今回の記事は、ペルー北部の街、トルヒーヨについて!
ペルーの中部アンデス山脈の麓に位置するトレッキングの聖地、ワラス(Huaraz)でのトレッキングを終え、トルヒーヨにやって来ました。
この町には、インカ帝国よりも古い、モチェ文化、そしてチムー王国の遺跡が点在します!ペルーからエクアドルへ、またはエクアドルからペルーに入る際に通りやすいトルヒーヨ。
正直言うと、遺跡の見応えはマチュピチュに匹敵します!それもそのはず、マチュピチュができたインカ帝国の遺跡よりも遥かに古い!そして、ここは太平洋沿岸の町、ご飯も美味しい!
ということで、この記事ではトルヒーヨの歩き方について紹介します!
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INDEX
トルヒーヨとは
トルヒーヨは、ペルー北部、太平洋沿岸の街で、ペルー第三の都市。気候は、一年を通して20℃前後。その快適な気候から、常春の街と呼ばれています。
トルヒーヨの魅力と言えば、やはり遺跡観光。マチュピチュやナスカの地上絵を始め、各地に数々の遺跡を有するペルーですが、トルヒーヨ周辺には、重要な遺跡が沢山あります。
特に有名なのは、チムー王国の遺跡であるチャンチャン遺跡と、モチェ文化の遺跡である太陽のワカと月のワカ。この二つは、トルヒーヨに来たら、確実に訪れておきたい遺跡です。また郊外にある、エル・ブロホ遺跡も有名です。
トルヒーヨの町歩き
トルヒーヨの街は、ペルー第三の都市ですが、遺跡を除くと、市内には特に見所はありません。南米の他の都市同様、アルマス広場周辺のカテドラル等や、メルカド(市場)、博物館などです。
アルマス広場とカテドラル
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南米のどこの街にもあるアルマス広場。トルヒーヨにももちろんあります!
メルカド
南米のご飯といえば、やっぱりメルカド!安くてボリューミーで美味しい!トルヒーヨでは、毎食ここで食べていました。
トルヒーヨのメルカドは、かなり大きくて、新鮮な野菜や果物も沢山売っているので、自炊派にもオススメです!
トルヒーヨ大学博物館(Museo de Arqueología UNT)
ここの博物館は、入場料5ソル(160円)にしては、かなり見応えがあります。
展示は全てスペイン語ですが、入り口に英語のパンフレットが置いてあります。
トルヒーヨ大学博物館は、先史時代からの出土品を展示しているため、バラエティーに富んだ展示品が魅力です。
特に最後の最後にいるのが、このミイラ。保存状態も良く、ガラス越しではありますが、かなり近くで見ることができるので、大興奮!
足の爪、皮膚のシワまでしっかり見て取れます。
トルヒーヨの遺跡観光
トルヒーヨには、チムー文明、モチェ文明の遺跡がいくつもあります!その中で、代表的なところを紹介します。
チャンチャン遺跡
チャンチャン遺跡はトルヒーヨの町の北に位置する、チムー文明の遺跡です。850年から1470年頃にインカ帝国に滅ぼされるまで繁栄したチムー王国の首都で、南米最大の古代都市です。
遺跡は全てアドベと呼ばれる日干しレンガで作られており、風化によって大部分が失われていますが、残っている部分のレリーフが素晴らしい。
一般的には、他の遺跡と一緒に回る1日ツアーが人気ですが、コレクティーボで自分で行くことも可能です。
ドラゴンのワカ
ドラゴンのワカはチムー王国時代の12-15世紀に作られたワカです。ワカとはケチュア語で神聖な場所を意味します。
ワカ全体に施されたレリーフがドラゴンのように見えることから、発見者によって「ドラゴンのワカ」と名付けられましたが、チムー王国時代にドラゴンという概念がなかったことがわかっています。
ドランのワカは、チャンチャン遺跡同様、トルヒーヨの北側に位置しており、チャンチャン遺跡と一緒に回ることも可能です。個人での行き方は、チャンチャン遺跡の記事参照。
太陽のワカ・月のワカ

月のワカ
太陽のワカ・月のワカは、チムー文明よりも古い西暦0年前後から700年ごろまで栄えたモチェ文化時代の遺跡です。太陽のワカと月のワカは、対をなすピラミッド型をしており、現在では月のワカのみ内部に入ることが可能です。
内部に入ってまず驚かされるのは、その美しいレリーフの数々。
月のワカは、100年ごとに、古い昔の神殿を取り囲むように、その外側に同じ物を建設することで増築を繰り返しました。増築の数は5回で、5層の壁から成り立ちます。
上記写真は、4層目と3層目のレリーフ。1層目から5層目まで、全く同じレリーフが残っていることから、モチェの人々がいかに祖先と、その文化を尊重していたかがわかります
トルヒーヨのオススメの安宿
トルヒーヨでオススメの安宿は、Enkanta Hospedajeです。中心地にあり、ロケーション最高です。
少し薄暗胃ですが、問題はなし。トルヒーヨ全体的にこういう宿が多いようです。
1泊800円程。
宿の詳細
ペルー観光に役立つ本
「古代文明〜スペイン統治〜現代」までの中南米の歴史がわかりやすく書かれていて、小説感覚で読めます。

これを読んでおくだけで、町歩きが数倍楽しくなる。Kindleもあるので、南米周遊前、周遊中に読んでおきたい一冊です!
まとめ
ということで、ペルーのトルヒーヨの歩き方についてでした!
日本人にはあまり人気のないトルヒーヨですが、見どころの多い町です。特に歴史好きの人にはたまりません。チャンチャン遺跡や、月のワカに併設された博物館も素晴らしい!
移動の経由地というだけでなく、数日時間を割いて、古代アンデスに思いはせるのもアリです!
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