海産物の宝庫!ニュージーランドで特大アワビをとりまくる方法

ニュージーランド

Shozza
ハロー!ニュージーランドでワーホリ中のShozza(@shozzatrip)です!

さて、日本と同じく島国のニュージーランド。美味しい海産物の宝庫でもあります!

なんと言っても貝!!スーパーでもムール貝が死ぬほど安く売られています!

僕が働いている中華料理屋でも、ムール貝をはじめ、数種類のカキと、ハマグリ、特大のアワビを扱っています。

このアワビがでかい!

大きいものは人間の顔くらいあります。

そして高い!

レストラン価格という事もあると思いますが、NZ$300/kg(25000円/kg)で売っています。大体上の写真ので13000円くらい。しかし、お客のリッチチャイニーズピーポー達は、このアワビを臭豆腐かのようにオーダー。食べまくります。

いいなぁ、俺も臭豆腐みたいにアワビ、食べまくりたいなあ

そう思っていた矢先、

ヘイ、Shozza!バカでかアワビ獲り放題行こうぜ!

{バ、バカでか..

バイト先のマネージャー、アレックスから突然のお誘い。

意味も理解しないまま即答で快諾。その場でシフト表を取り出し、すでに決定済みのシフトを消しゴムで消し、無理矢理二人の休みをねじ込むアレックス。

完全に公私混同である。

アレックスの暴走ぶりはさておき、なんでも

「アワビの納入先の業者から、アワビが獲れる場所の情報を教えてもらったから、そこに獲りに行って、その場でバーベキューしちゃおうぜ!」

という事らしい。

完全にアレである。

まあ、合法だし、いいんだけどね。

この記事では、ニュージーランドでのアワビの獲り方、注意点等をお伝えしたいと思います。

 

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ニュージーランドのアワビ、”パウア”とは

ニュージーランドでアワビは、先住民マオリの言葉で、パウア」呼ばれていて、その身はごちそうとして、貝殻は宝石として扱われ、珍重されています。お宝なんですね。

何と言っても、この貝殻の美しさ!初めて、レストランで見た時には本当に驚きました。

こんな風に、加工され、ジュエリーとしてお土産屋さんに沢山並んでいます。

 

ニュージーランドでのアワビの獲り方

ニュージーランドにおいて、アワビ(パウア)がいかに大切な存在かわかったかと思います。こんなに美味しくて、綺麗なアワビがニュージーランド全土で、ライセンスなしで沢山獲れる!しかし乱獲を防ぐために、いくつかの条件があります。

 

アワビ獲りの規制について

アワビ捕獲条件
  • サイズ:12.5cm以上
  • 個数:1人10個まで
  • 転売の禁止

違反すると懲役と共にNZ$10000(約80万円)以上、最大で2000万円程の罰金が課せられるそうです。笑

「持ち帰り制限ありか〜」と思いますが、冷静に考えればあの大きさのアワビ、10個あれば十分です。むしろ多過ぎて飽きます、いや飽きました。笑

大きさにも注意

12.5cm以下であっても、獲るだけであれば大丈夫です。決して持ち帰らないように。僕たちもとりあえず大き目のアワビを沢山取って、あとでサイズを確認し、12.5cm以上のものの中から上等なものだけを、一人10個選んで持ち帰りました。

 

アワビの見つけ方

アワビは当然、海の中に生息しています。海女さんのように潜って海の中を探れば間違いないのですが、初心者には中々敷居が高いし、疲れそう。

そこで、干潮時を狙います。

早朝と夕暮れ時の2回、干潮になったタイミングを見計らって、岩場に突入。すると、岩と岩の間や、岩の下あたりに見つかります。

この岩場の探し方には中々テクニックがいるみたいで、あまり人が行かなそう(既に獲られてない)なところで、コンブが沢山あるあたりの、コンブの下が狙い目みたいです。

そして面白い事に、アワビは密集して生息しており、一つ見つかるとゴロゴロゴロゴロ見つかります。

 

アワビの獲り方(テクニック)

岩にくっついたアワビを見つけたら、まず戦略を練ります。

闇雲に取ろうとすると大変な事になります。アワビが岩に思いっきりへばりついて、中々取れない。もはや一生取れないんじゃないかってくらいにくっついちゃいます。

そこで、手ではなくナイフを使います。いかにナイフで、一思いに取るかが重要です。

成功例

岩にくっついたアワビの身の部分に狙いを定めて、一思いに岩からはがし取る。

失敗例

 

手で触ったりして刺激を与えると、アワビは取られまい!と、岩にくっついて離れなくなります。

この力が本当に強くて驚きました。大人の腕力をもってしてもビクともしません。しかも、一旦岩にくっついてしまうと、ナイフを入れる隙間もなくなってしまうので、ここから剥がすのは本当に大変です。

