが出来ますし、お願いして一緒にやってもらうことだって出来ます!
もちろん、ガイドブックに載ってないようなオススメの場所や、役立つアプリや、入っておくと便利なフェイスブックグループだったり、旅に役立つ情報も沢山得ることが出来ます。
英語が上達する
上述したように、ウーフの利用者は欧米人が多い。特にフランス人とドイツ人が多く、既に英語の上手な人もいますが、僕らと同様に、ニュージーランドに英語の勉強に来ている人が多いんです。
ネイティブでない分、会話のスピードも早くなく、英語の勉強には最適です。アジア人の英語(特にインド人、、)と比較して、彼らの英語は聞き取りやすいですし、最近新しく習ったフレーズを多様したがるので(完全に偏見)、聞いているこっちにも自然と入って来ます。
最初の英語上達においては、同じレベルの人と会話するのが、近道だと思います。
数日からの滞在が可能
ウーフでは、1ヶ月以上の長期滞在をしている人も稀にいますが、一般的には1〜2週間の滞在が多いです。
その理由は「色々な仕事を経験したい」というのも勿論ありますが、「空いた日程の埋め合わせ」に使う場合も多いためです。
ニュージーランドでは、キウイピッキングやヴィンヤードなど、シーズナブルジョブ(季節限定の仕事)と呼ばれる仕事が人気。こうした仕事が始まる前の間であったり、行きたいトレッキングコースがオープンするまでの間、見つけたフラット(シェアハウス)に入れるまでの間、または自分のフライトまでの間など、ちょっとした時間の滞在先に選ぶのも一つの賢い手です。
物価の高いニュージーランドでは、バックパッカーズと呼ばれるゲストハウス(安宿)ですら、$25-35(2000-2800円)と高い。数日ならまだしも、数週間滞在するとなると結構な額になってきます。
そうした際に「お金の節約」だけでなく、面白い経験や、新しい友達を得ることができるウーフは最高なんです!オフの日もあるので、気の合った仲間と近場に遊びに行ったり、休みを調整して、遠出なんてことも可能です。
ウーフの始め方(Workaway)
ここからはウーフの始め方を説明したいと思います。具体的な流れは以下の通り。
- ウーフサイトへの登録
- ホストの検索
- メッセージの送信
- 返信があれば、具体的な日程などの連絡、交渉
- 現地へ
至って普通ですね。笑
ウーフのサイトには「ウーフ(WWOOF)」と、「ワーカウェイ(Workaway)」の2種類があり、サイトの仕様も、ホストの数も、年会費もほぼ同じです。以前滞在した場所のオーナーが、多くのホストが両方に登録していると言っていたので、どちらでも良いかと思います。
僕は後者のワーカウェイを使っているので、ここではワーカウェイの仕様で説明します。ウーフも手順、仕様はほとんど同じです。
ウーフサイトへの登録
登録は、ホームページ上部の「REGISTER」から「Sign up Workawayers」を選びます。個人情報を入力し「Register」をクリック。最後に年会費(38USD)の支払方法を選択して登録完了です。
「検索するだけ」であれば、サイトに登録する必要はありません! メッセージのやりとりをするところから、サイト登録が必須になって来るので、とりあえず興味本位で見るだけであれば、まだサイト登録しなくても大丈夫です。
ホストの検索
まずは、ホームページ上部の「HOST LIST」をクリックします。
次に目的地を絞ります。
ここでは、ニュージーランドなので「Oceania」を選択。「Oceania」→「New Zealand」と選んだ後は、更にニュージーランド国内の地方別に絞ることも出来ます。
青いタブに「241 hosts found」と出ています。オークランドに241人のホストが見つかったという意味です。
その下にある「Last minute listing」は、今すぐウーファーが必要なホストです。比較的すぐに返事が来るので、すぐに働きたい場合には便利です。
「New listing」、「Updated listing」、「With feedbacks」は、それぞれ「最近登録したホスト」、「最近広告を更新したホスト」、「フィードバック(クチコミ)のあるホスト」を示しています。
「Availability」タブをクリックし、滞在の日程で絞ることも可能です。
「Type of help」タブでは、仕事の種類で絞ることができます。条件を絞ったら「show results」をクリックします。
条件にあった仕事が出て来ます。タイトルと写真、Feedbackの数などで気に入ったものがあればクリックし、詳細情報を確認。
「AVAILABILITY(滞在可能日程)」では、グリーンの月が滞在可能。赤はNGです。以下の「DETAILS(詳細)」には仕事内容、宿泊施設の詳細、滞在の条件などが記載されています。
仕事内容と写真等を参考に、イメージを得ると良いです。アコモデーションのタイプ(プライベートルームまたは、ドミトリー)、労働時間も確認しておきましょう。また、クチコミの確認も重要です。
メッセージの送信
気に入ったホストが見つかれば「Contact」ボタンをクリックし、メッセージを送信しましょう。
返信受信後、メッセージのやりとり
メッセージ送信後は、返信が来るまで待ちます。
返信までの時間は人によって異なり、その日中に来る場合もあれば、数日後、1週間後に来る場合も、または返信が来ない場合もあります。メッセージボックスは、ホームページ上部右側のメールボタンで確認できます。
返信が来たら、サイト上でメッセージのやりとりができます。ここで具体的な日程と、住所および行き方の確認をします。
現地へ
後は、現地に向かうだけです。
自分の車がない場合は、事前に連絡しておきましょう。ほとんどのホストは近くの街まで迎えに来てくれるはずです。電車がほとんどないニュージーランドでは、割と小さな街にもバスが通っているので、最寄りの街まではバスで行くのがオススメです。
ちなみに、ニュージーランドでのワーホリでは、車購入がオススメです。
最高のウーフの始めるためのテクニック
ニュージーランドで1年間ウーフをしてみて、良いホストを見つけるには、テクニックがあることに気が付きました。限られた時間を有効に使うためににも、以下のことを実践してみると良いと思います。
夏よりも冬の方がホストが見つかりやすい
夏の方が仕事の数は多いのですが、それと同じくらいウーファーも多いんです。
つまり、送っても空きがない場合が多く、もしくは返事も来ません。実際の感覚としては、10件メッセージを送って、返事が4〜5件来て、1件OKがあるかないかくらいでした。
一方で、冬は極端に欧米人のワーホリ滞在者が少なくなるので、返信もOK比率もかなり高かったです。10件メッセージを送って、返事が7〜9件来て、4〜5件OKがあるくらいのイメージでした。
とりあえずメッセージを送りまくる
最初は僕も、説明文をしっかり読み込んで、気に入った数カ所にメッセージを送るというやり方をしていましたが、時期によっては全然ホストが見つからない。
なので、ロケーションなど外せないところだけ絞って、とりあえず片っ端から送りまくるのがオススメです。返事が来てから、内容をチェックすればOKです。
メッセージを充実させる
ホスト側からすれば、沢山来るメッセージに全部返信するのは大変です。
ホスト側から質問される前に、聞かれやすいことをあらかじめ答えておくと、手間が省けて連絡も来やすいです。具体的には以下の内容。
- 簡単な自己紹介(長過ぎない)
- ビザの有無と種類
- 今の所在地
- 滞在希望日程、日数
- 国際自動車免許の有無(トラクター等の運転経験もあれば記載)
- 車の有無
上記をコピペすれば、慣れて来ると1件30秒くらいで送信できる様になります。笑
まとめ
ニュージーランドのワーホリを充実させるにあたって、本当にウーフは有用です!
- NZまとめページ
- ワーホリ
- 車購入
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