
今回の記事は、南アフリカのロックダウン中の宿について!
これまでの記事でも紹介していきているように、南アフリカのロックダウンに伴い、首都プレトリアで軟禁生活を送って来ましたが、先日ようやく帰国しました。今は2週間の自己隔離中です。
南アでの軟禁生活はなんと、75日にも及びました、、
そう聞いて、「え!大変!」と思うかもしれません。ただ、僕のブログを読んでいて下さった方はご存知のように、ありがたいことに、本当に楽しい生活を送っていました。「戻りたい」と思うほど。
恵まれた環境だった、、感謝しかありません。
ということで、この記事では南アフリカのロックダウン中の宿について紹介します。
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南アフリカ軟禁:現在までの経緯

現在、南アフリカの首都、プレトリアで軟禁生活を行なっています。それまでの経緯を簡単に記載しておきます。
- 3/14 ナミビアから陸路で南ア入国
- 3/18 レンタカー旅に出発
- 3/23 南ア内にあるレソト王国に入国直後、南アのロックダウン(3/27-)発表
- 3/24 レソト出国。南アの玄関口、ヨハネスブルグへ急行
- 3/26 フライトが無断でキャンセルされていた。0時を回り、ロックダウン開始
- 3/27 大使館紹介のプレトリアの宿に移動。軟禁生活開始
- 4/10 ロックダウンの2週間延長を発表
- 4/11 チャーター便運航の連絡
- 4/24 チャーター便運航
- 5/1 ロックダウン段階的解除開始(レベル4へ)
- 5/4 カタール航空の臨時便(ヨハネスブルグ発)運航発表
- 5/23 6月初旬のカタール便を購入
- 6/1 レベル3へ移行
- 6/3 6/6以降のカタール便全キャンセル
- 6/9 今ここ
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ロックダウン中の宿

ロックダウン中に滞在していた宿は、南アフリカの首都プレトリアの中心地、比較的治安の良い地区にあるゲストハウスでした。

こんな感じでめちゃめちゃ居心地が良い。庭との仕切りがないので、開放感抜群です。いつも、ここでブログを書いたり、ご飯を食べたり、みんなでくつろいだりしていました。

プールも、広い庭もあります。ずっと家にいることになるので、エクササイズも欠かせない。最高の環境です。

しかも、この広い環境下に、滞在者は僕だけでした。ロックダウンなので。

最初の1ヶ月は、僕と一緒にアフリカを旅していたレイナちゃん、マイちゃん、そして同じく南アにいた、トモヒロ君の4人で滞在していましたが、彼らは4月末のチャーター機で帰国し、その後の1ヶ月半は、一人でした。

朝食も付いている。トースト、シリアル、フルーツ、ヨーグルトが食べ放題です。
僕の部屋

僕の部屋は、ファミリールームで、最大5人泊まることができる大きな部屋。そこを一人で使っていました、、まず、部屋に入ると、写真のような部屋があって、奥にキッチンとシャワールームが。

キッチンはこんな感じ。使い勝手も良い。宿のキッチンをいつも使っていたので、ほとんど使うことはありませんでしたが、ちょっと小腹が空いた時などにとても便利でした。

奥にはトイレとシャワーもあります。最高、、

そしてここがベッドルーム。ダブルベッドが二つあります。デフォルトでは、ダブルベッドが部屋の両端に別れて置いてあったのですが、トモヒロ君が帰国した後に、模様替えをして、写真のようにダブルを繋げました。

そうすることで、窓側にスペースが生まれて、そこに机と椅子を置くことができた。寒い時や、夜はここでブログを書いたり、仕事をしていました。窓から差し込む太陽が最高です。もちろん、WiFiもサクサク。
この最高の環境で、1泊1300円程でした、、夕食も毎日食べさせてもらってです、、有難い、、
オーナーファミリーが最高

レイナちゃん、マイちゃん、トモヒロ君が帰国した後は一人になってしまったのですが、ちょうどその直後に、オーナーファミリーが家に戻ってきました。それまでは、オーナーのフランソワしかいなかった。
このファミリーが僕を暖かく迎えてくれて、ご飯もいつも誘ってくれました、、本当に感謝しかない。彼らがいなければ、間違いなく心が折れていたはずです。もっと早く帰国しようとなっていたかも。
彼らがいたから、毎日が本当に楽しかった。

まずはオーナーのフランソワ。彼には、ロックダウンが始まった日からお世話になった。親日家で、常に僕らのことを気にかけてくれました。

そして奥さんのマリンダ。彼女も本当に優しい。理想のお母さんです。
最終的には、日本帰国の際のフライトのお金を、眉一つ動かさずに、快く建て替えてくれた。というのも、南ア航空が、南アの銀行からの振り込みしか受け付けてくれなかったから。
それがなければ、今日本に帰ってくることはできていませんでした。