面白い事に、悟られないように近づいてアワビの不意をつくと、ナイフをを使わないくても素手でパコッ!と獲ることができます。なんか、当然っちゃ当然なんだけど、貝も生きてるんだなって実感。

切り取るのではなく、あくまでも隙間に入れるだけなので。隙間にさえ入れば、テコの原理でパコリ。

アレックスが持っていた、ナイフにメジャーがついたものを用意すると便利です。高そうですが。

一番下の目に、「PAUA 125mm」と書いてあるのがわかると思います。この大きさ以下のものは獲らないでね〜って事です。取ってすぐにサイズを測れるので、便利。

 

アワビを獲りに、インバカーギルへ

いよいよアワビを獲りに行きます。アレックスの車で奥さんと三人で3時間弱のドライブ。

あっという間に着き、夕暮れの干潮時までの間、海沿いでバーベキュー。

そして、良い時間に。アワビスポットまで海沿いを1時間ほど歩きます。

 

アワビ獲り開始

アワビを求めて歩いていると、アレックスの目が光り出します。

Shozza、あの辺の岩場を探れ!

どれどれ。

オーー!!めっちゃいるーーー!!

見つかる見つかる、バカでかアワビがアホほど見つかる!場所を変えてもゴロゴロゴロゴロ!

 

そして集計

アワビ狩りをする事、2時間弱。サイズチェック&集計をします。

結果、12.5cm以下のものも合わせて、なんと計75個の特大アワビをゲット!

これ全部持って帰れたら、1個1万円以上するから、100万円くらいなっちゃうよ

罰金最大2000万円の意味がよくわかりました。その他にも、ウニやサザエなども数個ゲット。

そして、この日一番の珍客がこちら

タコです。

しかもこいつ、素手で掴み取りしました。

岩場を探している間、その足元には、バカでか昆布がアホのように生えているので、足周辺はずっとワサワサしてます。アワビ探しに夢中になっていると、いつも通りワサワサしている左足をよそに、右足は何やら何かにサワサワされています。

これ、昆布じゃねぇな

恐る恐る手で触れてみると、形状を留める気の全くない物体が腕にまとわりついてきます。そしてここで、植野は二つ驚く事になります。

 

植野が驚いたこと、その1

タコだとわかった瞬間に、気持ち悪いと思いつつも、瞬時に捕獲に動く、狩猟本能が目覚めた事です。

普段、このかた狩猟なんてしないもんで、知りえませんでしたが、あるんですね私、狩猟本能。出ました、なう。

おどろき〜

 

植野が驚いたこと、その2

タコを素手で掴み取りに成功した瞬間の事。

自分でも本当に驚きました。

出るんですね、本当に。恥ずかしげもなく。

日本人は愚か、アレックスも奥さんも近くにいるかどうかもわからないのに、いても日本語なんてわからないのに。

こういう時、やっぱり出てまうんですね。

あの言葉が。

まさに上の写真と同じ顔になっていたと思います。しっかりとそばにいたてくれた、中華系・新婚若年夫婦に向かって鬼の形相で叫び散らしました。

今でもアレックスのAn?」 っていう気の抜けた返事を覚えています。

その後、しっかりとタコも持ち帰りバーベキュー場へ向かいます。

 

獲りたてアワビ&タコの豪華バーベキュー

まずは贅沢にアワビをバター醤油ソテーにします。

そして、さすがは料理人。アレックス特製のピリ辛ソースに絡めて蒸し焼きにします。

タコもさばいて、刺身でいただきました。

最終的に3人で6匹のアワビ(レストランであれば10万円相当)を平らげ、さらに一人8個のお土産を抱えて帰宅しました。帰宅後は、アワビの身を貝から取り出し、内臓を取って冷凍庫で保存。

アワビの捌き方はこちら >>> ニュージーランドの特大アワビの捌き方

身を取り出すと、まぁ〜美しい!

このアワビの貝殻を磨くと、もっと綺麗になるんです!

アワビ磨きはこちら >>> 【DIY】アワビの貝殻をピカピカに!アワビ磨きに挑戦!

 

まとめ

「高級食材を飽きる程、食う」という誰もが憧れる夢を、突如叶えることができました。

しかし、飽きる程食うと、文字通り、本当に飽きます。途中から、「あれ、今イカ食ってるんだっけ?」ってなって来ます。最後の方とか、冷凍庫のアワビを消費するのが億劫でした。

そして、一回おざなりに調理して、トイレの住人になるという悲劇も✨

高級品は然るべきところで、然るべき時に、然るべき量を食べるのが大事なんですね。子供でした。

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