今回の記事は、最近インスタ映えで人気のペルーの観光地、レインボーマウンテンについて!
2ヶ月強のブラジル周遊を終えて、ペルーにやって来ました!ペルーと言えば、言わずと知れた世界遺産、「天空の城」の異名を持つマチュピチュ!
マチュピチュ観光の拠点となるのは、かつてのインカ帝国の首都でもあった、アンデス山中の都市、クスコ。
このクスコで、最近マチュピチュに並ぶほど人気になっている観光地があります。それがレインボーマウンテン!行くのは、簡単ではないですが、時間と体力に余裕があれば訪れたい絶景です!
ということで、この記事ではレインボーマウンテンへの行き方について紹介します!
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INDEX
レインボーマウンテンとは
レインボーマウンテンとは、クスコからバスで3時間半ほどのところに位置する山で、その山肌がカラフルであることから有名な観光地です。
世界中で有名なマチュピチュを有するクスコにありながら、まだまだ知らない人も多い。その理由は、本当に最近まで現地民を除き、全く知られていなかったそう。
それが、ナショナルジオグラフィックやCNNで取り上げられるや否や、インスタグラムの流行も相まって、瞬く間に大人気観光スポットの仲間入りを果たしたそう。
その標高はなんと5000m越え!
しかし、この地球とは思えない絶景、一筋縄には拝ませてくれません。
なんと、レインボーマウンテンがある場所は標高5000mほどのところに位置し、そこに行くのに標高4600mの登山口から、2〜3時間ほどかけて、5000mまで登らなくてはなりません。
普通の登山であれば、400mなんて大したことはありません。1時間くらいで登れちゃう高さです。しかし、5000mの高さとなると、話は別!冗談でなく、数歩歩いただけで、息切れが止まらなくなります。
それもそのはず。標高5000m付近では、空気中の酸素の量が海抜0m時と比較して、53%まで低下してしまうんです!53%って、ほぼ半分やん!
全力で吸ってるのに、実際には半分しか吸えてない感覚。試してみたい方は、一旦呼吸を止めて苦しくなった時に、実際の半分くらいで吸うのをやめてみると、そのシンドサがわかるかと思います。しかも、登山をしながら。
高所順応をしておけばなんとかなる!
レインボーマウンテンの拠点となる町クスコも、実は標高3500mの高地にある都市。標高3500mと言うと、富士山とほぼ変わらない高さになります。
3500m地点での酸素濃度は、海抜0m比較で63%。5000mには及ばないものの、かなりの低酸素濃度です。
この街でゆっくり観光をしながら数日過ごしたり、または標高2500m程度のマチュピチュへ数日出かけたりすることで、高所順応することが可能です。
とは言っても、本当に効果あるのか、大丈夫なのか、不安が残るかと思います。
事実、僕は数ヶ月前に、チリからボリビアに入る際、標高の低いチリから国境付近の5000mまで一気にバスで登りました。
順応させることなく、超高所まで行った事が原因で、重度の高山病になり、4000mに降りても、3000m、2300mまで降りても、高山病の症状が残ることになってしまいました。結果、隣のパラグアイに逃げることに。笑
一方で、今回、クスコの町にマチュピチュ訪問も含めて1週間弱滞在してから、レインボーマウンテンに向かったため、5000mまで登っても、ほとんど高山病になることなく、登り切ることができました!
この経験から、高所順応がいかに大事かを知りました。
また、ペルーやボリビアで売られている、コカの葉もかなり効果的なので、オススメです!
安心!しんどくなったら、馬で登ることもできる!
レインボーマウンテンの登山が始まるやいなや、馬を連れたペルー人たちが沢山いて、馬に乗らないかと言う営業を開始し出します。その値段は往復で、20ドル弱のよう。思っていたよりも高くありません。
馬の勧誘は最初だけでなく、登山コース上の色々なところで行われています。
みんな、辛くなるタイミングを知っているんです。笑
最初は、みんなノー!ノー!と断っていましたが、数十分が過ぎたあたりから、ボロボロと馬の誘惑に負ける人が出始め、後半では結構な人が馬に乗っていました。
事実、僕もボリビアでの地獄の経験があったので、「辛くなったら我慢せず、すぐに絶対に乗る!」と、決め込んでいました。結果は、高所順応の甲斐あり、乗る必要が出ることはありませんでしたが。
辛くなったら、無理せずにすぐに乗るか、諦めることをオススメします。一度、重度の高山病になると、下山しても結構しんどいですよ!
レインボーマウンテンへの行き方
レインボーマウンテンへ行くには、基本的にツアー参加することになります。
クスコの市内には至る所にツアー会社があり、取り扱っているツアーも、内容も値段もほぼ同じ。その中で、僕は一番安かったWinay Peru Adventureというオフィスで頼みました。
ツアー内容も、ガイドも特に問題なく、大満足することができました。ガイドも一緒にレインボーマウンテンまで登ってくれて、しかも酸素ボンベを担ぎながら付いてきてくれるので、不安がある人にも安心です。
ツアー内容、および料金
ツアーは、朝5時頃に出発し、16時頃に帰ってくる1日ツアーです。ツアーに含まれるものは、以下のもの。
- 往復のバス
- 朝のホテルまでのピックアップ
- 朝食(ビュッフェ)
- レインボーマウンテン入山料(10ソル)
- 登山中のガイド
- 酸素ボンベ
- 昼食(ビュッフェ)
上記の内容で、65ソル(2000円程)でした。朝食も、昼食もかなりボリュームがあって、大満足!