そして長男のアルマン。まだ14歳ということもあって、子供らしい可愛い面もあるのですが、しっかり者。

多才で、ドラムを叩いたり、

ピアノを弾いたり。僕もたまにジブリソングを弾いていたのですが、初心者なのでメロディーしか弾けない(片手弾き)。そうすると、スッと横に座ってきて、伴奏を弾いてくれる。

そして長女ミシカ。いつも笑顔を絶やさない可愛い女の子。毎日、僕のフライトの状況などを気にしてくれていた。「鶏肉は野菜だよ」と、本気で言っていたところが可愛かった。笑

そしてルーベン。彼はドイツからの留学生。僕と同じくロックダウンで帰れなくなってしまった。彼は二人よりも少し年上ということもあり、かなりのしっかり者。正直、僕よりも大人です。16歳とは思えない。
ルーベンは部屋が隣なこともあって、いつも一緒に話していました。彼がいたことが本当に大きかった。有難う。

ヴァイオリンを弾く多才ぶり。

そして、もちろんこの二人も、グレースとジョセフ。かなりでかいですが、めちゃめちゃフレンドリーで可愛い。あと、少し臭い。

後はファミリーと入れ違いで、ジンバブエに帰国してしまったのですが、途中まで、お手伝いさんファミリーもいました。赤ちゃんのビンセントが本当に可愛かった。
楽しすぎる毎日

とにかく、みんなで一緒に過ごした時間が楽しかった。一緒に料理をしたり、BBQをしたり、トランプをしたり、テレビを見たり、買い物に行ったり、、

特にルーベンの料理と、マリンダの料理が最高に美味しかった。写真はルーベン特製のドイツの家庭料理。これを16歳が作るんですよ、、

本当に美味しかった。

マリンダの南ア家庭料理も最高です。


また食べたい、、

そして、この日はみんなで餃子作り。皮から作りました。

可愛らしい餃子の完成!

これまた絶品でした!
そして別れの時

そして別れの時が。この日は、フランソワはケープタウンに出張で、残念ながら不在、、

感謝の気持ちを込めて、5人分の名前を感じで書きました。旅の中でお世話になった人にはよくやっていたのですが、アフリカでは初めて。久しぶりに引っ張り出してきました。

みんな、必死に漢字の意味をメモにとったり、気に入ってくれて嬉しかった。

良い別れをでした。最後、マリンダが泣いていたのが嬉しかった。軽く、もらい泣きしてしまいました。本当に良いファミリーに巡り逢えて幸せでした。
お願い

ペルーでお世話になったベネズエラ人女性Anaが、スペインで心臓の治療をするために募金を募っています。
彼女には、去年の4月、ペルーのワラス(Huaraz)というトレッキングの有名な町のゲストハウスで会いました。ゲストハウスのフロントで働く彼女は、とても気さくでユニークで、珍しい日本人のゲストの僕に、興味津々に日本のことを聞いていました。
富士山の写真をGoogleから引っ張り出してきて、「いつかこれを見たいんだ」と。

彼女はベネズエラの危機によって、故郷を出ることを余儀なくされ、辿り着いたペルーでも必要な治療を受けることができていません。それどころか、これまで処方されていた薬すら受け取ることができなくなってしまった。
僕たちは、家族が重大な病気にかかった時、おそらく一番最初にお金の心配はしない。まずは、身体の心配をします。でも、生まれる国が違っただけで、治療を諦めなければいけない人達がいる。自分の国に帰れず、見知らぬ国でまともな治療も受けられず、たらい回しに合わなくてはいけない人達がいる。
5ユーロ(600円)から募金できます。たったの5ユーロ。読んでもらえると嬉しいです。下↓の「Donate now」じゃない部分をクリックすると、詳細を見れます。(「Donate now」をクリックすると、直接募金画面へ)
まとめ

ということで、南アフリカのロックダウン中の宿についてでした!
「南アから出れない」そう聞いた時の不安感を今でも覚えています。本当に怖かったし、どうなるんだと不安で仕方なかった。誰がこんなに幸せな毎日を予測していましたか?
人生って本当に何が起きるかわからない。不謹慎な言い方ですが、コロナがなければ、ロックダウンがなければ、僕が彼らと出会うことも、一緒に生活することも絶対になかった。
彼らとの出会いは、僕の3年間の旅の中でも、かなり大きなものになっている。一生の出会いだと思っています。彼らも、いつか日本に来ると約束してくれた。僕も、落ち着いたらまた南アへ行きたいと思っている。
日々の生活の中で、毎日のように辛いことや、悩みは沢山あるけど、その中で嬉しいことや、楽しいことを見つけることは簡単です。目を開いて、周りを見るだけ。
全てのことに感謝します。
See you!
Always think easy, go easy.