ちなみに、どこのツアーオフィスも、上記内容で70〜80ソル程。または、レインボーマウンテンの入山料(10ソル)を除いた金額になっていたりするので、確認することをオススメします。
レインボーマウンテンへいざ出発!
朝5時。まだ暗い中、クスコの町を出発します。
バスの中で爆睡。気がついたら2時間も経ち、朝食を頂くレストランへ。ちなみに、登山後の昼食も同じ場所でした。
朝食も昼食も、ビッフェスタイル。朝食は昼食に比べると少なめですが、それでも十分すぎるくらい。
お昼はかなり豪華です!
ちなみにここで、防寒具や、チョコレートやナッツなどの携帯食も購入可能です。僕はバスの中がめちゃめちゃ寒く、登山中はかなり冷え込むと言われて怖くなり、手袋(10ソル)を購入しました。
朝食後はかなりの登りになります。なんて言っても、4600mまで上がるので。
のどかな町をいくつも通過します。
そして、ようやく到着!この時、時刻は9時過ぎ!ここから2〜3時間かけて登り、13時半までには帰ってくることになっています。
体調が悪くなったら、このように両手を上げろと教え込まれます。酸素ボンベを持ったガイドが来てくれるとのこと。
スタートポイントでも防寒具やお土産を売っています。
道中や山頂での売り物を運ぶ人たち。
いよいよトレッキング開始です!
と、同時に、猛烈な乗馬オファーもスタート。
「アミーゴ!俺の馬に乗らないか!」
「アミーゴ、私の馬に乗りなさいな」
朝靄がすごいですが、この時は雨季。雨が降らないだけマシです。結局、最後まで雨にあうことはなく、マチュピチュ同様かなりツイてました。
ムムムム!ヘェヘェ言いながら、ふと横を見ると、早くも馬に乗る人達が。
全くもって恥ずかしがる必要はないのですが、あまりにも堂々と、「え?何が?俺の馬だけど?そりゃ乗るよ。俺の馬だけど?」と言わんばかりの面構えで、僕の横を素通りしていきます。
定期的に、お菓子や、コーヒー、コカティーなどを売っているお店が出ています。売り子達は、みんな民族衣装を着ているため、可愛らしい!
グラサンかけたファンキーアルパカと一緒に写真を撮ってくれる少年も。
かわいい。かわいすぎる。。
また、放牧されているアルパカの群れも沢山!かわいすぎる!アルパカちゃん!こっち向いて!
5000m近いにも関わらず、高山植物もちょこちょこ咲いています。
と、この辺から、ちょこちょこレインボーが顔を出します。そりゃそうです。自然現象ですから。もう、これでいいんじゃないかという気持ちを抑えながら、気力を振り絞ります。
この辺りからラストスパート。気付くと、かなりの人が馬に乗っています。というか、後ろの景色も普通に大絶景ですやん!
そして、ここが本当のラストスパート。
右手に、レインボーマウンテンがあって、それを一望できる山の上(左)に登っていきます!
そしてついに登頂!!!5036m!自己最高地点をマークしました!
そして、もちろん、振り向くとあの絶景が!
レインボー!!!
しかも、民族衣装に身を包むアルパカちゃん達も〜〜!!かわいすぎる!!
リャマに餌をあげる少年も激かわです。
ユータッチマイパイ(レインボー)を、目に焼き付けた後は、下山。
クスコのオススメの安宿
クスコでオススメの安宿は、Blacky Hostelです。
ベッドも大きくて、とても快適でした。室内はかなり寒いですが、毛布も沢山あるので、寝るのは問題なし。コーヒーや紅茶も飲み放題で嬉しかったです。朝食も付いています。
宿の詳細
- 料金:★★★★☆
- ロケーション:★★★★★
- 清潔さ:★★★★★
- 雰囲気:★★★★☆
- シャワー:★★★☆☆
- WiFi:★★★★☆
ペルー観光に役立つ本
「古代文明〜スペイン統治〜現代」までの中南米の歴史がわかりやすく書かれていて、小説感覚で読めます。
これを読んでおくだけで、町歩きが数倍楽しくなる。Kindleもあるので、南米周遊前、周遊中に読んでおきたい一冊です!
まとめ
ということで、レインボーマウンテンの行き方についてでした!
今、急速に人気になり始めているレインボーマウンテン。数年後には、もっと観光客が押し寄せる大人気スポットになること間違いなしです!
高山病が心配ですが、しっかり高所順応させて臨めば、問題はありません!比較的高山に弱い僕でも、なんとかなりました!また、予防で、朝、昼と高山病の薬を飲んでおくこともオススメです!